ユー・イングリッシュ

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JSTC特許英語講座です


今日は久しぶりに、JSTC特許英語講座(東京)です。

 

公益社団法人 日本工業英語協会(JSTC)の専任講師になって、10年以上が経っています。当時何もできない私に講義の機会をくださった協会の担当者様には、いくら感謝をしても、感謝しきれません。

 

初めてのセミナーでは、いくつもの苦い思い出があります。受講者の質問に答えられなかったり、必要以上に緊張してしまったり。猛烈な闇練で、なんとか克服しました。

その後も、失敗を繰り返しながら、苦戦しましたが、なんとか、「講師」を続けてくることができました。

 

そして、東京での特許英語のセミナーを、毎年担当させていただくようになりました。1年に複数回、多い時は1年に5回など、講義に行っていたと記憶しています。セミナーに向けて、毎回入念に、準備をしていました。

 

その準備は、正直結構な大変さだったのですけれど、私のイメージは、大変さを感じさせず、手際よくどんどん情報を出していくセミナー、でした。難しい内容であったとしても、楽しく、かつ好ましくは爽やかに、そして時には熱い想いを裏に持ちながら、限られた時間に詰め込んだ内容を受講者にご提供したい、と思いながら行ってきました。

 

そんなことを行っていたら、特許英語は、一冊の、書籍になりました。

「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」の元となったのは、やはりJSTCセミナーだったように思います。

 

そんな特許英語のセミナー、日々切磋琢磨される受講者のレベルは、時と共に、どんどん、上がって行きました。受講者はもはや私から学んでいただくことは無い・・・と思うのですが、それでもリピートしてくださるので、毎回、何をご提供すれば良いか、ここ最近は、悩むことも多くなっていました。

新しくご参加くださる受講者と、リピートくださる受講者の両方の役に立つ内容、というのがあるのか、と悩むことも多くなっていました。

 

さて、今年は、特許英語セミナーをはじめた頃のような内容とスタイルを意識しながら、そして気持ち新たにして、心を込めて、セミナーを作りました。受講者の方々に少しでも役立てる内容になっていることを願っています。

 

あこがれながら通ってきた、クールな東京・・・。

これまでありがとう、東京セミナー。

 

時制について:現在形と未来のwillの違い


担当しています「技術英語」のセミナーで、助動詞について、話していました。

助動詞は、書き手の「考え」を伝えるもの。

その「考え」は、the degree of obligation(義務の度合い)を伝えたり、the degree of probability(起こりうる確率)を伝えたりする、ということをお話していました。

 

加えて、助動詞willは、the degree of probability(起こりうる確率)の中でも最高の類。

willは名詞で「意思」という意味ですから、助動詞willが読み手が伝える「考え」としては、「起こりうる確率」が最高の類、つまり事実を言い切る現在形に、限りなく近い「起こりうる確率」を表します。

 

このような助動詞willの説明ののちに、「時制」について、お話をする機会がありました。

 

ハイレベル英語ライターの方々への「時制」のポイントは、意外と理解しにくい「現在形」、です。

 

現在形は、最もよく使う時制ですが、結構、奥が深いです。

 

現在形には、「時間の概念が無い」という考え方ができます。

 

つまり、現在形は、「普遍的事実」を表す際に使うことができます。

そしてその「普遍的事実」とは、例えば「地球は丸い」や「宇宙は広い」などといった事実だけではなく、「私は英語を教えている」や「私はX社に勤めている」といった事実のことも指します。

 

「時制」を選ぶ時、「普遍的事実かそうでないかを見分けるのが、難しい」という受講生のご意見がありました。

したがって、次のように考えてはいかがでしょうか、とご提案しました。

 

テクニカルライティングの良書からの抜粋:

the simple present is used primarily to express “timeless” generalizations―that is, general statements which do not specify any particular time frame.

 

なお、この ”timeless” generalizations が、現在形は「時制が無い」ということです。

そしてその後に出てくる do not specify any particular time frame も、”timeless” generalizations を理解するために、分かりやすい描写です。

 

つまり、伝えようとしている行為(つまり動作)が particular time frame のものなのかどうか、という点を考えると、現在形を使うのが適切かどうか、の判断が平易になると思います。

 

例えば、I teach English. (私は英語を教えている) I work for X company.(私はX社に勤めている)は、「特定の時間フレーム」に限られた事実ではありません。

したがって、これらには、”timeless” generalizations を表す、現在形の使用が正しい、ということになります。

 

なお、例えばI am teaching English.  I am working for X company.  I have taught English.  I have worked for X company.というように時制を変えると、表す事実に「時間フレーム」という概念が、生じてきます。

 

さて、次に受けた質問は、次のものです。

 

「現在形に限りなく近い助動詞willと、現在形は、どのように違うのか。」

「助動詞には書き手の「意志」が入る、という説明では、分かりにくい。」

 

例えば次の例文を見てみます。

(1) Pressing the button starts the engine.

(2) Pressing the button will start the engine.

(ボタンを押すと、エンジンが始動する)

 

「この2文の違いは何か。」

 

という質問です。

 

私自身は、「違いが何か」、というより、2文の利点(読み手に対する利点)は何か?といった観点から、これまで、これらの英文をとらえていました。

 

(1)

利点:淡々と客観的に事実を述べている。そのような機能(構造)になっている、という意味を表せる。短い。

欠点:startsの動詞構造が読みづらいときがある。「条件を表すPressing the button(ボタンを押すこと)」について、読み手の理解がついていけない場合がある。

 

(2)

利点: willがあることで、読み手が「条件」であること、「その条件となれば~が起こる」という点が理解しやすい。willがあることで、時間的なズレを出せる。

欠点:一語分、長くなる。

 

「このような説明では納得がいかない」ということで、助動詞willと現在形の違いを、テクニカルライティングの洋書からの表現も含め、次のように、簡単にまとめてみました。

 

IMG_7957

 

●時制の復習

現在形:”timeless” generalization

will表現(未来への意思):logically necessary (degrees of probabilityの最上)

と、とららえていただくと、分かりやすいと思います。

 

 

そのつもりで、読んでみると・・・

●現在形は”timeless” generalization

   Pressing the button starts the engine.(普遍事実・そうなることが決まっている)

 

●will表現はlogically necessary (論理的必然)であること。

degrees of probability(確信の度合い)が最上

   Pressing the button will start the engine.(論理的に必然的にそうなる)

 

これら二つは、似ているようで、根本が「時制」か「助動詞」かという点で、大きく違う表現となっている、とも考えることができます。

 

いずれにしても、自分にとって納得のいく説明、を自分で見つけられることが、英語の正しい理解には非常に重要なのではないかと思います。

その助けとなることができるよう、講師は、努力をいたします。

 

“timeless” generalization(現在時制)とlogically necessary(助動詞will)、という英語表現は、いずれもテクニカルライティングの良書より抜き出したものですが、私にとっては、なかなか良い説明だと思っています。

 

ご質問をくださったご受講者の方々にとって、少しでも理解が進まれると良いのですが・・・。

 

以上、講師の日常から、でした。

東京セミナーありがとうございました


2016年8月 5日(金) 東京開催セミナー【Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications】(米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ)を終了いたしました。

 

特許翻訳者の方々と、知的財産ご担当者(明細書起草者)の方々に、お集まりいただくことができました。

ご参加くださいました36名の方々に、心より感謝申し上げます。

 

今回のセミナーでは、明細書起草者(Application Drafter)と特許翻訳者(Translator)の二つの観点から、日本企業様の英文特許明細書をどのようにして、より良い方向へと転換していけるか、ということを、米国特許の視点から、ご受講者と共に、模索させていただきました。

 

「米国特許の視点から」という点につきましては、米国向け特許明細書では注意すべき点が少し特殊であること、また企業様の戦略として米国に重きを置いておられる場合が比較的多いというような点により、米国特許の視点を「知る」ことは、大切であると考えるためです。

その後の他国へのアレンジ(または他国を中心とした米国へのアレンジ)は、実務のご状況に応じて適宜行っていただけますと幸いです。

 

さて、東京セミナーでは、一つでも、ご受講者にとって有益となる情報をご提供できていたことを、願っています。講座のアンケートも見せていただきまして、今後の講座の改善へと、努力してまいります次第です。(ご受講いただきました方々、アンケートのご提出をどうかお願いいたします。)

 

引き続き、大阪セミナー(9月16日開催)が控えていますので、詳しい講座内容はここではお伝えをいたしませんが、ご受講くださった皆様、開催にあたってご尽力くださった皆様に、心より、感謝申し上げます。

 

講座の雰囲気のみ、ここに写真にて、お伝えをさせていたけますと幸いです。

 

1

【講師のブラッド先生です。】

 

7

【サブ講師(コーディネータ)の中山も、mini-翻訳レクチャを担当しました。】

 

9

【今回は少し情報が多くなってしまい、またご質問もお受けしまして、少し講座時間を延長させていただくことになりました。申し訳ございませんでした。お付き合いをくださいました皆様、ありがとうございました。】

 

 

大阪セミナー(9月16日開催)のほうは、ご受講者枠が残り若干名となっています。ご参加をご予定くださっています皆様、誠に、ありがとうございます。どうかよろしくお願いいたします。

東京セミナーどうぞよろしくお願いいたします


東京開催セミナー【Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications】(米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ)の日取りが、近づいてまいりました。

 

[東京開催セミナー] 2016年8月 5日(金)9:30~16:30

http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/4.html

 

今回のセミナーでは、明細書起草者(Application Drafter)と翻訳者(Translator)の皆様にお集まりいただき、日本企業様の英文特許明細書をどのようにして、より良い方向へと転換していけるか、ということを、共に模索させていただきたい、と考えてきました。

 

翻訳者一人の力では何もできないかもしれない、しかし、Application Drafterの方々に助けていただき、教示いただき、そして強く導いていただくことで、翻訳者にも、仕事を通じて、何か日本という国が良くなっていくことに関われるのではないか、大変恐れ多いことですが、そんな思いを持ちながら、本セミナーを開催させていただく運びとなりました。

 

セミナーの準備を終えて、この写真を、眺めていました。

uspto

 

USPTO・・・(米国特許商標庁)

 

 

 

私の明細書翻訳文、どうなっているのかなあ・・・。

無事、仕事を終えてくれているのだろうか・・・。

どんな審査官に、どんな風に審査されているのだろう・・・。

どのくらいの数が、無事特許になったのか・・・。

DOE(Doctrine of Equivalents)は保持できたのだろうか・・・。

英語表現は、問題無かっただろうか・・・。

 

色々なことに思いをはせながら、遠く米国を、見ていました。

 

*****

 

 

 

さて、東京セミナーは現在34名のお申込者に恵まれ、皆様に無事にお会いできますことを、講師のブラッド先生、およびサブ講師(コーディネータ)中山ともに、心待ちにしています。

 

ご参加の皆様にとって実りある1日となりますことを、心より、願っています。

 

どうかよろしくお願いいたします。

 

中山裕木子

 

 

 

 

少しの脇道も歩いていました


「今このようなことをしている場合か?」と自分でも思いながら、激務の中、本業とは少し異なる、「ほんの少しのインターバル」、も過ごしていました。

 

4月より、とてもありがたいことに、ユー・イングリッシュでは、翻訳業の激務が続いていました。そのような翻訳案件をいただける幸せをかみしめながら、一方で、講師業といった色々な「顔」を持っていましたため、目が回りそうな、毎日でした。

 

今期の私の担当学生数は、総数200人でして、200人×【一人につき1~2回の添削】を行いましたので、ファイルのやりとりも、相当なものでした。

 

なお、学生の英文添削(論文)については、色々な意見を持っていまして、これまでも、模索をしてきました。個別の添削をするよりも、全体に対して効果を上げる方法が無いかとか、学生の気づきを促す方向で指導し、自分で直してもらうことで真の力が付くのではないか、など、色々工夫した時期も、ありました。(一応私自身の大学院修士論文テーマはEffective teacher feedbackですが、これは「自立したライターを育成するライティングの添削方法」を調べていました。)

 

しかし、今は、精魂込めて、一人一人の論文ファイルを、丁寧に添削をする方向へと、戻りつつあります。とても大変なのですが、やはり、一人一人の学生との「対話」が出来ます。

 

これはある意味、私の最後の踏ん張り(?)です。いつまでこの大学講師業ができるかわからないと考えている自分の、最後の、学生への精魂込めたメッセージ、のような取り組みです。

 

さて、話が、それました。

 

翻訳案件、講師業、学生添削、とまだまだ落ち着きませんが、一つだけ、落ち着きつつある「脇道の仕事」があります。

 

「今、何に取り組んでいますか?」

 

と、4月にある方が、聞いてくださいました。

 

「特許本(外国出願のための特許翻訳英文作成教本)」を書き終えて、次は何をしようと考えているのですか?」と、信頼するある方から、尋ねられました。

 

そのとき、「今は少しワンクッションの時期で、比較的軽い内容に取り組んでいます」、とお答えしました。

 

そして、「これが終われば、また再度、もう一つの必死な大切な仕事に向かいます。」とも、お答えしていました。

 

内容はお伝えしていないため、「何を言っているのかな」と疑問に、そして不振に、思われていたことでしょう。

 

そう、今、「ワンクッション」、の比較的軽い内容に、取り組んでいました。

 

具体的には、「テクニカルライティングの3C」を技術翻訳業界を超えて、「英語に悩む一般の方」に伝えることができないか、というようなことに、取り組んでいました。

 

昨年行ったTEDxスピーチ(スピーチの記念に、HPにもリンクをおいてみました)→http://www.u-english.co.jp/instructor/

と同類の、ちょっとした「脇道」を、歩いていました。

 

いずれの取り組みも、ちょっとした思いつきから始めたことでしたが、思いのほか楽しかったのと、またこれまでの軌跡や自分の頭の中を整理する良い機会ともなりました。

上手くいけば良いのですが、また10月頃に、ご報告をできるといいな、と願っています。

 

 

さて、あっという間に8月が近づいています。

 

 

今年も何とか前半を乗り越えられたことに感謝をしつつ、目前に迫り来る大切な仕事(翻訳業と共催セミナー)に、尽力してまいります。

今年も共催セミナーをどうかよろしくお願いいたします


今年もハウプトマン・ハム国際特許商標事務所のブラッド先生とのジョイントセミナーを、開催させていただく運びとなりました。

 

東京・大阪開催
Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications
【米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ】

http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/4.html (←詳細は、こちらをご覧ください)

 

日本の出願明細書をベースにして米国出願明細書を作成または英語に翻訳する際に、どのような点に気をつけるとよいか、どのような英語表現が、米国出願では問題となる可能性があるか、といったことを中心に、米国パテント・エージェントのブラッド・コープリー先生が、レクチャーをしてくださいます。

 

ブラッド・コープリー先生(パテントエージェント):

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ここがポイント!
1. 米国人特許実務講師が米国特許明細書・クレームドラフティングを教授
2. 関連条文(米国特許法101条、112条など)を実務に即して解説
3. 実務に即した英文作成法を教授

 

ご参加をおすすめしたい方々は、知的財産部門ご担当者・明細書作成者・日英特許翻訳者の方々です。

 

次のような内容を、予定しています。

 

Introduction—Roles of drafters and translators

 <イントロ:明細書作成者の役割、特許翻訳者の役割:ブラッド先生・中山>

 

1. Common drafting mistakes & consequences (Brad Copely, lecturer)

<ブラッド先生による、米国明細書ドラフティングのコツ>

 

2. Translation-specific issues (Brad Copely, lecturer)

<ブラッド先生による、英文明細書改善のコツ>

 

3. Some tips for better translation (Brad & Nakayama)

<ブラッド先生、中山による、明細書翻訳のコツ>

 

● Q&A

<質疑応答>

 

(*ブラッド先生による講義は、英語で行われます。ご受講者には、日本語でご質問いただくことが可能です。)

 

内容につきまして、昨年開催させていただきましたU.S. Patent Application Translation Strategiesと、根底となる考え方は、同じです(内容につきまして、多少の重複の可能性があります)。今年は、各種例示などによるレクチャーが中心となり、ご受講者による長文演習や事前課題は、予定していません。

 

 

私、中山裕木子は、コーディネーターとしてセミナーに参加をいたしまして、各種お手伝いをいたします。

また、セミナー中、翻訳者の観点からの補足説明があれば、必要に応じて、行ってまいります。 また今年は、明細書翻訳のコツについて、ほんの少し(1時間未満)、セミナー中のお時間をいただく予定をしています。

 

 

お申し込みのご検討いただけます場合には、以下より、どうかよろしくお願いいたします。
http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/entry2016_4.html

 

 

●東京(8月5日 金曜日)、大阪(9月16日 金曜日)にて、みなさまにお会いできますことを、心待ちにいたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

心を込めて、翻訳しました


特許明細書の仕事は、「読み手」がとても大切。

日英特許翻訳の最中は、いつも「読み手」を意識して、書いていくことになります。

 

その時、最も近い「読み手」であるお客様の顔を想像したり、途中に位置されるであろうさらなるお客様や、ひいては顔の見えない審査官を想定したり、しています。

 

さて、今回の翻訳文の和文原稿は、とても、「心に残る」、ものでした。

 

大変丁寧に構成し直された日本語。

きっと、「どんな翻訳者が翻訳をしても大丈夫なよう」、に仕上げてあるのでしょう。

このような手の込んだ、素晴らしい仕事をなさる方はどなたなのか、と思いつつ、明細書の書誌情報を見ていましたら、私にとって、お会いしたことはないけれど、少し気になっていた方が、和文作成に関わっておられるような様子でした。

 

その丁寧なお仕事からは、日本語への「想い」、そして真摯なお仕事への「想い」、がにじみ出ていました。

そのような日本語を、英文に訳せるという幸せをかみしめながら、私のほうも、特別に「丁寧」に、翻訳文を仕上げました。

 

「想い」が込められていることがわかる日本語明細書に対して、「想い」を込めたこの翻訳文(英文明細書)、どうか、良い仕事を、してくれますように。

 

どうか、お客様のご要望を満たすことが、出来ますように。

本当に、祈るような気持ちで、納品です。

 

 

今年の私のテーマは、知財ご担当者(application drafter)と翻訳者(translator)の協力、です。

 

恐れ多いことですが、きっとこの双方が、それぞれ真摯な仕事をし、お互いを理解しながら歩み寄り、そして共に一つのゴールを目指せば、きっと、日本企業様の英文明細書は、短時間で、一気に、高品質なものへと、変わっていくことでしょう。

 

今は顔の見えない知財ご担当者を想像しながら、勝手に私のほうで、翻訳する際に盛り上がっているだけなのですけれど、今年は、そのような知財ご担当者の方々にも実際に出会いたいと考えています。

そして、ご賛同いただける方と一緒に、新たな道を歩み出したい、と思っています。

 

(もちろんそのためには、最大限の、自己研磨が必要なのですけれど・・・。)

(自己研磨・・・Push, push, push!  Push myself!)

いつもクレームと一緒に(明細書日英翻訳中)+MSワード【新しいウィンドウを開く】


特許明細書の英訳時に大切だと思うことは、当然のことながら、「特許請求の範囲」、つまりクレームを、いつも意識しながら翻訳する、ということです。

 

ところが翻訳者にとって、時として英訳が盛り上がるのは、明細書の実施例であったり、また例えば英訳の工夫が映える従来技術の部分だったりすることも、現実的には、あります。

 

また例えば、「明細書の翻訳を終えてクレームを訳す頃には疲れてしまった」、という声や、「明細書の翻訳は難しいけれど、クレームの英訳は形が決まっているので簡単に感じる」、というような声を、聞くことも、ありました。

 

また、過去には私自身も、クレームが大切なことをわかっていながらも、上の声と似たようなことを、感じてしまうことも、ありました。

 

しかし、今はそのように考えず、必ず、襟を正して、クレーム翻訳に、取り組むようにしています。

 

クレームは、最重要。

すべてはクレームのための翻訳であることを、心に刻む。

 

クレーム英訳は、簡単、ということは決してなく、やはり、最も難しいものであるし、「最も難しい」と心して、緊張して、取り組むべきである、と考えています。

 

したがって、私自身は、クレームにはじまり、クレーム英訳を明細書翻訳の途中にしっかりと組み込みつつ、そして、クレーム英訳・リライト・チェックに終わる、というように、クレーム翻訳が、明細書翻訳の随所で登場するようにして、翻訳を、行っています。

 

そんな、クレームを、明細書の翻訳段階、リライト段階、チェック段階で、いつも、そばに、置いておきたい。

 

特に、クレームの英文がある程度固まってきたら、それと照らし合わせながら、明細書の表現を確認したり、双方の微調整をしたり、ということを、したいのです。

 

そのためにこれまでは、ファイルを複製したり、クレーム部分の別ファイルを翻訳途中で作って、翻訳中のファイルの横に並べて置いたり、ということを、していました。

 

しかし、MSワードの「新しいウィンドウを開く」という機能を使えば、クレームをいつもそばに置くことが、簡単に、可能になることが、最近、わかりました。

 

とても良い、機能だと思いました。

 

MSワードやPCの色々な機能に、いつも辟易していた私なのですが、今回ばかりは、「ありがとう、MSワードの新機能!」という感じです。

 

「新しいウィンドウを開く」

 

windows

 

この機能のおかげで、明細書の翻訳段階やチェック段階で、いつもクレームをそばに置き、また「少し修正しよう」と思った時には、そのままそのクレームに作業ができて、本当に、楽になりました。

 

新しいウィンドウで開いたファイルのクレーム部分は、マルチモニターに表示をしながら、翻訳の作業をすすめると、本当に快適です。

 

 

クレームをいつもそばにおいて、クレームを改善しながら、並行して、明細書全体を改善する・・・。

 

 

翻訳→リライト→リライト→チェック→リライト→チェック

(各段階で、いつも 「クレーム」とともに 歩む)

 

 

相も変わらず、結構な、リライト段階を、経ています。

 

お客様を、いつも心に描きながら。

 

Serve!

「買いもの」のススメ(?)


これまで仕事をしてきて、普段、有り難いなあ、また単純に嬉しいなあ、と思うことは、比較的自由に、「欲しいモノ」を購入することを、自分に許していることです。

 

私にとっての「欲しいモノ」というのは、書籍であったり、自分に足りない力への投資であったりするわけですが、それらに対して、惜しみなく買い物することを自分に対して許せる環境は、本当に、有り難いと感じています。

 

書籍、はいつでもなんでも、購入します。

目に付いたら、即購入。人からすすめられたものも、まずは購入。

 

多少高価であっても、何十万円もするわけではないので、まずは、書籍はなんでも、購入します。

 

例えば先日購入した書籍、Hedging in Scientific Research Articlesは、中古で17,000円強と、少し、高価でした。

 

Hedgingというのは、「ぼやかし表現」のことです。つまり、「言い切らずにぼやかす」表現のことで、「助動詞」や、例えば動詞に加える副詞であるseemingly(~と思われる)、などが、hedging expressionsの一種です。これについてまとめていこう、と考えていて、並行して、書籍も読んでいるところです。

 

また例えば、最近購読をはじめた、月刊「パテント」(日本弁理士会)

 

「パテント」誌は、過去にも購読していた時期がありましたが、毎月ただ積まれていって、時には包装のビニール袋をあけることすらできず、読みこなすことが、出来ていなかったことが、ありました。

 

しかし、今回は、やっと、読んでいけそうだ、と思っています。知財関係の記事を理解したい、という気持ちが過去よりも強くなっているためです。

4月号(vol. 69, No. 6)にも興味深い記事がいくつか掲載されていて、とても、勉強になりました。

また、自分自身もいつか投稿したいなという野心も抱いていて、内容を組み立てているところでもあります。

 

 

さて、最近、書籍に加えてさらに購入しているものは、オモチャ類、です。

 

例えば、「燃料電池カー」。

無題

たった2000円程度で、燃料電池の仕組みに触れることができる、という優れものです。しかし、組み立てには、思っていたよりも、時間がかかりそうです。

 

次には、「電子部品」。

無題2

書籍で勉強しても、例えばコンデンサの大きさとか、軽さとか、手に取ってみないと分からないため、購入しました。

 

Raspberry Piの部品ですが、何か作れるといいな、と思っています。

 

こんな風に、仕事をしながら、並行して、個人的には、結構な量の買い物を、しています。

 

そして、個人の買い物であっても、「買い物」をする時はいつも、「仕事レベルを維持し、高めることを助ける品物や時間」と決めていて、この点は、必ず、ぶれないように、しています。

 

 

 

 

 

 

 

特許出願技術動向調査(特許庁)サイトのススメ


さて、5月です。

 

工業英検1級受験者にとっては、5月は「とうとうやってきた」、という月になることと思います。

5月29日(日)は工業英検(1級)の実施日です。

 

私が工業英検受験(1級)をすすめるのは、工業英検の受験を通して、自分の英語ライティングの力を、効率的に伸ばせる、と感じたためです。

 

しかし、工業英検というのは、「取得を目指す」という類のものではなく、実務の力を確認し、確かな形に変えておく、というものです。最短で取得をし、その先へと、進むことが、好ましいと思っています。

 

受験の準備には、工業英検の過去問題などを使って、独学で、どんどん訳出を試みることが、有効です。そして並行して、テクニカルライティングに関する書籍(和書・洋書)を読みあさり、ルールとともに、どんどん、ライティング力を、自分の力にしていくことが、役に立つと思います。

 

1級レベルは、「自分自身が自分を導く講師」です。自分の英文のレベルを厳しく判定し、自分を厳しく律し、合格へと最短で導く、強い意志と、パワーが必要です。そのようなパワー、速度、意思の強さ、は1級の合格後も、自分自身で英文を決めていく際の、底力(そこぢから)になります。

 

さて、過去問題をやりつくしたら、どうしたら良いか。

 

ネットから、どんどん文章を抽出して、訳出します。抽出したのが和文であれば、英訳する。英文であれば、どんどん、要約します。長い文章も短い文章も、あまり気にせず、目に付くものすべてを、使っていけば良いと思います。

 

「そうは言っても、どのような分野の技術を検索すればよいのか、分からない」

 

これといった得意分野が見当たらない、という方にとっては、どんな技術にあたればよいか分からない、という不安があるようです。

 

または、特定の専門分野を持っている人については、工業英検の問題の「当たり外れ」により、得意分野があまり出なかった場合に、とたんに点数が悪くなる、という悩みを抱えておられるようです。

 

しかし、「分野」といっても、今は分野横断的に、主要技術についての、知識と理解を持っていることが、工業英検のみならず、実務で必須となってきています。

 

「主要技術」って何?

 

という疑問に答えてくれるのが、次のサイトです。

 

さすがは日本特許庁、よくまとまっていて、素晴らしいサイトだと思います。

 

■特許出願技術動向調査(特許庁):

http://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm

 

(特許庁が実施している特許出願技術動向調査で、日本政府が推進分野と定めた分野を中心に、出願件数の伸びが大きいテーマ、今後の進展が予想されるテーマについて調査が実施されている。)

 

 

上記サイトの「特許出願技術動向調査テーマ一覧」により、テーマ名をクリックすると、調査内容の概要を見ることができます。

 

「一般」「機械」「化学」「電気・電子」の各分野に分かれています。各分野の項目名を見るだけでも、参考になると思います。

 

個人的には、過去から最近までのテーマを眺めてみまして、自分が翻訳案件として担当してきたもの、の移り変わりに、思いをはせました。また、工業英検が扱っている問題のテーマも、上手くカバーされているように、思いました。

 

また個人的には、同サイトの下のほう、「特許出願動向調査-マクロ調査(企業のグローバル活動に伴う、世界規模での特許出願動向の基礎資料として、各国・機関における特許出願動向調査)」も、勉強になる資料だと思います。各国の出願状況がわかります。

 

 

勉強することは、沢山。

やりたいことも、沢山。

時間がいくらあっても、足りない・・・。

急がなければ・・・。

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