ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

L♥ve English!(新刊のお知らせ)


世の中には色々な仕事がありますが、職種の違う人の仕事を見るのは、興味深いものです。

例えば編集者のお仕事とは、「文書を編集すること」。

 

このように文字にするとあたりまえに見えるのですが、このことに「ぐっとくる」日々を過ごしていました。

 

私は、くどくたくさん書きすぎる傾向があります。

 

減らすべきことも分かっているのだけれど、あれも、これも、伝えたいメッセージが増えてしまって、つい、情報量が増えてしまう。

 

今回も500ページ越えの原稿提出から、始まりました。

 

はじめに章を1つ、バッサリカット提案。

 

苦心して探した数々の画像も、全部カット。

 

その先も、コラムもカット、本文も部分的にカット、カット・・・!

 

見事なまでに、カットの提案をしてくださり、それは本当に助かりました。

 

7月、分厚い原稿を持って東京に打ち合わせに押しかけたときに言われた言葉。

 

「必然性なんですよ、必然性。大切な紙面を使うためには、その情報が必然でなければならない。」

 

 

・・・確かに。

 

 

その後もページが増えることがありましたが、一方で、必然でない箇所をカットすると、まるで英文をリライトするかのように、爽快な気持ちになりました。

 

時間をかけて書いたのにもったいない、・・・という感覚は今回なく、カットする勇気をくれて、ありがとう、という感謝の気持ちだけでした。

 

なぜなら、カット提案される箇所が、見事なまでに、私が迷っていたところだったからです。

 

残したいけれど、本題からずれるかな、と感じていた箇所、頑張って書いたけれど、あまり上手く伝わっていないな、などと思う箇所に、メスが入りました。

 

そのようなわけで、今回の一般書、スリムになったと思っています。

それはそれは楽しい「3語英語」の日々でした。

 

どうか皆さま、L♥ve English!

 

 

 

 

英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】

途方に暮れたときの対処法―黙って本を読むこと


色々な仕事に取り組んできましたが、途方に暮れるほど難しい仕事、というのに直面することがあります。

 

今は特許翻訳は、難題であっても、およその解決法が見えるようになりました。

しかしそれ以外の仕事については、経験が浅いと感じる点が、多くあります。

 

ダメだ、私には理解できない。難しい。

技術の英語が分からない。技術の日本語が分からない。

そんな状況になるときが、あります。

 

特に私は、自分に簡単にできる範囲内の仕事ではなくて、少し(いいえ、大幅に)背伸びをした仕事に取り組んでしまう傾向があるため、ダメだ、これまで何度も乗り越えてきたけれど、今回ばかりは、ダメだ。

そんなことが、たまに、あります。

 

今回久しぶりに、本当にダメだ、力が足りない、と思うことに直面しています。

 

ダメだ、ダメだ、知識が足りない、力が足りない。

 

今回は、数名の研究者の方にも相談をしました。

なんとか自分の力の無さを、助けてもらえないか、というぶしつけな願い。

 

私のダメな点を、厳しく指摘してくださった方、やさしく応援してくださった方、超多忙な中、1時間×2回の面談の工面をしてくださった方、今回ばかりは悩んでしまった私に、様々なお立場から、可能な手をさしのべてくださいました。

心より、感謝。

 

中には、私のあまりのひどさに、厳しい指摘をして下さった方も、いらっしゃいました。

どん底に突き落とされるような、厳しい言葉:

「中学生が宿題をしたレベル以下の品質です。こんな仕事なら、やらないほうがマシ」。

 

そんなとき、つまり底に落ちて、泣きそうになる自分がいるとき、何をするべきか・・・。

 

泣いては、いけない。

どんなときも、resilience。

本当に泣きそうだったのですが、即座に、とにかく涙をこらえて、机周りに散在する本に、手を伸ばしている自分がいました。

問題に向き合うこと。

泣く暇があれば、黙って本を、読めばいい。

すべては、自分の責任。誰のせいでもない、自分の責任。

 

そんなことで、今難しいと感じている仕事について、まだトンネルの出口は見えていません。

 

しかし、本日新たに購入した基礎の本3冊は、私にほんの少しですが、希望の光をあたえてくれる可能性があります。

 

マクマリー有機化学(上、中、下)

 

古典書は、素晴らしい。

他にも色々参照したけれど、やはり古典書は、良い。

教科書を勉強しなければ、何ごとも、前には進まない。

 

すべては、自分の責任。

ダメな自分でも、信じる以外に、もう選択肢はないのです。

ですからもう少し、もう少し、自分を信じて、歩みます。

 

厳しい言葉も含めて、力をかしてくださった方に、ありがとうございました、と言える日が来るように。

 

特許翻訳を話した機会


昨年から今年にかけて、特許翻訳について話す機会に、恵まれていました。そのような機会の中身が少し見える資料を、ここに共有させていただきます。

 

  • 日本翻訳連盟様の講演×2回です。特許翻訳者の方々向けに、お話をしました。いずれも100名を超える翻訳者様にお集まりいただけたかと思い、何らかのメッセージが伝わったことを願っています。

 

1.第27回JTF翻訳祭

「寝ても覚めても特許翻訳(日英)―企業様の強い権利化を支える翻訳者になる」

https://journal.jtf.jp/topics_detail28/id=699

 

 

2.2018年度第1回JTF関西セミナー

「日英特許翻訳レッスン―読みやすくチェックしやすい英文を書く」

https://journal.jtf.jp/eventreport/id=725

 

 

  • 次は日本弁理士会発行の月間「パテント」に投稿させていただいた記事です。日本の弁理士のみなさまに配布されている雑誌ですので、知財担当者の方々に広くお読みいただけていたら、ありがたいなと思っています。

 

「正しく伝わる特許明細書の英文チェックポイント」

https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/3031

 

 

 

2014年に特許本「特許翻訳英文作成教本」を出版したときに燃え尽きてしまって、そのあとの数年は特許翻訳のことを話してきませんでした。したがって、これらは私にとって、「また前に進みたい」と願っての、特許翻訳業界への協力を求めるアプローチでもありました。

 

Now, the next step… 次のステップに、自分としては、進めるような兆しを見いだしています。

特許翻訳がもっと上手くなりたい。

 

今は私は基本的にリライトを担当していますが、「リライタは翻訳の花形(はながた)ですよね」と、先日ある方に言われました。長年、リライタは黒子(くろこ)だと思ってきたので、弊社の全件リライトを担当しながら、ああ、一から自分で訳したい、毎日一から訳す一翻訳者である日々に戻りたい、と心が渇望する中、しかし自分が翻訳を担当するとリライトできる案件数が減ったり、他の業務が滞るので、全体品質向上が難しくなる、というジレンマを抱えていました。

 

しかし、その一言で「そうか、花形か」、などと、妙に納得し、嬉しく、自分の仕事に改めて誇りを感じたりしていました。

リライタとして、特許翻訳のあるべき姿を定めたい・・・。つまり、どのような翻訳文が本当の意味で、お客様にとっての良い翻訳文なのか、という点を、明確化したい、と考えています。

 

今年から来年にかけてはもう少しその点を具体的に洗い出し、自分の中で、明確化したいと思っています。

もし上手くいけば、社内だけでなく、社外にも情報を共有をさせていただきたいと考えています。

Wish me luck!

 

技術のワクワクを見つけよう


社内で開催している電子・電気講座は、はや3周年が近づいてきます。

 

模索が続きましたが、やめてしまわずに続けてきたことで、正しい講座の形が見えてきました。

 

多忙な業務の時間を使って開催しますので、やはり、翻訳の業務に直接生きる、業務に直接反映できる、ということを目指したいと願う気持ちがあります。

 

一方で、いつも頑張って脇目もふらずに仕事に励んでくれているスタッフのみんなが、単純に、少しリラックスした時間を過ごせるといいな、というようにも、思っています。

そして、皆が知的好奇心を高めることができれば、必ず「より良い仕事」につながっていく、という風にも考えています。

 

さて、本日の講座では、「混色」を体験しました。

フルカラーLED、の回路を体験しました。

 

ブレッドボードを使います。

本日は、「透明」のブレッドボードを準備していただいたので、裏からみると、どこがつながっているかがよく分かって良かったです。

 

先生にサポートいただき、回路図を見ながら、LEDが点灯する回路を作ります。

 

これまで、LEDが点灯しただけでも感動していた私たちですが、スイッチを、間に入れます。

(なお、ほとんど先生がしてくださいます。技術者の方は、素晴らしいです)。

 

赤色を点灯。

 

緑色を点灯。

 

青色を点灯すると・・・。

 

白色になりました!!!

 

 

赤・緑・青の三原色で、すべての色が出せる・・・。

 

そして、白色LEDを作るために、青色LEDの開発が待たれていたこと、とてもよく、理解ができました。

 

また、LEDのカバーが乳白色であることで、乱反射により、色を混ぜている、といった知識もいただき、確かに赤色と緑色と青色が混ざって白色になっていることを、確認しました。

 

面白い!

 

講座にご協力くださる先生、そしてこれまで運営してきたスタッフにも、感謝。

 

 

 

それから、本日の私の個人的なヒットは、次のこと。

抵抗器の電圧(the voltage across the resistor)を測ります。

 

LEDの電圧(the voltage across the LED)を測ります。

 

 

電圧を測るときって、本当に見たまま、the voltage across the resistorとthe voltage across the diode・・・。

両端に、プラスとマイナスを接触させて、電圧を、計る・・・。

 

the voltage across the circuit element

= the voltage between the two terminals of the circuit element

 

前置詞across(電圧は、両端の差なので、端から端までを表すacross)とthrough(電流は、流れて通過するので、through)を感じる、ということは、これまで英語の授業でよく取り上げてきましたが、こうして視覚的に見るのは、とてもいい、と思いました。

 

 

電流の場合・・・

the current through the circuit element

 

電流を計るためには、その電気の流れの中に、電流計を直列に入れなければならないから、一つの線の端を外して、このように、入れるとのことで・・・。

 

確かに、電流が通過して流れる、測定器を含めた閉じた直列回路ができました。

 

 

 

 

 

個人的には、先のフルカラーLEDと同じくらい、こちらにも、感動をします。

 

 

さて、次回はこのフルカラーLEDを復習してから、次の項目へと、進みましょう。

 

 

*****

一歩、一歩、また一歩。

 

「知らない」と「知る」では世界が180度変わることがあること、色々な場面において、個人的には、これまでも多く、経験してきました。

 

使える時間は限られていますから、取捨選択をして、focusしなくてはならない。

これからも、一歩ずつではありますが、学び、前に進んでいきたいと思います。

 

Learning is a gift!(仕事のワクワク、見つけよう!)

理系の英語


これまで、多く理系の学生達に、英語を教えてきました。

学生への講義は毎週あります。

大学の非常勤講師を続けながら10年以上がたちましたので、理系の彼らの思考を探る機会は、随分と、積み重なりました。

また、大学の理系の先生方との交流を通じても、理系の研究者の方々がどのように説明をすれば、「英語が腑に落ちる」と思ってくださるか、逆にどのようなところに、英語の疑問を残して困っておられるか、ということが、比較的、よく分かるようになりました。

 

ところが、未だ皆目わからないのが、文系の方々に英語を教えるとき。

自分も文系なのに、いつのまにか、すでに文系の方々の英語に関する思考が分からなくなっていることがあります。

現実に、文系の方々には、私の英語の説明が腑に落ちないことが多い、ということを、セミナーを通じて、これまで多く体感してきました。

 

ですから今回も、その受講者が「文系の方」であるとわかったとき、おそらく私の説明が腑に落ちていないだろうな、と思っていたのです。

 

おそらく「単語が馴染みがなくてわからなかった」や、「スライドの扱いの速さに、困惑した」(←データをタイプして講義をすすめますが、理系の方々への授業ではテンポがよくて丁度良い、と言われる一方で、文系の方々には、手元が早くてわかりづらかったと不平が出ます。)、または「自身の英語のほうが講師のシンプル英語よりも良い」、といったフィードバックを、予測していたのです。

 

ところが、文系の仕事の中でトップの類かと思われるその職業(法律系)の受講者の方が、丁寧に、フィードバックをくださったのです。

 

「理系の英語の考え方が、とても新鮮でした」

「半田付け、など、分からない単語もあったが、興味深かった」

「これからは、時代が理系ですよ。ですから、英語もきっと、理系英語がスタンダードになる」

「きっと、理系英語はブレイクします、頑張ってください」

 

 

ありがとうございます!

 

とても、勇気づけられました。

 

 

時代が理系です?・・・興味深い。

理系英語がスタンダードになる・・・?

あまり考えなかったことですが、シンプル英語への波は、確かに進んでいるように思います。

 

 

週末には久しぶりに工業英語協会の基礎セミナーを担当させていただきます。

冠詞の基礎、そして文の組み立ての基礎です。

名古屋の方々にお会いできますこと、楽しみにしています。

 

 

辞書とのつきあい方を発見


今さらながら、気付いたこと、そう、辞書は私たちを、助けてくれるもの。

 

辞書とのつきあい方について、「そうだ!」と思ったことがあります。

当たり前のことですが、しかし、重要な発見のようにも思えたため、そのことについて、書きます。

 

「辞書が無い状態で、ものを書いてはいけない」(工業英検の本にも書かれていること)

 

「辞書は友達、仲良くなろう」(私が学生たちに言ってきたこと)

 

などと、辞書について、これまでも思うことはあったものの、イマイチ、腑に落ちていないことがありました。

 

しかし、今回はっきり分かったこと。

 

  • 辞書の誤解

→辞書は、その単語の意味を知るためのもの×

 

  • 辞書の現実

→辞書は、意味は分かるのだけれど、翻訳対象言語での良い言葉が見つからないときに、より良い言葉がないかどうかを探すもの○

 

ということです。

 

このことに、和訳をしていて(普段は英訳ばかりで、あまり和訳をしません)、分かりました。

 

和訳をしていると、例えば「attribution」、この英単語の意味は分かるのだけれど、イマイチぴったりの日本語が見つからない。

 

また、「context」、この単語の意味は分かるけれど、しかし、日本語を迷ってしまい、良い言葉が決められない。

 

そんなとき、「分かっているけれど、念のため辞書を引いてみるか」、と思って、英和辞書を引きます。

 

→すると、驚くほど多くのバリエーションで、「しっくり」くる日本語が、たくさん、出てくるではありませんか。

 

つまり、翻訳をする単語について、分かっているけれど、しっくりくる言葉を探したい、という状況では、辞書が大変役に立つことが分かりました。

 

 

具体的には、英和辞書を引いて、元の英語も、出てくる日本語も、どちらも意味が分かっている状態で、単語を選ぶのです。

 

和訳だから、このカラクリが、理解しやすい。

 

決して「帰属」っていう日本語はどういう意味だろう?

 

分からないけれど、英和辞書に「帰属」って書いてあるから、attributionを「帰属」と訳しておこう、という選択ではないのです。

 

また、「帰属」って辞書には書いてあるけれど、この文脈では、「誰に所属しているか」っていうように、かみ砕いて日本語に訳そうか、などと、自身の判断も反映させます。

 

また、例えば、context(文脈)が訳しづらかったのですけれど、context = 「文脈」は、今回の内容では「背景」と訳そう。また別の内容では「位置付け」と訳そう。

このように、context = 「文脈」から広げて、適切な単語をその文の内容に照らして、自分で作ったりもしながら、決めました。

 

 

翻訳とは、こういう作業であること、当たり前のことなのですが、今回和訳を通じて、なんとなく、「辞書はこのように使うのか!」「私たちを、助けてくれる!」というように、再度、実感しました。

 

さて、ここでの私の発見、つまり思ったことは、これをそのまま、英→和(和訳)ではなく和→英(英訳)に置きかえてみることです。

 

日本語の意味は分かるけれど、いまいちしっくりとくる良い英単語が見つからない、そんなときに、和英辞書を引くのです。

 

そのとき、和英辞書に出てきた一連の英単語、それらは、当てすっぽで選ぶわけではなく、また、それらの意味が分からないまま選ぶわけではなく、また、辞書の中から必ず選ばなければならないわけでもないのです。

 

そう、出てきた単語を手がかりにして、もし自分で「表したい意味にぴったり!」と思えば選べばよいし、そうでなければ使わなければ良い。または、もっとかみ砕いた簡単な別の英語へと連想して、新たな単語を使っても、良いのです。

 

先ほどのcontextを「文脈」ではなく「背景」と訳したり、また「位置付け」と訳したりしたのと同じことを、和→英のときも、臨機応変に、言葉を広げて行えば良いのです。

 

 

そう、辞書が本当に役に立つのは、「辞書に書かれている単語を意味をすべて把握してから」なのかもしれません。

 

私は理系学生へのライティング授業では、出来るだけ辞書を引かないようにしましょう、と言いますが、そのことが正しかったように、感じました。

 

初め学生達は、「???」という顔をします。

「辞書を引きましょう、単語を覚えましょう」とそれまで言われ続けてきた、と言うのです。

辞書を引かないで、なんて、聞いたことがない、と言うのです。

 

なお、学生たちは日英両方の論文を読んでいますから、いざ自分が書くとき、辞書を引かなくても、専門用語は知っていることが多いです。

 

それなら、辞書を引かず、自分の頭の中の単語を、探して欲しいのです。

 

また、もし辞書を引いたとしても、決して知らない単語、不安のある単語には飛びつかず、「見たことがある」「知っている」「使いこなせる」という単語だけを使って欲しいのです。

 

私自信もこの方法で、ライティングを進めてきました。

 

自分自身は、その結果、いまだに使いこなせない単語が沢山あります。

 

例えばimpinge(衝突させる)。

 

ノズルジェットの話などで、液体ジェットを対象物に「衝突させる」なんていう文脈では、いい加減に使わなければならないかな、と思いながらも、いまだに使っていません。

 

なんとかimpingeが理解できてきたから、そろそろ使おうか、と思った瞬間、他人の誤用(自動詞と他動詞の誤用)を発見してしまったりして、その都度、「私たち非ネイティブには未だ早い!」などと思い直し、結局、hit(衝突する)などの簡単な単語を工面して、最終原稿からはimpingeが消えてしまいます。

 

 

この方法は、私の個人的な方法です。

しかし、今のところ、この方法がユー・イングリッシュでは上手く機能しています。

 

そんなことを思いながら、本日は和訳を通じて、「辞書はやっぱり友達」「私たちを助けてくれる」。そしてそれは、「辞書の単語をすべて知っているとき」、ということを、確信したのです。

 

また、「辞書の単語をすべて知っている」ようになるのは、それほど長い道のりではないと思います。

 

知らない単語には手を出さず、知っている単語だけを少しずつ使っていく。

自分に必要な単語は、仕事を通じてよく目にしますから、無理をして覚えなくても、少しずつ、知らない単語→見たことある単語→そろそろ使えそうな単語、へと変化します。

そしてそれを続けていれば、いつのまにか、「各分野の単語をおおよそ知っている」というようになるのが、工業英語の単語数だと思います。

(TOEICの単語、つまり一般英語の単語には、終わりがありません。しかし、工業英語の単語には、限りがあります。)

 

 

和訳を通して実感、「ありがとう、辞書!」

 

夏のひとコマ―素敵なお客さま


8月に入りました。

 

夏のプロジェクトをこなしつつ、JTF様の特許翻訳セミナーを先日無事終えることができました。

 

ご参加下さいました方々、誠にありがとうございました。

ベテラン翻訳者の方々もお越し下さったようで、心より、感謝いたします。

 

 

セミナー終了後の雑談の中では、いくつかの興味深い出会いがありました。

私の「夢物語」を否定せずに聞いてくださるプロの大人の方々には、感銘を受けることがあります。

仕事には「夢」が必要なんですよ・・・、と賛同くださったこと、たとえ社交辞令であったとしても、とても心強く思いました。

 

 

そんなこんなで、7月も終わり、8月、です。

 

ここ数ヶ月、私なりに取り組んできた一つのプロジェクトが自分の中でやっと、一区切りつきました。

思いのほか苦しんでしまいましたが、色々と発見もありました。

 

 

そして次はとうとう、楽しみにしていた次のプロジェクトに、取りかかりました。

早く、早く、とりかかりたいと願い続けたその仕事に、finally on board…

嬉しい、楽しい、幸せ、としか思えないのですが、あまりに納期が迫っていることだけが、気にかかっています。

働こう、なんとかしよう、力を出そう。

そしてプロジェクトをしっかりと支えてくれるユー・イングリッシュスタッフたちにも、心より、感謝しています。

 

 

さて、そんなおり、とても素敵なお客さんが、弊社を訪れてくださいました。

 

時が止まったように、素敵な時間を過ごさせていただきました。

小学生の彼女、バイリンガルの彼女の翻訳プロジェクトを、ほんの少し、お手伝いさせていただきました。

 

彼女は

Smart, engaging, and confident.

 

若い世代はまぶしい。そして愛おしい。

若い人たちを尊敬しながら見守る大人でありたいものです。

 

彼女の初めてのimaginationに満ちた翻訳作品、素晴らしかった。

前向きに学ぶ素敵な彼女との時間を、過ごさせていただきました。

少しでも、お役に立てていたら良いのですが・・・。

 

 

 

さて、もう少し夏が続きます。

 

夏を乗り越え、秋を過ごし、長い冬を超え。

無事に春が迎えられますように・・・。

 

執筆をしているときだけは、少し長いスパンで、その頃まで今が無事に続いていきますように、なんて、願うのでした。

 

 

Just some thoughts while looking at the flowers


災害や豪雨が続いた中、被害にあわれた方がたには、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

ユー・イングリッシュも雨の地域にありましたが、大きな影響を受けずに、過ごすことができました。

ご心配のお声をいただきました方々にも、お礼を申し上げます。

 

影響を受けた地域の方がたに、平穏な日々が戻ることを、祈っています。

 

 

 

さて、本日はjust some thoughts…です。

 

Things change as time passes.

 

 

このことを、いつでも心に留めています。どのようなことも、すべてが、変わりゆく。

 

このごく自然で当たり前のことに抵抗を感じるとすれば、それは人の性なのでしょう。

変わりゆくことを自然なことととらえ、変化に対して何をすべきで、そして何ができるか、それを考え行動し続けることが大切と思っています。

 

 

今このときに、特許翻訳のご依頼をいただけていること、講師のご依頼もいただけていること、そして当社の定番活動ともなってきました執筆のほうも、すすめさせていただけていることに、とても感謝をしています。

 

 

先日の豪雨の中でご来社くださったお客様から、お花をいただきました。

 

 

素敵・・・。

 

 

Just some little thoughts while looking at the beautiful flowers…

知らないことが沢山ある


随分広く技術分野の翻訳を経験した、と思っていても、知らないことが沢山あります。

 

案件ごと、仕事ごとに、新しい技術に出合う、といってもよいくらいです。

 

例えば比較的新しいスタッフが訳している案件は、そのスタッフが、自分が特許の経験が比較的浅いから、知らない技術分野が多く、調べものをたくさんしなくてはならない、ということではないです。

 

新しい翻訳者も、ベテランと思われる翻訳者も、そして自分も、常に、翻訳やリライトの過程を通じて、その技術を新しく学び、調べる時間が多く必要です。

 

翻訳やリライトが終わるころには、技術の中身を英語・日本語の両方で、理解ができ、説明ができるようになっているものです。

 

 

そして第一翻訳者にとって大切なことは、Be professional about the topic you are translating.

 

ですから、私のリライト時には、第一翻訳者に、できるかぎり、技術のことを口頭で教えてもらうようにしたいと思っています。

 

第一翻訳者が、最もその技術内容についてよく調べ、よく理解をしているためです。

 

これまでの経験と知識や勘に頼る自分ではなく、その翻訳にしっかりと向き合い、実際に訳した第一翻訳者のことをいつでも信頼し、教えてもらうようにしたいと思っています。

 

 

ですから翻訳者は、

Be professional about the topic!

 

 

ときには知財担当者や技術者とも語り合える、または提案ができるほどに、Be professional about the topic!

 

そしてリライタの私も、エンジンがかかるのが遅いながらも、リライトが終わる過程において、being professional about the topic.となっていくことができるのです。

 

 

今回のリライトでは、今やっと、技術内容の理解ができてきました。

第一翻訳者に教えてもらった内容と、自分が理解した内容、調べた内容、がつながってきました。

 

 

こうなってくれば、あとは、もう大丈夫です。リライトの出口が見えた。

 

第一翻訳者の特徴をとらえ、必要箇所を修正します。読みやすい英文、正しい英文へと導くのがリライタの仕事でしょう。

 

Learning is a gift.

 

 

何年たっても新しいことを学べる翻訳の仕事は、素晴らしい。

 

 

初心者もベテランも、みなが「自分、自分」と推すのではなく、みなが謙虚であり続けたい。そして目的に向かって日々努力し、翻訳とリライトを通じて学び続ける、そして願わくば仕事を通じて幸せになり続ける、そんな会社でありたいと願っています。

 

セミナー2件


中山が講師のセミナーはありますか?

と聞いていだだけることがありましたので、近い外部セミナー2つの情報を掲載させていただきます。

 

 

●京都商工会議所 開催 技術英語基礎セミナー

2018年6月21日(木)9時半~16時半(京都開催)

http://www.kyo.or.jp/jinzai/seminar/international/sm_109197.html

 

スタンダードな技術英語の基礎セミナーとなります。

拙著「技術英語ライティング教本」の内容も一部含めています。

直近ですが、まだ申し込みが出来るようです。

 

 

●日本翻訳連盟(大阪)開催 日英特許翻訳レッスン―読みやすくチェックしやすい英文を書く

2018年7月27日(金)14時~17時(大阪開催)

https://www.jtf.jp/west_seminar/index_w.do?fn=search

 

特許英語の基礎セミナーです。こちらも比較的スタンダードな基礎セミナーとなります。

拙著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」の内容も一部含めています。

こちらは懇親会も開催されるようです。

 

 

2件のセミナーにつきまして、どうぞよろしくお願いいたします。

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