ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

「やる気のある方」のご協力求む


翻訳に関して伸び悩んでおられる方を、目にすることが、あります。

 

とても良い翻訳者なのに、悩んでおられる。

 

本当に素晴らしい翻訳者で、もっと、もっと、良い英文を書く力をお持ちなのに、なぜかその先の一段階へと、進むことができず、伸び悩んでおられる(ように見える)。

 

それも比較的長い間、「その先への一歩(大幅な一段階)」を登ることを、されていない・・・。

 

個人的には、なぜだろう、と不思議に思っていました。絶対に出来る実力をお持ちなのに、なぜ・・・と。

 

しかし最近、少しずつ、「わけ」が分かってきました。

 

「世の中の仕組み(?)」が分かってきた、というか・・・。

 

また同時に、何事も自分の尺度で計ってはいけない、ということも、分かってきたのですが・・・。

 

 

そう、「先に進めない」という方は、ご自分の意志で、先へ進むことを、止めておられるようなのです。

 

 

「躊躇してしまう」

「自分には出来ないと思ってしまう」

「また、優先事項がそこにはなく、人生において、別のことを優先しておられる」

 

 

「そういうこと・・・」、と、今さらながら、理解をしました。

 

「出来ない」「難しい」という方は、本当に「したい」とは思っておられない、という場合があるということが、今さらながら、分かってきました。

(なお、「したい」と思っていないことをしなければいけないのは、誰にとっても苦痛なものですから、それを求めることは、いけないとも理解しています。)

 

 

私は「種(species)」の勉強をしたことがありませんが、「人」という「種類(species)」は、所詮「人」なのです。

 

他の動物のように「優れた耳」を持つこともできないし、他の動物のように「早い足」をも持つことも、できない。

 

限りある「誤差範囲」の中で、互いに背を比べ、互いに能力を競い合う。

 

その中で、ある部分に優れた能力を発揮する人がいたり、他の人はまた違う能力を発揮したり・・・。

 

つまりその「誤差範囲」の中での能力を、ある特定の分野で、(まるで誤差範囲を超えるかと思えるように)発揮する人は、やはり本気で、そのことを欲し、そのことに「心を向けて」いるのでしょう。

 

そしてその「心を向ける」内容が、たまたま(または本人の意志により)「仕事」と一致すれば、「仕事」は一日のうちで多くの時間を占めるために、どんどんそれが、上手になる・・・。

 

どんどん出来るようになり、そしてその分野で、exponentiallyな成果を上げるのでしょう・・・。

 

 

さて、本題です。

特許翻訳に「心」が向いている人、もしいらっしゃれば、弊社にご協力を、いただけませんか。

 

工業英検2級以上を持っている人が好ましいのですが、応募時のご実力は、特には問いません。

一日数時間の不定期アルバイトから、じっくり腰を据えた翻訳、まで、色々な形態が考えられます。

 

最終目標を「日英特許翻訳」および「英英リライタ」としていただき、個人のご事情やご実力に応じて、翻訳から他の色々な業務(資料の収集や図面の処理やファイル整理など)まで、色々な可能性があります。(どのようにしていただきたいかは、丁寧に、お伝えいたします。)

 

特許翻訳に「心」が決まっている方で、もし弊社に協力したいと思ってくださる方がいらっしゃれば、是非に、ご連絡をいただきたいです。

 

http://www.u-english.co.jp/recruit/に掲載していますメールアドレスに、まずはご連絡をください。

募集要項には色々書いていますが、まずは気軽にメールをいただければと思います。

またご希望の条件と勤務形態も、メール本文内にお書きください。

のびやかな心—特許翻訳


特許翻訳をするときに、最近大切だと感じること、それは、

 

「のびやかな心」を持つこと

 

です。

 

 

****

あの表現は絶対にダメ。

ここは定型文と違う・・・。

先の案件ではこの単語を使ったのに、今回の案件で微妙に違うのは絶対にダメ。

MPEPの記載と少しでも一致していないところは、必ず修正する・・・。

****

 

 

丁寧に翻訳をしようとすればするほど、色々なことに「頭が硬く」なってしまいがちです。

 

そんなとき、もっと「のびやか」に、この特許文書の目的は何か、という大きな視点で、考えてみることが、大切だと感じています。

 

「特許翻訳とはこうあるべき」や「特許翻訳の決まりは・・・」という視点を少しよそにおき、次のように、視点を切りかえます。

 

発明家(現在は多くの場合、企業様なのですけれど)が、自らの発明に対して特許を取りたい。日本だけでなく、外国でも保護を得たい。

 

確実に決まったフォーマットがあるわけではないが、審査便覧に推奨される形で、不備無く、外国向けの出願明細書を作りたい。

 

それをお手伝いするのが、翻訳者の仕事。

 

和文明細書に書いてある内容を正しく理解し、それを審査官に正しく伝える英語で記載すること。

そして願わくは、英文明細書の出願先のフォーマット、出願国のプラクティスに沿った形に仕上げること。

 

和文が意図していた権利範囲での特許を円滑に取得できること。

 

取得できた特許が無事に役割を果たせること。(特許が無効化されたり、権利行使できなかったり、といったことを、悪い英語が助長してしまわないこと。)

 

案件間の整合も、もちろん翻訳者として大切ですが、しかし、案件1件1件が審査され、特許になるのです。そのことを考えると、過去に訳した案件に縛られすぎるのが好ましいわけでは、ありません。

それよりも、今、目の前にある案件に向き合い、その内容に対して、どのような英語表現がベストか、を考えることが大切と感じることがあります。

 

 

MPEP(米国特許審査便覧)の記載も、もちろん、重要です。

 

かくいう私も、MPEPにFaber(クレームドラフティングの書籍)を読み込み、それをふんだんに引用した書籍(外国出願のための特許翻訳英文作成教本)を書きましたので、かなり「細かいこと」にこだわっていた時期もありました。

 

そのことは継続をしながら、しかし今は、より「のびやかな心」を持って、お客様にとって本当の意味で「助かる」と思っていただける翻訳者になりたいと、思っています。

 

そしてもちろん、日本の企業様の大切な技術を「守れる」特許の取得を目指した、明細書翻訳をしたいと思っています。

 

なかなか難しいのですが、精進してまいります。

 

また最近、あらためて、日本の企業様の技術に、尊敬の念をいだきながら、翻訳させていただいています。

記載されている技術へ、そして出願人様へと、「愛」が高まります。

 

このような翻訳を弊社で担当させていただけますことに、感謝しています。

お花をいただきました


会議室の窓から見える桜の花がすっかり散ってしまい、殺風景に戻ってしまった事務所・・・。

 

 

 

そこへ、お打ち合わせに来てくださったお客様が、お花をお持ちくださいました。

 

 

とてもキレイ!

 

花束を手にするなんて、ほんとうに久しぶりだったので、とても、嬉しかったです。

 

弊社が創立3周年ということで、くださったそうです。

 

新しいお客さまからの、サプライズ、でした。

 

 

 

そしてうれしがって、写真を、とりました。

 

 

 

いつも支えてくれる、事務局スタッフも。

 

 

 

 

 

素敵な香りに、しばし心が解放されました。

 

 

 

さてさて、良いお仕事ができるように、努力します。

なんとかお客様の役に立つことができるよう、頑張ります。

お運びくださいまして、ありがとうございました。

 

 

別件ですが、今年は個人的に、日本の技術文書の品質向上に尽力されたある方の想いを、引き継ぎたいと考えています。

 

現在の一連の仕事に目処が立ったら、日本企業様の技術文書の英語に関して、お役に立つことができないかと、急ぎ取り組みをはじめたいと考えています。

ラジオの一日でした

ラジオ番組にお邪魔をしてきました。拙著「会話もメールも英語は3語で伝わります」をご紹介くださるとのことでした。

 

AM放送とFM放送、という雰囲気の違う2つの番組でしたが、「音声」だけで、コミュニケーションを取る「ラジオ」という媒体は、ますます秒刻みに「テキパキ」進行なさっていて、興味深かったです。

「厳しさ」と「愛」の両方を感じる皆さまのお仕事ぶりが、勉強になりました。

 

●AM放送のほうでは、10分という生放送の枠の中で、司会の方が、とても上手に進行してくださいました。ありがとうございました。

(高嶋ひでたけのあさラジ)

 

 

●FM放送のほうは、「英語を勉強したい」という女優さんにお声がけいただき、お呼びいただいたようです。とても美しい、素敵な方でした。

 

私はその方の「声」に魅了され、

 

I like your beautiful voice!

① ②      ③

 

Everyone loves your voice!

①              ②        ③

 

Your voice attracts listeners.

①                 ②           ③

 

といった「3語の英語(3つの要素=主語・動詞・目的語 を並べる英語)」ができあがりました。

 

「3語の英語」は動詞が決め手です。

 

 

こちらは4月15日(土)の朝9時から放送のようです。

東京方面の方がいらっしゃったら、女優さんの「美しい声」を、是非に、お聞きいただければと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

Morning Cruisin’

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3周年に感謝しています


株式会社ユー・イングリッシュとして法人化をして、4月2日で、3年が経ちました。

 

業務に日々邁進できていることに、感謝しています。

 

個人フリーランス時代からの大切なお客様、そして法人化したら是非にご一緒したいと願っていたお客様、さらには同じ方向へ一緒に向かわせていただける新しいお客様・・・、という素晴らしいご縁に恵まれながら、スタッフ共々、業務に毎日邁進させていただけていますことに、心より、感謝しています。

 

「3年」といえば、「石の上にも3年」、という言葉があります。

しかし私は、「何ごとも10年」、と思っています。

 

「続けたい」と思うことは、10年続けてみると、次の段階へと進めるような気がしています。

 

翻訳業も、10年たったとき、やっと、少しだけ、できるようになったと感じました。

 

そしてフリーランスとして開業から10年たったときには、「大丈夫、何があっても、乗り越えられる」、という妙な自信がついていました。また特許翻訳を一生続ける覚悟もできていて、自然に法人化するに至りました。

 

講師業は、もともと人前で話すことが全くできなかった私。声も出ないし、緊張するし、本当に、ダメでした(準備と闇練で乗り切っていました)。しかし10年たったとき、「講師らしい」とか「緊張しないのですね」と言われることがあり驚きました。

 

All things are difficult before they are easy. (Thomas Fullerの名言)は、本当です。

 

 

さて一方で、続けたいと思えない類のことはどうするか。

若い頃には、それでも「石の上にも3年」と思って続けることがありました。

しかし今は、3年どころか、ザクザクその場でも、削っていきます。

 

まるで「英文リライト(難解な直訳英語を、シンプル英語に直すこと)」、のような明快さで、ザクザクその場で、苦手なこと、無理をしていること、自分の信念に沿いにくいこと、を削っていきます。

 

すると、リライト後の英文と同じように、驚くほど、すっきりとした、生身の自分、が現れます。

 

「両立ならぬ、多立、欲張りになろう!」

ということを、前著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」に書いていましたが、大切なことは、一つもあきらめず、多少無理があっても、多立する。そのための時間と労力の捻出には、上のような「切り捨て」が必須です。

 

誰かの言葉の受け売りですが、「人は、Noと言いにくいときがある。しかし、Noと言えずにYesと返事をしてしまうことで、同時に多くの大切なことに対してNoと言っていることになる」、これを意識すると、Noと言うことへの罪悪感が減ります。

 

さて、ユー・イングリッシュのこれから。

 

大切なことを、欲張りに「多立」しながら、邁進してまいります。

そして大切なお客様のお役に立てるよう、努力してまいります。

お客様と、共に歩み、成長をしたいと思っています。

どうかよろしくお願いいたします。

 

 

さて、3年の次は、節目はきっと、10年です。

 

走り抜けたその先に、もし10周年があったとしたら、その時に歩みを振り返り、日本という国にとって役に立つこと、これからの若い人たちにとって役に立つことを、会社として一つでも、出来ていたと思えますように・・・。(ちなみに米国オバマ政権の英語は、Yes, we can! にはじまり、Yes, we did.でスピーチを締めくくられました。「考え」をあらわす助動詞と「過去の報告・振り返り」を表す時制を「パラレル(並列主義)」に使った、きれいな英語。)

 

 

普段あまり「先」を見ませんが、今日はそんなことを思いながら、記念日に、感謝をしていました。

3月も もうすぐ終わり—新たな年へ


3月は、毎年、毎年、待ち遠しい月です。

長い冬が空け、必ず暖かい風が吹き始めるためです。

「ああ、今年も無事に乗り越えることができた」、そんな風に感謝の気持ちで一杯になるとともに、また一年頑張ろう、と決意を新たにする月でもあります。

 

弊社の決算は3月ではありませんので、決算期独特の忙しさは、ありません。

落ち着いた気持ちで、新しい年へと、備えられる月でもあります。

 

さてここ数年は、1月に大学関係のレギュラー授業を終了したあと、2月と3月は、集中講義や単発の講演などを担当させていただくことが多くなっていました。

今年も、いくつかの大学様や高専様へ、お邪魔してきました。

 

特に今年は、教員の方々向けの論文英語の講義も担当をしましたので、講義を通して、新たな気づきが多くありましたことに、感謝しています。

 

3月の講義はあと一回で、終わりです。教員の方々のお役に立てるよう、努力します。

 

さて、一つの大学様にて、講義の様子をご紹介してくださいましたので、ここに掲載いたします。

 

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英語論文セミナー(第2回目)を開催しました!2017.03.15

 

英語論文セミナー第2回目を開催しました。

11月30日(水)に開始した第1回目の英語論文セミナー

が好評でしたので、2月28日(火)に第2回目「論文執筆のための技術英語~基礎から実践まで~」を開催しました。

 

講師は前回と同様に中山裕木子先生をお招きし、鳥取地区と米子地区あわせて約40名が参加しました。

今回はセミナーを前半と後半に分け、英語論文執筆における技術を基礎から実践までじっくりと教えていただきました。

演習を取り入れながら、その場でどんどんリライトされていくセミナーは、活気にあふれ、参加者からも『実践形式がよかった』、『密度の高い講義で、具体例が多く参考になった』などの声が寄せられ大変好評でした。

 

第2回セミナーの様子:

http://www.sankaku.tottori-u.ac.jp/worksblog/5097.html

 

開催要項(第2回):

http://www.sankaku.tottori-u.ac.jp/wp-content/uploads/sites/5/2017/01/f7ac5b22ae41f53d02f63f7ac529dcc0.jpg

 

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第1回の様子はこちら↓

http://www.sankaku.tottori-u.ac.jp/worksblog/4871.html

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お呼び下さった大学様、誠に、ありがとうございました。

一つでも、ご受講者にとってお役に立てる情報をご提供できていたことを、切に願っています。

 

 

(しかし、いつも内容を詰め込んでしまうのは、私の悪い癖です。お忙しい研究者の方々に、少しでも効率的に時間を使って学んでいただきたい、と思うあまり、資料の量、演習の量、そして説明の量も、いつも膨大になってしまいます。これは今回も、深く反省すべき点でした。今後の課題としてまいります。)

和文作成者の気持ち-特許翻訳より


発明について記載する「特許明細書」の日本語には、一読すると理解しづらいような表現が多く出てくることがあります。

 

それも、明細書によって、書いている人によって、表現が異なり、この明細書作成者は●●という表現が頻出する、この作成者は、△△という表現を好むようだ、そして同じ表現であっても、異なる明細書中では大きく違うことを意味している、といったこともあります。

 

これについて、拙著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」では、和文作成者に寄り添い、その人の「癖」をも理解することが大切、といったことを、書きました。

 

今回英訳担当していました特許明細書で、和文作成者の気持ちが読めない箇所が、最後まで、数点、残っていました。

 

この日本語を、この内容に使っている意図は・・・、と疑問に思いながら、全体のリライトを、重ねてきました。

 

個人的に、私はリライトに、かなりの回数を重ねます。

 

その中で、完全に納得出来ていない表現であっても、なんとか誤りだけは避けられると思われる英語に訳すことが出来るのですが、それでもなお、和文作成者の気持ちが、理解しづらいという箇所が最終段階の直前まで残ってしまう、という時が、まれにあるのです。

 

今回も、最終段階のリライトの直前まで分からないことがありました。

しかし、直前で、ようやく、分かりました。

 

「●●」とは、こういう感じの時に、この方が使われる言葉だったんだ・・・。

 

今回はもう、「ひらめき」といった感覚でした。

 

明細書翻訳では、言葉の端々を、よくよく、吟味する必要があると思っています。

 

問題となる表現(分かりにくいと思う表現)の箇所だけではなく、別の箇所の日本語も合わせて、その和文作成者の「思考」を理解するために、吟味する必要があります。

 

同じ案件の「和文」と「英文」に何度も向き合っていると、それを書いた人が、どのような日本語の癖を持っている人か、ということが、徐々に、分かってきます。

 

そして最終段階、やっとのことで、疑問だった色々な部分が即座につながり、すっきりとした状態で、英文の最終リライトへと、すすめるということがあります。

 

ある程度の経験則が理解を進めてくれる場合でも、しかしいつまでも、このような「リライト」の過程が、私には、必要です。

 

特許翻訳をはじめて15年以上がたった今も、この過程を短縮することが、できていません。

 

自分の「内容理解力」がすごく遅いのか、それとも、担当する和文の構成がたまたま難しいのか、分かりません。

 

しかし大切なことは、自分の弱点を認め、補強して、翻訳過程の途中で、必ず、「挽回」を図ること。

 

そして多くの場合、リライトに長い時間を割くことができれば、「挽回」が可能になると考えます。

そのためには、他の段階での基礎がおろそかにならないように、仕事をできる限り早く的確にできるようになっておくことは、日英特許翻訳者にとって、大切だと思っています。

 

さて、今回も大切なお客様の案件を納めることが出来て、安堵しました。

 

ご依頼くださったことに、感謝しています。

書籍への想い(3語の英語)


さて、「世界一受けたい授業」に先週出演をしましたので、もう少しだけ、拙著『会話もメールも 英語は3語で伝わります』について、書いてみたいと思います。

 

 

拙著『会話もメールも 英語は3語で伝わります』は、東京でのオリンピック開催が決まったことをきっかけに、そのアイディアの元を、思いつきました。

 

2020年の東京オリンピック、が決まった2013年を振り返ると、私個人は「7年先の自分」というのが、全く、描けませんでした。

 

その理由は拙著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」の執筆まっただ中でして、特許翻訳者としての歩みをまとめ、かなり心を入れ込んで作っていましたので、そのときは、今にも自分が消えてしまいそうな精神・身体の状態でした。「7年先? そんな先、全くわからない。明日だってわからないから。」と思っていました。

 

しかしその後 執筆が終わり、長い闇があけて安定を取り戻しました時、クリアになった頭で考えました。

そして、「東京オリンピックか・・・」、日本国民として、自分にも何かできることがないか・・・、と考えるにいたりました。

 

そこで頭に浮かんだことは、「シンプルイングリッシュ」のアイディアを広める、ということでした。

 

私の英語を変え、私の仕事を変え、私の人生を変えた「テクニカルライティング(=シンプルイングリッシュ)」は、日本のみなさんの英語を「短時間で一気に」変える、という力を持っているのではないか、と思ったわけです。

 

これまで、理系の研究者(大学の先生や大学院生、学部生)、そして特許関係の方々、また技術翻訳者の方々を対象として、「シンプルイングリッシュ」を伝えてきました。

特許の書籍が終われば次はすぐに論文関係に着手する・・・、と考えていたのですが、そこに「Simple English for Everyone」というこれまでと少し異なる取り組みを、挟むことを考えました。

 

私自身がシンプルイングリッシュに救われたため、広く一般の人々、ビジネスパーソン、また若い世代(中高生・大学生)にも、シンプルイングリッシュについて知っていただくことにより、英語の苦手度が減ったり、英語を使いやすくなったりするのではないか、と考えたためです。

 

また、大学で講義をする中で、ここ最近の若い人たちを見ていると、確実に、着実に、英語力が上がってきています。1年前にブログを書いていたときも、そのことを強く、感じていました。( http://www.u-english.co.jp/blog/?m=201601

 

英語に触れることが日常多くなってきた環境のため、また彼らの積極性が増してきたため、でもあるでしょう。

そんなタイミングでの、あと「一押し」がとても重要とも、考えたのです。

 

まずは次のスピーチを、公の場で、行ってみました。

 

Simple English for Everyone

TEDx Yukiko Nakayama 2015

 

 

聞いてくださっていた私立中高の先生が、海外に留学予定の自分たちの生徒にシンプルイングリッシュを伝えたい、と熱くおっしゃってくださったことが、嬉しかったです。ネイティブの先生で、「日本の英語教育を変えたい」とおっしゃっていました。

 

その後、TEDxトークでのアイディアを引き継ぎつつ、より包括的に英文法を含めて、シンプルイングリッシュについて平易に知ることができるような書籍を作りたいと思いました結果、『会話もメールも 英語は3語で伝わります』が誕生しました。

 

拙著で「3語の英語」に焦点を当てることになったのは、シンプルイングリッシュ(テクニカルライティング)の中で最も大切なエッセンス、そして私自身も、過去に最もインパクトを受けたエッセンスが、「誰かが 何かを する」という「SVO」だったからです。

 

日本人の英語基礎力は、学校教育のために、皆が一定の、良いレベルにあると思います。

その英語力を、 「3語の英語」を切り口にして、一気に、実際に使えるものへと、変えていってもらえるといいな、というような願いを込めて、書きました。

(なお、拙著でもコラムに書いていますが、実際には、SVOを中心としながら、SV, SVC, SVOの3つを使うことができます。)

 

 

さて、2020年の頃、シンプルに伝わる英語で世界の方々を迎えられる日本になっていることの一助となれば、幸いです。

(あと3年。私ももう少し、頑張るつもりです。急がなければ・・・。)

 

拙著を皆さまのお手にとっていただいていますことに、心より感謝しています。

「3語の英語」のご縁


拙著「英語は3語で伝わります」は引き続き、色々なご縁をもたらしてくれています。

 

少しテレビに出ることになりまして、先日撮影に行ってきました。

 

個人的には、日常ほとんどテレビを見ない私。。。

芸能人にも疎く、バラエティ番組でしたので、「大丈夫か私?!」と思ったのですが、到来する新しい類の仕事を何でも断らずに15年やってきた自分が、自分を後押しして、せっかくの機会ですので、出させていただくことにしました。

 

そしてテレビ番組のスタッフさん、という方々に、お会いする機会を得ました。

 

全然違う分野で働いている方々の仕事を見るというのは、興味深いものです。

 

一カ月ほどやりとりさせていただきまして、寝る間をおしんで仕事をしている人たち、文字通り「走り回り」、楽しい番組を提供するために大きな組織の中で頑張る人たちと、交流させていただくことができて、興味深い経験でした。

 

好きなことを仕事にするということで、人は輝くのですね。(子供の頃からテレビ大好き というスタッフさん達でした。)

You work hard.(大変ですね。)

We enjoy this!(楽しんでいますから。)

という感じが、仕事中ずっと、伝わってきていました。

 

 

そして撮影当日の芸能人の方々。。。

頭が切れる、スピード感満載、声が通る、女性はとにかく美しい。

このような場に生き残ってこられた方々を目にし、素直に、尊敬の念を抱きました。

 

 

さてそんな皆さまから元気をいただきまして、私の「3語英語」にまつわることは、これで一旦終わり!

 

 

私は私の道を、また歩みはじめています。

「ユー・イングリッシュ」として良い仕事をご提供できるよう、一層、努力してまいります。

 

具体的には、日本の英語技術文書・特許文書の品質改善のお手伝いができるよう、そして理系研究者の方々の英語論文執筆のお手伝いができるよう、取り組みを各種はじめています。

 

ありがとうございました。
******

 

 

 

 

さて番組は、「英語に親しみを!」という観点から作成されています。

ユー・イングリッシュのテクニカル英語(特許・論文)とは異なる分野のものとなりますが、ご覧いただける方がいらっしゃいます場合には、どうかよろしくお願いいたします。↓

 

 

日本テレビ『世界一受けたい授業 スペシャル』

2月25日(土)午後7時より放送

私  中山 裕木子 は、1時限目「英語」 の先生役をさせていただきます。

今期もよく頑張ったね!学生達!


理系学生への継続的な授業が今期も終了しました。

 

1年間、または2年間、見てきた学生達が、巣立っていく姿には、感慨深いものがあります。

 

個人的には、「いつまで教壇に立てるか?」また、「いつまで教壇に立つべきか?」と考えながら、大学での講師業を続けてきました。

 

学生が何を求めているかが分からなくなったり、学生の心が分からなくなったり、また学生に寄り添えなくなったら、私は教壇に立つのをやめよう、と心に決めて、20代後半より、大学での講師業を始めました。

 

そのときは、30代で終わりかも、などと考えていました。

理由は、自分が習った年配の先生達の授業が、何か「独りよがり」で、学生の求めていることを考えていない、と感じていたことがあるためです。

こんなこと、何の役に立つのだろう?なんて思いながら、シェイクスピアを読んだり、または何かアメリカの映画やドラマを見たり、またはよく分からない子供のゲームをしてコミュニケーションを取る英語の授業だったり・・・。

 

しかし今は、学生のためになる授業が、強く求められていると思います。

 

そして私自身は、当初の予定を超えても教壇に立っていますが、もう少し、もう少しだけ、学生達と、一緒にいたいと思っています。

年を重ねることは悪いことばかりではなく、年を重ねて分かること、を生かしながら、今授業を組み立てているためです。

 

さて、今期も、確実なライティング力、つまり英語の組み立て力に基づく、英語での発信力、に焦点を当てて、授業を行いました。

 

しっかりと、シンプルな英語を組み立てる力、がつけば、それを元に、書くことも、話すことも、出来るようになる、と考えています。

彼らは伝えたいこと、伝えるべきことを持っている。それを確実に、しっかりと自信をもって、伝えられる英語を学ぶこと・・・。

 

基礎を押さえ、繰り返し、書く練習をしました。

 

英語で自在に書くことが出来るようになったら、最後は、自分で選んだ技術テーマについて、書く、そして、話す・・。

 

迎えた最後の英語プレゼン大会・・・。

 

それぞれが個性的で、とても素晴らしい、プレゼンテーションでした。

2017presentation

 

学生同士が、お互いの成長を確認しあえる、良い機会になったと思います。

 

 

授業は、ただ受けるだけの受動的なものでは、いけないとも思います。

 

また逆に、学生に働かせるだけの授業も、それもいけないです。

 

講師もしっかりと働き、学生も、それに応えて、働いてもらう・・・。

 

そして学生に働いてもらうと、各学生の、思わぬ素敵な一面を、見ることができます。

 

それぞれが、本当に個性的で、素晴らしい、「人」、です。

 

みんな、今期もよく頑張ったね!

本当に、素晴らしい!

 

「英語、頑張った」、という自信が、これからのみんなを、必ず、後押し、してくれますよ。

 

少々暑苦しいのですが、私が「英語の授業」という媒体を通じて伝えたいこと、身につけて欲しいと思っていることは、みんなの「生き抜く力」、でもあります。

 

ですから出来るだけ、みんなの「元気が出る」授業を心がけたいと思っています。

 

 

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