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ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

テクニカルライティング30のルール


大学や企業様で論文や他の技術文書のテクニカルライティングの講義を担当していると、資料にこれを入れたら便利に説明できるなと思うものや、受講生にとってこれがないとわかりにくいな、などと、自分が使いたくて欲しい資料が出てくることがあります。

 

いつも講義で口頭で繰り返しているポイントや、受講生が誤りやすい点については一定のパターンが見られるので、それのリストがあるほうが受講生にとって定着しやすく、わかりやすいと思うわけです。

 

特にずっと必要と思ってたのは、ぱっと見てわかりやすい「テクニカルライティングのルール30」です。

 

「ルール10」などは別の書籍などにもあると思うのですが、もっと日本人向けにアレンジした30くらいの数のルール。

また、テクニカルライティングを全く知らない人も、ベテラン上級者も、初級から上級までがいつも参照して心に留めたいルール。

これまでも色々資料は作ってきましたが、ルールをリストにしてこなかった。

 

思い立ったら、さっさと作ろう。

朝の1時間ほどかけて、作ってみました。

 

1つ1つをもう少しわかりやすい文言にして、あとは一例ずつ、例示のページも入れようか。

 

 

3つのC(正確・明確・簡潔)のためのライティングルール30

 

  1. be動詞を減らして動作を表す動詞を使おう
  2. 能動態を使おう。受け身は必要最小限
  3. イディオムを避けて動詞一語で表現しよう
  4. 現在形で「今」を大切にしよう
  5. 否定のnot文を減らそう
  6. 複文を避けてシンプルな単文を作ろう
  7. 今と関係のある過去のことには「現在完了形」を使おう
  8. 過去形は実験報告に使おう
  9. SVOOとSVOCは捨てよう
  10. There is/are構文を捨てよう
  11. 仮主語It is…や仮目的語itを捨てよう
  12. 句を文頭に飛び出させず、主語から文を開始しよう
  13. 表現をそろえて並列主義の文構造を大切にしよう。
  14. 名詞の誤りをなくそう(初級:数える名詞の単数形の 誤り、中級:特定できるのにaの誤り、上級:不要なthe)
  15. 前置詞by, with, ofの誤りに気をつけよう
  16. 不要な句や単語を一語でもなくそう
  17. 省略形(doesn’t don’tなど)はやめよう
  18. 裸の代名詞Itをやめよう
  19. 読み手に合わせた簡単な言葉、かつ明確で具体的な言葉を使おう
  20. 話し言葉で書くのを避けよう。get→obtain, do→具体的に, hard→difficult, just→simply
  21. 1つの文を1つのメインアイディアに絞ろう *絞る方法は接続詞、関係代名詞、コンマ挿入
  22. 短い文に区切って書いてから、つなげて文を整えよう。*つなげる手法は主語がそろえば等位接続詞and/butでつなぐ、接続詞although, becauseなどでつなぐ、関係代名詞でサブ情報としてつなぐ
  23. 主語をそろえて視点を定めよう
  24. 既出の情報、読み手が知っている情報を主語に使おう
  25. 接続の言葉(Therefore, Accordingly)を捨て、文同士を内容でつなげよう
  26. 「~のため」にbecauseを多用せずに他の表しかたも知っておこう *例:関係代名詞非限定、単にandでつなぐ
  27. 初出の略語はスペルアウトして、略語を丸括弧内に続けよう
  28. シリアルコンマ(A, B, and Cのandの前のコンマ)は明確性が増すので使おう
  29. 数字表記の決まり(1から10をスペルアウト、単位記号と数値の間にスペースを空ける、余暇)
  30. コロン(:)とセミコロン(;)の違いを理解しよう。 *コロン(:)は「大から詳へコロンだ」と覚えて使ってOK。コロンの前で文が独立するように使う。セミコロン(;)は2文をつなぐ、コロンでわかりにくい列挙にてコロンの代わりに使う

 

ちょっと長いなあ。ぱっと見て頭には入ってこないので、やはり、分類の記載が必要か。

前から【動詞が鍵となる文の組み立て】【誤記・不明瞭を無くす】【文と文のつながり】【表記法】に分類できるようにしています。

 

もう少し工夫します。

 

 

朝一番は頭がさえているので、例え忙しくても、10分でも30分でも、少しクリエイティブなことに私は時間を使いたい。

 

メールの返信で朝一番の時間が終わってしまわないよう、メールやその日の業務連絡などは、前日のうちに処理しておきます。

 

30のルール、毎朝の細切れ時間でもう少し改善をしたいと思います。

改善が終われば、日々の大学講義と企業様向けセミナーで受講生に参照してもらおう。

受講者にとって便利なリストになるといいなと思います。

 

 

 

新刊(訳書)のお知らせ


昨年から取り組んできたもう一つのプロジェクト、翻訳本を出版させていただきました。

どうか皆さまのお役に立てますように。

 

ACSスタイルガイド   アメリカ化学会 論文作成の手引き

 

ACSスタイルガイドは、日英技術翻訳者で技術英語講師である私の愛読書です。読むと頭の中がクリアになり、まっすぐに英語を書き進めることができます。根拠をもって、理系学生の論文英語を指導することができます。

 

ACSスタイルガイドのページをはじめて開いたときの感動は忘れられません。日々悩んでいた英語の書き方に「答え(=指針)」があったことに驚き、一気に読み進め、私のACSスタイルガイドは付箋だらけになりました。指針があることを知ったことで、どのような場面でも、自分自身で英語の書き方を決めていけるようになりました。

 

科学技術分野の情報を世界に発信するためには、正確、明確、簡潔に英語を書くことが必須です。しかし、文法的な正しさに加えて、どのような英文を書けば情報が早く的確に伝わるのか、どのようなスタイルで英語を書くべきかということを日本で学ぶ機会は限られています。その結果、難しく複雑に書いてしまったり、数や表記の規則を知らずに書き進めてしまったりすることがあります。

 

一方、欧米諸国には、「スタイルガイド」と呼ばれる「文書の書き方の指針を示す書」が数多くあります。各学会や企業、団体が「英語の書き方」を定めたもので、その中身の大半が共通しています。いずれのスタイルガイドにも、「読み手が迷わないように書く」というまっすぐな指針が示されています。

 

そのような数あるスタイルガイドの中でも、特に明快に私たちを導いてくれるのが、アメリカ化学会による「ACSスタイルガイド」です。化学分野の例文が使われていますが、そこに記された内容の多くは、分野を超えて幅広く実務文書に活用できます。

 

例えば4章「文体と語法」には、明確で簡潔に書くための表現のコツが詳細に書かれています。9章「文法、句読法、スペル」、10章「編集スタイル」、11章「数量表記、数学的表記、測定単位」には、正確に書くための表記の決まりが詳細に書かれています。他の章では、英語論文を書くのに役立つ内容(第1部の1章、2章、3章他、第2部の14章から16章)、化学分野特有の表現の決まり(12章、13章、17章)が記されています。

 

全体構成は次の通りです。

1 科学分野の表現技法

1章    科学出版における倫理規範

2章    科学技術論文

3章    編集プロセス

4章    文体と語法

5章    Webシステムによる投稿

6章    査読

7章    著作権についての基本知識

8章    マークアップ言語と構造化文書

 

2部: 表記の指針

9章    文法,句読点,スペル

10章  編集スタイル

11章  数量表記,数学的表記,測定単位

12章  化合物の名称と番号

13章  化学の通則

14章  参考文献の記載方法

15章  図

16章  表

17章  化学構造式

18章 文献一覧

 

本来であれば、英語で書かれたスタイルガイドを日本語に訳す必要はないかもしれません。英語のまま理解したほうが明快でわかりやすいこともあります。しかし、ACSスタイルガイドに書かれている情報を取り出しやすくし、多忙な研究者 や実務家の方々の時間を節約し、より多くの日本人にACSスタイルガイドを手にとっていただきたいと考え、同書を翻訳することを志願しました。

 

スタイルガイドを使って、まずは、書き方の規則や推奨される英語の技法を「知ること」が大切と考えています。その先は、自分自身で取捨選択することで、最適なスタイルを確立できると考えています。

 

英文を書かれる研究者の方々や実務家の方々が、本スタイルガイドの内容を活用され、自立した英語執筆者への一歩を踏み出されることを願っています。

 

2019年3月27日 中山  裕木子

 

仕事の言葉使いとmeanwhile


私が使いこなせない英語にmeanwhileがあります。いつも難しいなと考えていて、リライト時に削除しています。

 

meanwhileの意味は、文頭ではOn the other hand,やHowever, 文中ではat the same timeというのが通例でしょうか。

 

文頭のMeanwhile,を「一方」の英訳として翻訳者が使われることもあるようですが、個人的にはこの表現が苦手です。

 

「難しい」と感じるとともに、本日頭に浮かんだmeanwhileの私の違和感の理由について、ここに記載いたします。

 

日本語の話になりますが、仕事で使ってはいけない日本語として、私自身が過去に指摘された言葉があります。

 

テクニカルライティングのセミナーを依頼くださった企業の重役の方から、注意をされました。

 

とてもありがたい注意でした。

 

「とりあえず」

 

これは、ビジネスの上では絶対に言ってはいけない、とその方がおっしゃいました。

「とりあえず」なんていう仕事は一つもないんだ、とその方はおっしゃいました。

 

その意見に深く共感したので、その後、私は「とりあえず」を書き言葉でも話言葉でも、仕事で使わないようにしています。

 

ではどうすればよいか?

 

「つい言ってしまうときがあればどうしたら・・・?」とさらに相談したところ、「まずは」に変えなさい、とおっしゃいました。

 

「とりあえず」→「まずは」

 

解決策まで出してくださり、本当に素晴らしい方でした。

 

(私はこのように自分にダメ出しをしてくださる方を好む傾向があります。しかも「どうしたら良いか?」までを相談することがあるので、「心が強いね」などと言われることがありました。しかし、ダメ出しをされると、何より「気づき」があります。何がいけないか、どうすれば改善できるかを考える機会になるので、くださるご意見は非常に貴重です。また、ダメ出しをなさる方は、たいてい本物の実力者で、自分には無いスキルをしっかりと持っておられるので、単純に尊敬の念をいだくためでもあります。)

 

その「とりあえず」を少しやわらかく言い換えれば、「さしあたり」となるように思うのです。

 

「とりあえず」のようにタブーではないけれど、なんとなく似た言葉なのが、微妙なニュアンスの「さしあたり」や「当面は」のように思います。

 

 

そして、それに対応する英語が「meanwhile」であるような気がしてならないのです。

 

「とりあえず」ほどは悪くないけれど、「さしあたり」や「当面は」といったニュアンスが伝わる可能性のあるmeanwhile(___whileとあることからも、「当面」といったニュアンスが伺い知れます)。

 

その単語を「一方」という日本語に飛びついて使うのは、あまりよろしくないのではないかと考えています。

 

「一方」には、本当に対比であればIn contrast,(単文の場合)、whereas(複文の場合)という代替案があります。内容が対比でなければ、訳さなければよい。また、対比部分の英語表現をパラレルに揃えることやパラグラフを変えることで「一方」と「他方」をきれいに並べて見せて、英語では「一方」の文言を記載しない、という方法も使えます。

 

そのようなわけで、meanwhileの出番は、ユー・イングリッシュの翻訳スタイルには今のところは存在していません。

 

スタイルの決め方は人それぞれですが、そのようなことを考えながら、本日リライトをしていました。

 

meanwhileのリライト中にふと浮かんだ「とりあえず」の話を懐かしく思いながら、ご指摘くださった方のことに、想いをはせていました。

 

その方は、大企業でご尽力されて、技術者であられながら、知財・法務部で日本語の技術文書の書き方を指導し、英語テクニカルライティングの手法に共感してくださいました。「日本の技術文書の品質改善」という意味で共感してくださり意見交換ができたビジネスパーソンは、これまでにもその方だけでした。何か恩返しができないかなあ、と考えています。

 

さて、この3月はプロジェクトがいくつか終わりました。いつも3月は、1年を見直し、4月からはじまる新たな1年へと準備をします。日々の社内の翻訳状態の整備を終えたら、次のプロジェクトを含め、新しい1年へと走り出すときがきています。

 

 

 

had betterの理解(業務の日常より)


論文の書き方:若手研究者へ というところからの一節:

 

*****

Beginning independent investigators are often told that a research reputation can be thought of as a product of quantity times quality of published work.

 

若手研究者は、出版物の量と質の積で研究が評価されると耳にするかもしれない。

 

If only one publication appears every 10 years, they may be advised, it had better be a good one. On the other hand, a large number of low-quality publications is not of benefit to the individual or the profession.

 

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にするほうがよいだろうが、質の低い出版物を数多く出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

*****

 

自分で日本語訳を確定しておきながら、意味が取れない。この記載はOn the other handが矛盾しているように思う。いや、英文は誤っていないから、自分の解釈が誤っている。

 

 

●had betterのニュアンス

 

3語英語の説明サイト(「had better」は命令口調。もっと自然に伝えるには?):

https://diamond.jp/articles/-/193586?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 

 

これを実際に適応して、上の英語を日本語に訳そうとするが、何か上手くいかない。

 

 

結局、英語ネイティブにメールで確認しました。

 

なお、私自身はフリーランス時代10年、そしてその前後の合計およそ15年ほど、ネイティブの意見を一切聞かずに、自分の書き方スタイルを確立しました。

「非ネイティブだからこそできる、シンプル英語による高品質翻訳」などと謳ってきました。

「ネイティブに聞かずにスタイルガイドに聞こう」ともよく言ってきました。

 

しかし会社を設立してから最近は、「参考」にするために英語ネイティブの方々の意見を聞くことがあります。

 

意見に振り回されない確固としたスタイルが確立すれば、そこからネイティブ英語話者の意見を少しプラスアルファすることは、より品質を高めるために悪くないと考えています。

 

「私たちは英訳翻訳者、英語力アップしようプロジェクト」も社内でもやってみたいと考えています。

 

英語ネイティブの意見が必須ではないと考えつつも、余力があるときは、前進を願って相談を・・・。

 

 

さて、今回の質問。

 

分かっていたことだけれど、had betterは”a threat”とのこと。それをきちんと適用すれば、先の英語は意味がとれるのに、いざ実際の文、しかも書き言葉の文中に普段目にしないhad betterが出てきて理解が甘くなってしまったことを反省しました。

 

英語ネイティブからのメール:

******

Hi Yukiko,

 

‘You’d better do it! Or else there’ll be trouble.’ is a threat.

 

‘If you’re only going to publish once every ten years, it needs to be a very good piece of work, or you’re going to lose your job.’

 

Is that helpful?

 

Regards,

XX

*****

 

訳文を改定します。

 

意味がとれない訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にするほうがよいだろうが,質の低い出版物を数多く出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

検討中の訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきだが,質の低い出版物を数多く出すことも,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

 

もう少し改定中の訳(元の英文に忠実に):

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきという忠告を受けるだろうが,数多く出す場合であっても,質の低い出版物を出すことは,本人にとっても科学分野にとっても無益である。

 

最後に調整した、ややあっさりした訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきだが,数多く出す場合であっても,質の低い出版物を出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益ではない。

 

 

さらに、サラッと言い換えてくれたネイティブによる英語も、書き留めたのでここに残しておきます:

If only one publication appears every 10 years, they may be advised, it had better be a good one. On the other hand, a large number of low-quality publications is not of benefit to the individual or the profession.

→言い換え

Producing only a few very high quality publications is risky; however, producing many low quality publications is also not beneficial.

 

 

「こういうこと」と言い換えるのがネイティブはやはり上手いですね・・・。

パラレリズムも綺麗・・・。

 

 

そして今回の英語の発見:

had betterは、実質的にはhave toと理解すると良い、と思いました。(誰でも知っていること、かな? ですが、自分の中で腑に落ちると、とても楽になります。)

 

一つ、英語の理解が深まりました。

 

(先の3語本の執筆中、説明しようと思って考えているうちに話言葉でshallはshouldであること、そしてshallをshouldに変えるとShall we have a break now?→Should we have a break now?と、友人同士の「~しちゃう?(Shall we…?)」からビジネスに適した「~しましょうか。(Should we…?)」へと変わることを発見して自分の中で腑に落ちたことがありました。今回はそれに似たような機会でした。)

L♥ve English!(新刊のお知らせ)


世の中には色々な仕事がありますが、職種の違う人の仕事を見るのは、興味深いものです。

例えば編集者のお仕事とは、「文書を編集すること」。

 

このように文字にするとあたりまえに見えるのですが、このことに「ぐっとくる」日々を過ごしていました。

 

私は、くどくたくさん書きすぎる傾向があります。

 

減らすべきことも分かっているのだけれど、あれも、これも、伝えたいメッセージが増えてしまって、つい、情報量が増えてしまう。

 

今回も500ページ越えの原稿提出から、始まりました。

 

はじめに章を1つ、バッサリカット提案。

 

苦心して探した数々の画像も、全部カット。

 

その先も、コラムもカット、本文も部分的にカット、カット・・・!

 

見事なまでに、カットの提案をしてくださり、それは本当に助かりました。

 

7月、分厚い原稿を持って東京に打ち合わせに押しかけたときに言われた言葉。

 

「必然性なんですよ、必然性。大切な紙面を使うためには、その情報が必然でなければならない。」

 

 

・・・確かに。

 

 

その後もページが増えることがありましたが、一方で、必然でない箇所をカットすると、まるで英文をリライトするかのように、爽快な気持ちになりました。

 

時間をかけて書いたのにもったいない、・・・という感覚は今回なく、カットする勇気をくれて、ありがとう、という感謝の気持ちだけでした。

 

なぜなら、カット提案される箇所が、見事なまでに、私が迷っていたところだったからです。

 

残したいけれど、本題からずれるかな、と感じていた箇所、頑張って書いたけれど、あまり上手く伝わっていないな、などと思う箇所に、メスが入りました。

 

そのようなわけで、今回の一般書、スリムになったと思っています。

それはそれは楽しい「3語英語」の日々でした。

 

どうか皆さま、L♥ve English!

 

 

 

 

英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】

辞書とのつきあい方を発見


今さらながら、気付いたこと、そう、辞書は私たちを、助けてくれるもの。

 

辞書とのつきあい方について、「そうだ!」と思ったことがあります。

当たり前のことですが、しかし、重要な発見のようにも思えたため、そのことについて、書きます。

 

「辞書が無い状態で、ものを書いてはいけない」(工業英検の本にも書かれていること)

 

「辞書は友達、仲良くなろう」(私が学生たちに言ってきたこと)

 

などと、辞書について、これまでも思うことはあったものの、イマイチ、腑に落ちていないことがありました。

 

しかし、今回はっきり分かったこと。

 

  • 辞書の誤解

→辞書は、その単語の意味を知るためのもの×

 

  • 辞書の現実

→辞書は、意味は分かるのだけれど、翻訳対象言語での良い言葉が見つからないときに、より良い言葉がないかどうかを探すもの○

 

ということです。

 

このことに、和訳をしていて(普段は英訳ばかりで、あまり和訳をしません)、分かりました。

 

和訳をしていると、例えば「attribution」、この英単語の意味は分かるのだけれど、イマイチぴったりの日本語が見つからない。

 

また、「context」、この単語の意味は分かるけれど、しかし、日本語を迷ってしまい、良い言葉が決められない。

 

そんなとき、「分かっているけれど、念のため辞書を引いてみるか」、と思って、英和辞書を引きます。

 

→すると、驚くほど多くのバリエーションで、「しっくり」くる日本語が、たくさん、出てくるではありませんか。

 

つまり、翻訳をする単語について、分かっているけれど、しっくりくる言葉を探したい、という状況では、辞書が大変役に立つことが分かりました。

 

 

具体的には、英和辞書を引いて、元の英語も、出てくる日本語も、どちらも意味が分かっている状態で、単語を選ぶのです。

 

和訳だから、このカラクリが、理解しやすい。

 

決して「帰属」っていう日本語はどういう意味だろう?

 

分からないけれど、英和辞書に「帰属」って書いてあるから、attributionを「帰属」と訳しておこう、という選択ではないのです。

 

また、「帰属」って辞書には書いてあるけれど、この文脈では、「誰に所属しているか」っていうように、かみ砕いて日本語に訳そうか、などと、自身の判断も反映させます。

 

また、例えば、context(文脈)が訳しづらかったのですけれど、context = 「文脈」は、今回の内容では「背景」と訳そう。また別の内容では「位置付け」と訳そう。

このように、context = 「文脈」から広げて、適切な単語をその文の内容に照らして、自分で作ったりもしながら、決めました。

 

 

翻訳とは、こういう作業であること、当たり前のことなのですが、今回和訳を通じて、なんとなく、「辞書はこのように使うのか!」「私たちを、助けてくれる!」というように、再度、実感しました。

 

さて、ここでの私の発見、つまり思ったことは、これをそのまま、英→和(和訳)ではなく和→英(英訳)に置きかえてみることです。

 

日本語の意味は分かるけれど、いまいちしっくりとくる良い英単語が見つからない、そんなときに、和英辞書を引くのです。

 

そのとき、和英辞書に出てきた一連の英単語、それらは、当てすっぽで選ぶわけではなく、また、それらの意味が分からないまま選ぶわけではなく、また、辞書の中から必ず選ばなければならないわけでもないのです。

 

そう、出てきた単語を手がかりにして、もし自分で「表したい意味にぴったり!」と思えば選べばよいし、そうでなければ使わなければ良い。または、もっとかみ砕いた簡単な別の英語へと連想して、新たな単語を使っても、良いのです。

 

先ほどのcontextを「文脈」ではなく「背景」と訳したり、また「位置付け」と訳したりしたのと同じことを、和→英のときも、臨機応変に、言葉を広げて行えば良いのです。

 

 

そう、辞書が本当に役に立つのは、「辞書に書かれている単語を意味をすべて把握してから」なのかもしれません。

 

私は理系学生へのライティング授業では、出来るだけ辞書を引かないようにしましょう、と言いますが、そのことが正しかったように、感じました。

 

初め学生達は、「???」という顔をします。

「辞書を引きましょう、単語を覚えましょう」とそれまで言われ続けてきた、と言うのです。

辞書を引かないで、なんて、聞いたことがない、と言うのです。

 

なお、学生たちは日英両方の論文を読んでいますから、いざ自分が書くとき、辞書を引かなくても、専門用語は知っていることが多いです。

 

それなら、辞書を引かず、自分の頭の中の単語を、探して欲しいのです。

 

また、もし辞書を引いたとしても、決して知らない単語、不安のある単語には飛びつかず、「見たことがある」「知っている」「使いこなせる」という単語だけを使って欲しいのです。

 

私自信もこの方法で、ライティングを進めてきました。

 

自分自身は、その結果、いまだに使いこなせない単語が沢山あります。

 

例えばimpinge(衝突させる)。

 

ノズルジェットの話などで、液体ジェットを対象物に「衝突させる」なんていう文脈では、いい加減に使わなければならないかな、と思いながらも、いまだに使っていません。

 

なんとかimpingeが理解できてきたから、そろそろ使おうか、と思った瞬間、他人の誤用(自動詞と他動詞の誤用)を発見してしまったりして、その都度、「私たち非ネイティブには未だ早い!」などと思い直し、結局、hit(衝突する)などの簡単な単語を工面して、最終原稿からはimpingeが消えてしまいます。

 

 

この方法は、私の個人的な方法です。

しかし、今のところ、この方法がユー・イングリッシュでは上手く機能しています。

 

そんなことを思いながら、本日は和訳を通じて、「辞書はやっぱり友達」「私たちを助けてくれる」。そしてそれは、「辞書の単語をすべて知っているとき」、ということを、確信したのです。

 

また、「辞書の単語をすべて知っている」ようになるのは、それほど長い道のりではないと思います。

 

知らない単語には手を出さず、知っている単語だけを少しずつ使っていく。

自分に必要な単語は、仕事を通じてよく目にしますから、無理をして覚えなくても、少しずつ、知らない単語→見たことある単語→そろそろ使えそうな単語、へと変化します。

そしてそれを続けていれば、いつのまにか、「各分野の単語をおおよそ知っている」というようになるのが、工業英語の単語数だと思います。

(TOEICの単語、つまり一般英語の単語には、終わりがありません。しかし、工業英語の単語には、限りがあります。)

 

 

和訳を通して実感、「ありがとう、辞書!」

 

翻訳祭への登壇(11月29日)


第27回 JTF(日本翻訳連盟)翻訳祭、にて、90分枠で、登壇をさせていただきます。

http://www.jtf.jp/festival/festival_program.do#koen_004

 

機会をいただきますことに、心より、感謝いたします。

関東の皆様にお会いできますこと、楽しみにまいります。

 

 

最近、東京方面の特許翻訳者の前でお話をするという機会が、少しですが、増えています。

 

翻訳祭とは別の機会で、比較的大人数の特許翻訳者様が一同に会されている、という仕事現場での機会に、いくつか、お声をおかけいただきました。

 

これまで、比較的大人数の現場セミナーでは、知財ご担当者の方々向けが多く、「大勢の特許翻訳者」の前でお話するという機会は、それほど多くはありませんでした。

 

私の特許翻訳歴は、現在18年程度・・・。

対して、現場の特許翻訳者であられるご受講者の中には、特許翻訳歴30年とか、時には40年(45年という方にお目にかかり、尊敬!)、といった方々も、いらっしゃることがあります。

 

自分よりも翻訳歴の長い方々の前でお話をすることには、少々、気が引けるということがあります。

 

しかし、お声をおかけくださった「ご依頼者」の目的に沿った情報を提供できるように工夫をしたい、といつも考え、セミナーを組み立てています。

一つでも、ご受講者にとって参考にしていただける内容があったことを、切に願っています。

 

 

 

さて、変わって「翻訳祭」では、その名が「お祭り」ですので、少しでも楽しく、また私らしく、お話をさせていただきたいと考えています。

 

今回は「お祭り」との名のもとに、翻訳者としての「マインドセット」の部分も、少し入れさせていただきます。

 

ハイレベル特許翻訳者の方々、翻訳学習中の方々、分野の異なる方々などの皆様方に、お会いできるといいなと考えています。

 

またお若い翻訳者・翻訳志望者の方々などにも、色々な講師が登壇なさる翻訳祭に、是非にお運びになられるといいなと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

(翻訳祭の事前のお申し込みは、締め切りになっているようです。当日のお申し込みもできるのかな、と思います)→その後、今年は当日のお申込みは受付されない、という情報を得ました。

 

 

 

 

 

 

海を越えて、シンプルイングリッシュ


シンプルイングリッシュ(拙著:「会話もメールも英語は3語で伝わります」)は、海を越えて、お読みいただいているようです。

 

夏には朝鮮日報(韓国の新聞)の記者が、取材にお越しくださいました。

3語英語の韓国語 翻訳本が出版されたのですが、そのことを、取り上げてくださったのです。

 

 

その後、台湾での翻訳本の出版のお話をいただきました。またつい最近、中国での翻訳本の出版のお話をいただきました。

 

夏(8月)に韓国の記者様(と通訳さん)が来て下さったときは、とても興味深く、お話をさせていただきました。

 

韓国と日本の英語教育に関する共通点、そして日本語と韓国語の共通点、それから日本人と韓国人の英語を話す上でのマインドに関しても、共通点と相違点を、興味深く議論させていただきました。

 

また日帰り出張してこられた素敵な韓国人女性記者様の、カッコイイお仕事の姿についても、とても興味深く見せていただいくことができました。

分野の異なる方々のお仕事ぶりというのを、いつも興味深く思っています。

 

さてそのように、韓国版翻訳本の時には「3語英語」の必要性、国での需要について、納得していたのですけれど、その先、台湾、中国、とオファーをいただくことが続いてきましたら、一つ、感じることが出てきました。

 

「シンプルイングリッシュ」、はもともと「テクニカルライティング」のコンセプトなのですけれど、そのコンセプトは、欧米諸国では、有名です。

 

拙著では「3語(つまりSVO)」だけに焦点を当てているものの、拙著のコンセプトの大半は、テクニカルライティング、つまり「伝わる英語」の技法に基づいています。

 

この「テクニカルライティング」は、日本では知名度が低いのですが、欧米諸国他では有名かと思われ、たくさんの、素晴らしい書籍やガイド本の洋書があります。

 

拙著の中でも一部、ご紹介をしています。

 

例えば次のものです。

 

(引用先:「会話もメールも英語は3語で伝わります」より)

 

 

生じた疑問は、次のことです。

 

台湾、中国・・・、と、英語が比較的得意なのではないか、と思われる諸国であっても、シンプルイングリッシュのコンセプトは、あまり、広まっていないのだろうか・・・。

 

「伝えるための英語」

 

は、とても重要なテーマです。

 

 

そして次に起こった私の考え・・・。

 

そういった諸国では、私の「3語英語」の書籍よりも、直接英語で書かれた「テクニカルライティングの書籍」を、読まれたほうが良いのではないか・・・。

 

そのように、感じはじめたのです。

拙著の翻訳版をそのような国で出版させていただくことには、意味があるのか?無いのか?

・・・・・・・

 

そんなことを思いながらも、しかし、次のことも、考えました。

 

もし、それらの国々で「シンプルイングリッシュ」「テクニカルライティング」といったことの知名度が、それほど高いわけではないのだとすれば?

 

それなら、私の「3語英語の本」をきっかけにしていただいて、「シンプルイングリッシュ」をそれらの国々にご紹介することができれば、素晴らしいのではないか・・・。

 

私の書籍が海を越えて渡ると、よくわからない日本人が提唱している(おもしろおかしい?!)「3語英語」というように、現地の人の目にうつるのかもしれません。

 

しかし、手に取っていただいたその先に、拙著でご紹介をしているシンプル英語のコンセプト、そして引用書籍、などへと真面目に興味を移していただくことができるとすれば・・・。

 

そして、直接英語で関連する洋書を読みながら、どんどん、「伝わるシンプル英語」を独学していっていただけるとしたら・・・。

 

拙著のコラムでは、テクニカルライティングに関する記載部分を原稿相談の段階で随分却下したのですけれど、一部でも、残させていただくことができて良かった、と思いました。

あらためて、「3語英語の本」の出版に感謝する次第です。

 

海を越えて、シンプルイングリッシュ。

 

世界の人にまで、シンプルイングリッシュが伝わることで、もし、その人たちに生活がより便利になったり、より仕事が楽になったり、また人々が幸せになったりしたとしたら、とても素晴らしいな、と思います。

弊社 化学の先生とのお別れ


弊社では、「文系翻訳者のための技術講座」を、社内で開催しています。

 

「電子電機」の講座(月1回、2時間の開催)では、回路素子、デジタル回路、アナログ回路、といった一連の内容を1年かけて、日本語で専門の先生に講義いただくことで学びました。

本年度は、英語の本(書籍名:Electronics Circuits and Systems)を使って、各自が内容を理解して説明し、講師の先生に確認をいただき、補足講義もいただく、という方法で、2年目の講義の終盤へと、向かっているところです。

 

はじめは「真理値表(しんりちひょう)」と聞いても、「しんにち?」「しんりち?」と、日本語自体が聞き取れなかった私たちでした。

 

しかし、頑張ってきた参加者は、今は、回路図が読めるようになったり、真理値表を使って、NOR回路やAND回路の値の結果を、しっかりと自ら導き出せるまでに、成長していることを、先日も確認しました(素晴らしい!)。

 

電子電機の講座に加えて、「化学の講座」。

こちらは、2, 3か月に1度のペースにて、お願いをしてきました。

 

「化学の講座」では、O大学の名誉教授が、私たちのために、お運びくださっていました。

 

人生の大半を講義と研究一筋に執務してこられたという先生の講義資料は膨大で、また私たち英訳翻訳者にとって分かりやすいように、また業務に役立つようにと、英語での資料を、ご準備くださっていました。

 

化学講座は、昨年9月に第1回を開始いただき、第5回を、つい先日、6月に、開催いただいたところでした。

全7回のコースを作成くださり、残り2回の資料も、すでに、いただいていました。

 

教育者としての先生の言葉には、次のことが、ありました。

 

●よくできる生徒に教えるのは、簡単なんですけれど、「わからない人に、わかるように、教える」ということには、工夫がとても生きてきますし、とても面白いんです。やってみて、だめだったら、では次はまた別の工夫をしてみよう、というようにします。だめだったら、こうしてみよう、という工夫の過程は、とても面白いものです。

 

●「化学」というのは、見えない現象を、あたかも「見える」かのように、説明をすること。機械のように手に取って扱える分野とは、全然違います。そこに「化学」の面白さがあります。

 

●座って講義をしたことが、一度も、ありません。必ず立って、生徒の様子を見ながら、講義をします。

 

 

そして、先生が、教えてくださったこと:

●世の中のすべては「化学反応」から成り立っている。

(これは私が勝手に学んだことですけれど、私たちの体の中から、DNAの構造から、何もかもが、化学反応である、ということを、先生の講義を通じて、知りました。)

 

理解の悪い私たちにも、根気よく、やさしく、そして大きな心で、教えてくださっていました。

 

先生による、AlcoholsとAlkanesの資料。ほんの一部、です。どなたでも、学習目的にて、ご使用いただけますと幸いです。
シンプル英語の宝庫の資料から引用いただいています。(主にUsborne Illustrated Dictionary of Scienceという書籍から引用いただいています。「カラフルで、見ているだけで楽しいですよ」と、ご紹介いただきました。)

 

Alcohols

Alkanes

 

 

さてそんな先生に、私は、2012年に、初めてお会いしました。
技術英語教育の一環で、工業英語協会の専任講師として、私が担当することになった講義での、専門の先生、というお立場でした。

 

工業英語協会による一連の講義を通じて、先生は「工業英語」に開眼された、とのことでした。

「長年研究者として接してきた英語に、このような領域があるとは驚いた」、という感想をくださって、工業英語の考え方と技法を、気に入ってくださり、評価してくださいました。

 

そしてそれ以来、私の仕事を、全力で、後押ししてくださっていました。

 

具体的には、「こんな英語の分野がある」「こんな先生がいる」「理系の学生に必要な英語がある」と、ずいぶん色々な方に、お手紙などを書いて、通知をしてくださっていたそうです。

ありがとうございました。

 

そして普段私は、誰に対してもかなり心を閉ざしているほうなんですけれど、先生とは、本当に、色々なお話をしました。30歳年の離れた私の話を、大きな心で、よく聞いてくださっていました。

 

先生の歩まれた壮大な人生・・・。

最後のたった5年でしたけれど、ほんの少し、お仕事にてご一緒させていただくことができて、大変、幸せでした。

ありがとうございました。

 

 

先生が残してくださった技術資料を、勉強していました。

次回にご予定くださっていた資料より、学びたかったPVDとCVD(薄膜形成の蒸着法)…

 

*****

Vapour Deposition Method

In physical vapour deposition (PVD), the material is vaporised by heat in a furnace or by pulsed lasers. The vapour is then condensed on a cool surface. For example, single-wall carbon nanotubes can be prepared by vaporising a carbon target in a furnace at about 1500 K using a laser and allowing the vapour to condense on a cool surface. An inert gas is bled into the reactor during the process to prevent oxidation of the carbon vapour.

 

In chemical vapour deposition (CVD), a reaction occurs in the vapour phase between two or more materials and/or the vapour reacts with the target material.

 

上の図がPVD, 下の図がCVD

(引用先はThe Essential Chemial Industry online:英The University of Yorkの学習サイトです)

*****

 

 

そして自分は、この先自分に残された限られた時間を、どのように生きていくべきか、そんなことを、静かに、考えていました。

 

 

そのようなわけで、ブログの更新に、時間が空いてしまいました。

 

ブログをお読みくださり、ありがとうございました。

京都にて×2


弊社を京都に設立して、3年がたちました。

 

過去には、私は京都で活動をすることがあまりなく、他府県に出かけていることが多かったです。

お客様も、他府県のお客様が多かったです。

 

しかし3年前、この土地に貢献したいという考えを持って、京都に会社を設立しました。

 

 

 

そのようなわけで、この土地でお声がかかると、嬉しいものです。

 

 

●一つは、京都新聞に、載りました。

 

1時間ほどの取材に来てくださり、「3語英語」の記事を、まとめてくださいました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

●もう一つは、京都のラジオFM放送「α-MORNING KYOTO」に出演しました。(6月9日、生放送でした。)

(3語英語の拙著、抽選5名様にプレゼント受付中、応募の締め切りは16日金曜日です。⇒https://fm-kyoto.jp/present/present-42060/。)

 

 

京都の朝の声、でおなじみの、佐藤弘樹さん、という方が進行役でした。

お会いできたことが、大変光栄でした。

 

佐藤さんは、長年、「ワンポイント・イングリッシュ」という朝のコーナーを、担当されています。(私が今回出演したのは、そのコーナーではありません。)

 

佐藤さんが素敵なのは、その「声」だけではないのです。

「日本語」と「英語」をじっくりと見つめ、どちらの言葉も愛しながら、非常に細かいニュアンスを比較される、独特の語り口調が、好きです。

 

 

******

私が「英語は動詞が大切ですね」、というお話をすると、さらりと切り返されたのが、次の言葉。

 

「そうですね、動詞が重要だからこそ、時制が細分化するのでしょうね。」

 

!!!(おっしゃる通りです!)

*****

 

その後に続けられた現在完了時制のご説明も、面白くて、説得力がありました。

一般の方向けに、「声」だけで、分かりやすく伝えることの、「プロ」でした。

 

丁寧で、自然体で、そして紳士である佐藤さんのお仕事を間近に拝見することができ、とても勉強になりました。

 

αステーション様、機会をくださって、ありがとうございました。

 

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