ユー・イングリッシュ

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東京セミナーありがとうございました


2016年8月 5日(金) 東京開催セミナー【Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications】(米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ)を終了いたしました。

 

特許翻訳者の方々と、知的財産ご担当者(明細書起草者)の方々に、お集まりいただくことができました。

ご参加くださいました36名の方々に、心より感謝申し上げます。

 

今回のセミナーでは、明細書起草者(Application Drafter)と特許翻訳者(Translator)の二つの観点から、日本企業様の英文特許明細書をどのようにして、より良い方向へと転換していけるか、ということを、米国特許の視点から、ご受講者と共に、模索させていただきました。

 

「米国特許の視点から」という点につきましては、米国向け特許明細書では注意すべき点が少し特殊であること、また企業様の戦略として米国に重きを置いておられる場合が比較的多いというような点により、米国特許の視点を「知る」ことは、大切であると考えるためです。

その後の他国へのアレンジ(または他国を中心とした米国へのアレンジ)は、実務のご状況に応じて適宜行っていただけますと幸いです。

 

さて、東京セミナーでは、一つでも、ご受講者にとって有益となる情報をご提供できていたことを、願っています。講座のアンケートも見せていただきまして、今後の講座の改善へと、努力してまいります次第です。(ご受講いただきました方々、アンケートのご提出をどうかお願いいたします。)

 

引き続き、大阪セミナー(9月16日開催)が控えていますので、詳しい講座内容はここではお伝えをいたしませんが、ご受講くださった皆様、開催にあたってご尽力くださった皆様に、心より、感謝申し上げます。

 

講座の雰囲気のみ、ここに写真にて、お伝えをさせていたけますと幸いです。

 

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【講師のブラッド先生です。】

 

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【サブ講師(コーディネータ)の中山も、mini-翻訳レクチャを担当しました。】

 

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【今回は少し情報が多くなってしまい、またご質問もお受けしまして、少し講座時間を延長させていただくことになりました。申し訳ございませんでした。お付き合いをくださいました皆様、ありがとうございました。】

 

 

大阪セミナー(9月16日開催)のほうは、ご受講者枠が残り若干名となっています。ご参加をご予定くださっています皆様、誠に、ありがとうございます。どうかよろしくお願いいたします。

東京セミナーどうぞよろしくお願いいたします


東京開催セミナー【Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications】(米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ)の日取りが、近づいてまいりました。

 

[東京開催セミナー] 2016年8月 5日(金)9:30~16:30

http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/4.html

 

今回のセミナーでは、明細書起草者(Application Drafter)と翻訳者(Translator)の皆様にお集まりいただき、日本企業様の英文特許明細書をどのようにして、より良い方向へと転換していけるか、ということを、共に模索させていただきたい、と考えてきました。

 

翻訳者一人の力では何もできないかもしれない、しかし、Application Drafterの方々に助けていただき、教示いただき、そして強く導いていただくことで、翻訳者にも、仕事を通じて、何か日本という国が良くなっていくことに関われるのではないか、大変恐れ多いことですが、そんな思いを持ちながら、本セミナーを開催させていただく運びとなりました。

 

セミナーの準備を終えて、この写真を、眺めていました。

uspto

 

USPTO・・・(米国特許商標庁)

 

 

 

私の明細書翻訳文、どうなっているのかなあ・・・。

無事、仕事を終えてくれているのだろうか・・・。

どんな審査官に、どんな風に審査されているのだろう・・・。

どのくらいの数が、無事特許になったのか・・・。

DOE(Doctrine of Equivalents)は保持できたのだろうか・・・。

英語表現は、問題無かっただろうか・・・。

 

色々なことに思いをはせながら、遠く米国を、見ていました。

 

*****

 

 

 

さて、東京セミナーは現在34名のお申込者に恵まれ、皆様に無事にお会いできますことを、講師のブラッド先生、およびサブ講師(コーディネータ)中山ともに、心待ちにしています。

 

ご参加の皆様にとって実りある1日となりますことを、心より、願っています。

 

どうかよろしくお願いいたします。

 

中山裕木子

 

 

 

 

少しの脇道も歩いていました


「今このようなことをしている場合か?」と自分でも思いながら、激務の中、本業とは少し異なる、「ほんの少しのインターバル」、も過ごしていました。

 

4月より、とてもありがたいことに、ユー・イングリッシュでは、翻訳業の激務が続いていました。そのような翻訳案件をいただける幸せをかみしめながら、一方で、講師業といった色々な「顔」を持っていましたため、目が回りそうな、毎日でした。

 

今期の私の担当学生数は、総数200人でして、200人×【一人につき1~2回の添削】を行いましたので、ファイルのやりとりも、相当なものでした。

 

なお、学生の英文添削(論文)については、色々な意見を持っていまして、これまでも、模索をしてきました。個別の添削をするよりも、全体に対して効果を上げる方法が無いかとか、学生の気づきを促す方向で指導し、自分で直してもらうことで真の力が付くのではないか、など、色々工夫した時期も、ありました。(一応私自身の大学院修士論文テーマはEffective teacher feedbackですが、これは「自立したライターを育成するライティングの添削方法」を調べていました。)

 

しかし、今は、精魂込めて、一人一人の論文ファイルを、丁寧に添削をする方向へと、戻りつつあります。とても大変なのですが、やはり、一人一人の学生との「対話」が出来ます。

 

これはある意味、私の最後の踏ん張り(?)です。いつまでこの大学講師業ができるかわからないと考えている自分の、最後の、学生への精魂込めたメッセージ、のような取り組みです。

 

さて、話が、それました。

 

翻訳案件、講師業、学生添削、とまだまだ落ち着きませんが、一つだけ、落ち着きつつある「脇道の仕事」があります。

 

「今、何に取り組んでいますか?」

 

と、4月にある方が、聞いてくださいました。

 

「特許本(外国出願のための特許翻訳英文作成教本)」を書き終えて、次は何をしようと考えているのですか?」と、信頼するある方から、尋ねられました。

 

そのとき、「今は少しワンクッションの時期で、比較的軽い内容に取り組んでいます」、とお答えしました。

 

そして、「これが終われば、また再度、もう一つの必死な大切な仕事に向かいます。」とも、お答えしていました。

 

内容はお伝えしていないため、「何を言っているのかな」と疑問に、そして不振に、思われていたことでしょう。

 

そう、今、「ワンクッション」、の比較的軽い内容に、取り組んでいました。

 

具体的には、「テクニカルライティングの3C」を技術翻訳業界を超えて、「英語に悩む一般の方」に伝えることができないか、というようなことに、取り組んでいました。

 

昨年行ったTEDxスピーチ(スピーチの記念に、HPにもリンクをおいてみました)→http://www.u-english.co.jp/instructor/

と同類の、ちょっとした「脇道」を、歩いていました。

 

いずれの取り組みも、ちょっとした思いつきから始めたことでしたが、思いのほか楽しかったのと、またこれまでの軌跡や自分の頭の中を整理する良い機会ともなりました。

上手くいけば良いのですが、また10月頃に、ご報告をできるといいな、と願っています。

 

 

さて、あっという間に8月が近づいています。

 

 

今年も何とか前半を乗り越えられたことに感謝をしつつ、目前に迫り来る大切な仕事(翻訳業と共催セミナー)に、尽力してまいります。

今年も共催セミナーをどうかよろしくお願いいたします


今年もハウプトマン・ハム国際特許商標事務所のブラッド先生とのジョイントセミナーを、開催させていただく運びとなりました。

 

東京・大阪開催
Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications
【米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ】

http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/4.html (←詳細は、こちらをご覧ください)

 

日本の出願明細書をベースにして米国出願明細書を作成または英語に翻訳する際に、どのような点に気をつけるとよいか、どのような英語表現が、米国出願では問題となる可能性があるか、といったことを中心に、米国パテント・エージェントのブラッド・コープリー先生が、レクチャーをしてくださいます。

 

ブラッド・コープリー先生(パテントエージェント):

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ここがポイント!
1. 米国人特許実務講師が米国特許明細書・クレームドラフティングを教授
2. 関連条文(米国特許法101条、112条など)を実務に即して解説
3. 実務に即した英文作成法を教授

 

ご参加をおすすめしたい方々は、知的財産部門ご担当者・明細書作成者・日英特許翻訳者の方々です。

 

次のような内容を、予定しています。

 

Introduction—Roles of drafters and translators

 <イントロ:明細書作成者の役割、特許翻訳者の役割:ブラッド先生・中山>

 

1. Common drafting mistakes & consequences (Brad Copely, lecturer)

<ブラッド先生による、米国明細書ドラフティングのコツ>

 

2. Translation-specific issues (Brad Copely, lecturer)

<ブラッド先生による、英文明細書改善のコツ>

 

3. Some tips for better translation (Brad & Nakayama)

<ブラッド先生、中山による、明細書翻訳のコツ>

 

● Q&A

<質疑応答>

 

(*ブラッド先生による講義は、英語で行われます。ご受講者には、日本語でご質問いただくことが可能です。)

 

内容につきまして、昨年開催させていただきましたU.S. Patent Application Translation Strategiesと、根底となる考え方は、同じです(内容につきまして、多少の重複の可能性があります)。今年は、各種例示などによるレクチャーが中心となり、ご受講者による長文演習や事前課題は、予定していません。

 

 

私、中山裕木子は、コーディネーターとしてセミナーに参加をいたしまして、各種お手伝いをいたします。

また、セミナー中、翻訳者の観点からの補足説明があれば、必要に応じて、行ってまいります。 また今年は、明細書翻訳のコツについて、ほんの少し(1時間未満)、セミナー中のお時間をいただく予定をしています。

 

 

お申し込みのご検討いただけます場合には、以下より、どうかよろしくお願いいたします。
http://www.u-english.co.jp/seminars/2016/entry2016_4.html

 

 

●東京(8月5日 金曜日)、大阪(9月16日 金曜日)にて、みなさまにお会いできますことを、心待ちにいたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

心を込めて、翻訳しました


特許明細書の仕事は、「読み手」がとても大切。

日英特許翻訳の最中は、いつも「読み手」を意識して、書いていくことになります。

 

その時、最も近い「読み手」であるお客様の顔を想像したり、途中に位置されるであろうさらなるお客様や、ひいては顔の見えない審査官を想定したり、しています。

 

さて、今回の翻訳文の和文原稿は、とても、「心に残る」、ものでした。

 

大変丁寧に構成し直された日本語。

きっと、「どんな翻訳者が翻訳をしても大丈夫なよう」、に仕上げてあるのでしょう。

このような手の込んだ、素晴らしい仕事をなさる方はどなたなのか、と思いつつ、明細書の書誌情報を見ていましたら、私にとって、お会いしたことはないけれど、少し気になっていた方が、和文作成に関わっておられるような様子でした。

 

その丁寧なお仕事からは、日本語への「想い」、そして真摯なお仕事への「想い」、がにじみ出ていました。

そのような日本語を、英文に訳せるという幸せをかみしめながら、私のほうも、特別に「丁寧」に、翻訳文を仕上げました。

 

「想い」が込められていることがわかる日本語明細書に対して、「想い」を込めたこの翻訳文(英文明細書)、どうか、良い仕事を、してくれますように。

 

どうか、お客様のご要望を満たすことが、出来ますように。

本当に、祈るような気持ちで、納品です。

 

 

今年の私のテーマは、知財ご担当者(application drafter)と翻訳者(translator)の協力、です。

 

恐れ多いことですが、きっとこの双方が、それぞれ真摯な仕事をし、お互いを理解しながら歩み寄り、そして共に一つのゴールを目指せば、きっと、日本企業様の英文明細書は、短時間で、一気に、高品質なものへと、変わっていくことでしょう。

 

今は顔の見えない知財ご担当者を想像しながら、勝手に私のほうで、翻訳する際に盛り上がっているだけなのですけれど、今年は、そのような知財ご担当者の方々にも実際に出会いたいと考えています。

そして、ご賛同いただける方と一緒に、新たな道を歩み出したい、と思っています。

 

(もちろんそのためには、最大限の、自己研磨が必要なのですけれど・・・。)

(自己研磨・・・Push, push, push!  Push myself!)

いつもクレームと一緒に(明細書日英翻訳中)+MSワード【新しいウィンドウを開く】


特許明細書の英訳時に大切だと思うことは、当然のことながら、「特許請求の範囲」、つまりクレームを、いつも意識しながら翻訳する、ということです。

 

ところが翻訳者にとって、時として英訳が盛り上がるのは、明細書の実施例であったり、また例えば英訳の工夫が映える従来技術の部分だったりすることも、現実的には、あります。

 

また例えば、「明細書の翻訳を終えてクレームを訳す頃には疲れてしまった」、という声や、「明細書の翻訳は難しいけれど、クレームの英訳は形が決まっているので簡単に感じる」、というような声を、聞くことも、ありました。

 

また、過去には私自身も、クレームが大切なことをわかっていながらも、上の声と似たようなことを、感じてしまうことも、ありました。

 

しかし、今はそのように考えず、必ず、襟を正して、クレーム翻訳に、取り組むようにしています。

 

クレームは、最重要。

すべてはクレームのための翻訳であることを、心に刻む。

 

クレーム英訳は、簡単、ということは決してなく、やはり、最も難しいものであるし、「最も難しい」と心して、緊張して、取り組むべきである、と考えています。

 

したがって、私自身は、クレームにはじまり、クレーム英訳を明細書翻訳の途中にしっかりと組み込みつつ、そして、クレーム英訳・リライト・チェックに終わる、というように、クレーム翻訳が、明細書翻訳の随所で登場するようにして、翻訳を、行っています。

 

そんな、クレームを、明細書の翻訳段階、リライト段階、チェック段階で、いつも、そばに、置いておきたい。

 

特に、クレームの英文がある程度固まってきたら、それと照らし合わせながら、明細書の表現を確認したり、双方の微調整をしたり、ということを、したいのです。

 

そのためにこれまでは、ファイルを複製したり、クレーム部分の別ファイルを翻訳途中で作って、翻訳中のファイルの横に並べて置いたり、ということを、していました。

 

しかし、MSワードの「新しいウィンドウを開く」という機能を使えば、クレームをいつもそばに置くことが、簡単に、可能になることが、最近、わかりました。

 

とても良い、機能だと思いました。

 

MSワードやPCの色々な機能に、いつも辟易していた私なのですが、今回ばかりは、「ありがとう、MSワードの新機能!」という感じです。

 

「新しいウィンドウを開く」

 

windows

 

この機能のおかげで、明細書の翻訳段階やチェック段階で、いつもクレームをそばに置き、また「少し修正しよう」と思った時には、そのままそのクレームに作業ができて、本当に、楽になりました。

 

新しいウィンドウで開いたファイルのクレーム部分は、マルチモニターに表示をしながら、翻訳の作業をすすめると、本当に快適です。

 

 

クレームをいつもそばにおいて、クレームを改善しながら、並行して、明細書全体を改善する・・・。

 

 

翻訳→リライト→リライト→チェック→リライト→チェック

(各段階で、いつも 「クレーム」とともに 歩む)

 

 

相も変わらず、結構な、リライト段階を、経ています。

 

お客様を、いつも心に描きながら。

 

Serve!

「買いもの」のススメ(?)


これまで仕事をしてきて、普段、有り難いなあ、また単純に嬉しいなあ、と思うことは、比較的自由に、「欲しいモノ」を購入することを、自分に許していることです。

 

私にとっての「欲しいモノ」というのは、書籍であったり、自分に足りない力への投資であったりするわけですが、それらに対して、惜しみなく買い物することを自分に対して許せる環境は、本当に、有り難いと感じています。

 

書籍、はいつでもなんでも、購入します。

目に付いたら、即購入。人からすすめられたものも、まずは購入。

 

多少高価であっても、何十万円もするわけではないので、まずは、書籍はなんでも、購入します。

 

例えば先日購入した書籍、Hedging in Scientific Research Articlesは、中古で17,000円強と、少し、高価でした。

 

Hedgingというのは、「ぼやかし表現」のことです。つまり、「言い切らずにぼやかす」表現のことで、「助動詞」や、例えば動詞に加える副詞であるseemingly(~と思われる)、などが、hedging expressionsの一種です。これについてまとめていこう、と考えていて、並行して、書籍も読んでいるところです。

 

また例えば、最近購読をはじめた、月刊「パテント」(日本弁理士会)

 

「パテント」誌は、過去にも購読していた時期がありましたが、毎月ただ積まれていって、時には包装のビニール袋をあけることすらできず、読みこなすことが、出来ていなかったことが、ありました。

 

しかし、今回は、やっと、読んでいけそうだ、と思っています。知財関係の記事を理解したい、という気持ちが過去よりも強くなっているためです。

4月号(vol. 69, No. 6)にも興味深い記事がいくつか掲載されていて、とても、勉強になりました。

また、自分自身もいつか投稿したいなという野心も抱いていて、内容を組み立てているところでもあります。

 

 

さて、最近、書籍に加えてさらに購入しているものは、オモチャ類、です。

 

例えば、「燃料電池カー」。

無題

たった2000円程度で、燃料電池の仕組みに触れることができる、という優れものです。しかし、組み立てには、思っていたよりも、時間がかかりそうです。

 

次には、「電子部品」。

無題2

書籍で勉強しても、例えばコンデンサの大きさとか、軽さとか、手に取ってみないと分からないため、購入しました。

 

Raspberry Piの部品ですが、何か作れるといいな、と思っています。

 

こんな風に、仕事をしながら、並行して、個人的には、結構な量の買い物を、しています。

 

そして、個人の買い物であっても、「買い物」をする時はいつも、「仕事レベルを維持し、高めることを助ける品物や時間」と決めていて、この点は、必ず、ぶれないように、しています。

 

 

 

 

 

 

 

特許出願技術動向調査(特許庁)サイトのススメ


さて、5月です。

 

工業英検1級受験者にとっては、5月は「とうとうやってきた」、という月になることと思います。

5月29日(日)は工業英検(1級)の実施日です。

 

私が工業英検受験(1級)をすすめるのは、工業英検の受験を通して、自分の英語ライティングの力を、効率的に伸ばせる、と感じたためです。

 

しかし、工業英検というのは、「取得を目指す」という類のものではなく、実務の力を確認し、確かな形に変えておく、というものです。最短で取得をし、その先へと、進むことが、好ましいと思っています。

 

受験の準備には、工業英検の過去問題などを使って、独学で、どんどん訳出を試みることが、有効です。そして並行して、テクニカルライティングに関する書籍(和書・洋書)を読みあさり、ルールとともに、どんどん、ライティング力を、自分の力にしていくことが、役に立つと思います。

 

1級レベルは、「自分自身が自分を導く講師」です。自分の英文のレベルを厳しく判定し、自分を厳しく律し、合格へと最短で導く、強い意志と、パワーが必要です。そのようなパワー、速度、意思の強さ、は1級の合格後も、自分自身で英文を決めていく際の、底力(そこぢから)になります。

 

さて、過去問題をやりつくしたら、どうしたら良いか。

 

ネットから、どんどん文章を抽出して、訳出します。抽出したのが和文であれば、英訳する。英文であれば、どんどん、要約します。長い文章も短い文章も、あまり気にせず、目に付くものすべてを、使っていけば良いと思います。

 

「そうは言っても、どのような分野の技術を検索すればよいのか、分からない」

 

これといった得意分野が見当たらない、という方にとっては、どんな技術にあたればよいか分からない、という不安があるようです。

 

または、特定の専門分野を持っている人については、工業英検の問題の「当たり外れ」により、得意分野があまり出なかった場合に、とたんに点数が悪くなる、という悩みを抱えておられるようです。

 

しかし、「分野」といっても、今は分野横断的に、主要技術についての、知識と理解を持っていることが、工業英検のみならず、実務で必須となってきています。

 

「主要技術」って何?

 

という疑問に答えてくれるのが、次のサイトです。

 

さすがは日本特許庁、よくまとまっていて、素晴らしいサイトだと思います。

 

■特許出願技術動向調査(特許庁):

http://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm

 

(特許庁が実施している特許出願技術動向調査で、日本政府が推進分野と定めた分野を中心に、出願件数の伸びが大きいテーマ、今後の進展が予想されるテーマについて調査が実施されている。)

 

 

上記サイトの「特許出願技術動向調査テーマ一覧」により、テーマ名をクリックすると、調査内容の概要を見ることができます。

 

「一般」「機械」「化学」「電気・電子」の各分野に分かれています。各分野の項目名を見るだけでも、参考になると思います。

 

個人的には、過去から最近までのテーマを眺めてみまして、自分が翻訳案件として担当してきたもの、の移り変わりに、思いをはせました。また、工業英検が扱っている問題のテーマも、上手くカバーされているように、思いました。

 

また個人的には、同サイトの下のほう、「特許出願動向調査-マクロ調査(企業のグローバル活動に伴う、世界規模での特許出願動向の基礎資料として、各国・機関における特許出願動向調査)」も、勉強になる資料だと思います。各国の出願状況がわかります。

 

 

勉強することは、沢山。

やりたいことも、沢山。

時間がいくらあっても、足りない・・・。

急がなければ・・・。

4月:大学院講義より


4月に入り、理工系大学院や学部での春期講義がはじまっています。

 

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(講義教室より)

 

この教室にはじめて来たのは10年前の2006年。

以来毎年、一度も穴を開けずに、講義してきました。

 

毎年、どんな学生に出会えるかな、と楽しみにする一方で、4月、自分は昨年と比べて成長しているのだろうか、ということも、振り返ってきました。

 

自分の成長、に関しては、大きな成長は無いけれど、毎年毎年、懲りもせずに、新しいことを始めているということだけは、10年間、続けています。

 

 

さて、学生さんについて。

既に数回の授業を終えましたが、うん、今年の学生達も、やっぱり、素晴らしい。10年前も、今も、やっぱり、素晴らしい。

 

この教室で学生達に会うたびに、彼らの、これまで頑張って努力してきたという自信にあふれた姿、かつ、謙虚に新しいことを学ぶ姿勢を目の当たりにし、やっぱり、勉強というのは、しておくべきだ、と思います。

 

勉強ができるからといって素晴らしいということになるわけではないけれど、やっぱり勉強しておくと、それは自分の可能性を広げてくれるし、また、自分で幸せをつかむための助けになる、と、この教室の学生達を見ていると、思うのです。

 

 

そして、授業について。

はじめの数回の講義は、次の3つに焦点をあてています。

 

  • 3つのC(正確・明確・簡潔)
  • 名詞
  • 動詞

 

●3つのC(正確・明確・簡潔)

読み手のために書くために必要な「3つのC」。これは、コミュニケーションの大前提となります。

 

●名詞

具体的には、名詞の「数」と「冠詞」です。冠詞や数について、多少誤っていても、不具合が生じないことが多いのでは、という意見も、あります。確かに、例えば冠詞を多少間違ったからといって、不具合が生じないこと、もありです。

しかし、冠詞や数が、不具合を招くことや、冠詞や数の失敗により、理解できない文章に完成してしまうことも、あります。

また、「数」と「冠詞」の考え方や使い方を制覇すれば、書き手にとっての負担、書く時のストレス、が大幅に軽減されます。

したがって、「名詞」は、講義全体を通じて、大切に学んでいきたい内容となります。

 

●動詞

英文では、「動詞」が文章の構造を決め、伝える内容を、決めていきます。したがって、動詞の習得は、必須事項です。

授業では、動詞の基礎文法事項から、動詞の選択、そして時制や助動詞や副詞といった、動詞の「まわり」についても、固めます。

 

 

 

さて、先日の授業では、名詞の細かい習得の中で、accumulationという言葉の扱いに

受講者から疑問が出ていました。

 

「ケイ素の蓄積」、という文脈だったのですけれど、accumulationにtheをどうしても付けたい人、逆にtheを付けたくない人、そして、数えたい人、数えたくないと感じる人、と、皆、色々でした。

 

今回の文脈では、silicon accumulationで良かったのですけれど、「様々な可能性を探る」、ということは、理解し、納得して自分で表現を決めていくために、非常に、重要です。

 

また、「accumulationについて当てはまることが、他の…ionの形の動詞の名詞形すべてに同様に当てはまるかどうか」、という点も、議論が出ていました。

 

それについての私の考えは、次の通り。

 

「一概に当てはまるルールが見つかれば簡単なのですけれど、各動詞によって、使われる文脈が、異なります。従って、完全に同じようには、扱えないです。」

 

「例えば、動詞の名詞形、という点で同じでも、その動詞が持つ意味に応じて、数える文脈の想定が多い場合と、そうでない場合とがあります。」

 

「しかし、この場合はなぜそのようになり、この動詞の場合はなぜそうなるのか、とその都度よく考えることで、様々なケースにも、個別に自分で対応する力がつきます。」

 

 

●accumulationの説明のときに、少し引用した辞書の定義:

(ビジネス技術実用英語大辞典V5 英和編& 和英編 CD-ROM 版より)

 

accumulation

*蓄積, 積み重ね; an ~蓄積した物, たまった物[金銭]

 

◆the accumulation of charge 電荷の蓄積

◆accumulations of up to 7 inches were reported (最高)7インチまでの積雪が報告された

◆the accumulation of empirical experience (理論ではなく, 観測や実験に基づいた)実際的な経験の積み重ね[蓄積]

◆with little concern for the accumulation of dirt 塵が積もることをほとんど気にせずに

◆prevent accumulation of cholesterol in the liver コレステロールが肝臓にたまるのを防ぐ

◆counter the accumulation [buildup] of static electricity 静電気の蓄積を抑える

 

 

***

この辞書の定義から理解できることは、次のとおり:

- accumulationは可算・不可算のいずれも可能

 

- the accumulation of charge, the accumulation of empirical experienceなどのようにtheからof …までをひとまとまりにくくりって表現したい場合には、theが有効

 

- または、with little concern for the accumulation of dirtのような場合には、「塵が積もることを本来は気にする必要があるのだけれど、今回は気にしなくてよい」というように、文脈上、「問題としてあるもの」としてのtheが付いていると思われる

 

同様に、counter the accumulation of static electricityも、「既にある問題」としてのthe accumulation of static electricityとthe付きで書かれていると思われる

 

- 一方で、prevent accumulation of cholesterol in the liverでは、コレステロールが肝臓にたまることが起こるかどうか分からないけれど、それが起こりえる場合に、それを防げる、という書き方なので、accumulation of…という同じ形であっても、accumulationの前にはtheが無い

 

このthe無し表現の場合、次のように、読み進められる:

prevent (防ぐのです、何を?)

accumulation (蓄積を、何の?)

of cholesterol (コレステロールの)

in the liver(肝臓にたまるのです)

 

冠詞theが無いことで、このように、前から順に区切りながら、ゆっくりと、読み進めることができる

***

 

このような表現の精査と解説とともに、受講者の皆さんの意見を聞きながら、「それでは、今回の文脈と、今回の英文の組み立て方の中では、どのように冠詞と数を選択するのが、最も適切に状況を表し、かつ、最も読み手の負担が少ないでしょう」、というように、表現を決めていきます。

 

特に研究者の方々にとって、自分の研究に関する項目は、theを付けたい、と感じられる場合が多いように思います。

一方で、書き手のそのような「特定したいという強い気持ち」と、知らないものについてthe付きで知らされる場合の「読み手の負担」、のバランスを考えて、表現を決めることも大切です。

 

受講者の「このように書きたい」「このように表現したい」という気持ちを大切にしながら、インタラクティブに授業を進めることを、心がけています。

 

 

頭の切れる学生達や、加えて専門分野の先生から、「それではこのルールは~に適応できますか」や、「先の場合は~でしたけれど、今回~といえないのは、~という文脈の微妙な差異によるものですね」、などと、上手くまとめてもらったり、各種指摘してもらったりすることも、多くあります。

彼らの素晴らしい点は、「このような考え方が有効」という、理由付けについて理解してもらうと、後はどんどん、自分で考え、発展させていかれるところです。

 

私にとって理系大学生・院生への授業は、理工系の研究者の方々の思考回路を理解するとともに、英語表現についても一緒に分析し、学ぶことができる、貴重な勉強の機会ともなっています。

 

今年もエンジンがかかってきました。日本の将来を支える研究者の方々のために、Serve!

2月 3月の振り返り


私は個人的には、人と接することが、あまり上手ではないと思います。

これまで、とにかく目の前のことに向き合い、必死で走ってきましたので、いわゆる「人付き合い」というものを、してきませんでした。

 

「人脈」、というものが、ありませんでしたし、それを求めたことも、これまでに、ありませんでした。

 

ですから、「人生は出会いだ」などという人の言葉を目にするたびに、心が苦しくなり、「出会いか。まだ自分には、分からないなあ・・・。」などと、ため息が出るほどに、人と接することが、苦手でした。

 

そんな中、ここに来て、人生の先が見えてきた今(?)、これまでお世話になった方々には、「ありがとう」という気持ちだけは、伝えたい、と思うように、なっていました。

心残り、が無い状態にしておきたい、と。

 

 

したがって、私の今年の2月と3月は、「感謝の月」、でした。

 

これまで各種お誘いくださることがあったのに、都合を付けてこられなかった方々や、不義理の苦い思い出が心に引っかかる方々、または一度お会いしてお礼を言っておきたいと思っていた方々に、実際にお会いする機会を、設けることができました。

 

「お会いする」、といっても、自分が出向いて会っていただく場合と、なんとか理由を作って、弊社まで来ていただく場合と、がありました。

 

また「感謝」といっても、きちんとこちらからお礼が出来たとも言えず、とにかくお会いする機会を設けられただけで、逆に私のほうが、今回も沢山を与えていただいた、という結果でした。

 

その中では、特許事務所時代の先輩にも、お会いすることができました。

 

私には、決まった指導者やメンター、という方は、いません。

 

特許事務所に入ってすぐに指導してもらったネイティブテクニカルライター(素晴らしい方でした)は、私が特許明細書を2件目を訳しているところで離職され、路頭に迷いそうになりました。

 

その後は、色々な方にも翻訳を見ていただくことがありましたが、指導方法が様々で、指針が分からなくなってしまい、そこで、即座に独学を決意して、工業英検1級やMPEP(米国特許審査便覧)読破の道へと、進みました。

 

その中で、事務所時代の先輩で、ご実力を尊敬していた方がお一人、いました。

私のようなガチガチの知識や、必死の工業英検1級取得や、毎日その場を取り繕うような必死な姿とは全く異なり、とても「やわらか」で、「余裕があって」、そして「検定試験やセミナーなどとは無縁のような涼しいお姿」で、それでいて、「ものすごいご実力」「ものすごいスピード」で翻訳されていました。

 

納期が近づくと、イヤホンで音楽を聴きながらものすごい速度で翻訳を仕上げられていく姿を目の当たりにして、本当にすごいなあ、と圧倒されていました。

(私には、音楽を聴きながら翻訳をする、なんていうことは、今も昔も、全く、想像ができません。)

 

さて、そのような先輩にも、今月はお会いすることができて、良かったです。

 

相変わらずの美しさと柔らかな雰囲気で、職人肌。ツールなんて必要ない、というような圧倒的なご実力。

そんな先輩と一緒に受けた今回の講座は、これまで自分が学んでこなかった、「MSワードの使いこなし」、でした。

 

私も法人化するまで、完全ベタ打ちで、ツールがとても苦手でした。

翻訳メモリなんていらない、自分の頭が翻訳メモリ、などと傲慢なことを思ってた時期も、ありました。

(今は、ツールで翻訳が出来るようにはならないけれど、自動化できる部分があるのであれば、人為的ミスを減らすためにツールを導入しても良い、と考えています。実際に、自分の頭のメモリは、年々、能力が低下しています。しかし、ツールの苦手ぶりは相変わらすで、試行錯誤中です。)

 

MSワードで翻訳をするのか?他のソフト(エディタ)を使うのか、との議論もあるのですが、私は都合上、MSワードを、翻訳のはじめから終わりまで、使っています。

 

したがって、そのMSワードを、気持ち良く使いこなすための「ワードの使い方」に関する社内セミナーの開催を、かの有名な講師の先生に、お願いしました。

(昨年、ご縁をいただき一度お会いする機会がありましたので、今回お願いをしてみた次第です。)

 

 

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実際にセミナーを受けてみて、何かを成し遂げられた方というのは、本当に素晴らしい、ということも、分かりました。

 

講座内容の相談段階では、私のたび重なる要望にも、嫌な顔一つせず、弊社向けの完璧なセミナーを組み立ててくださいました。

12時半~17時半の5時間通し、私の好きなスタイルである「あれも、これも、詰め込んだセミナー」を、ご準備くださいまして、 必要事項を効率的に、学ばせていただきました。

講師の先生、誠に、ありがとうございました。

 

そしてお越しくださった関係者の方々にも、感謝しています。

 

 

このように、2月、3月、私には珍しく、比較的多くの方々に、お会いしました。

社内セミナーも、技術講座を中心とした計5講座、と、結構、頑張りました。

 

 

心晴れて、新しい未来、新しい仕事と、新しい関係へと、新年度を、迎えていきたいと思います。

 

大学での技術英語講義も始まりましたので、怒濤の日々の、始まりです。

 

落ち着いて、目の前の課題に、取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

また、今回「気になっていた方々」にお会いしてみて、私はこれまで人脈を作ってこなかったけれど、気がつけば、尊敬すべき人達や素晴らしい協力者がいてくださった、ということも再確認しました。

 

皆様、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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