ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

2月・3月セミナーのお礼


2019年2月・3月ユー・イングリッシュセミナー(京都)が終了しました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

「和訳と英訳」、つまり「日本語と英語」を扱うセミナーを開催させていただきました。

 

和訳の中村先生は、システマチックに日本語を解読され、テクニックの部分を多くご教示くださいました。数多くの和訳の仕事を通じて見出された規則が詰まった内容でした。

 

もしかすると元の和文「~が」「~は」に着目してさらに整理をすれば、英語に訳すときに冠詞theか不特定かを迷わずにシステマチックに当てはめていけるのかも、といったことが見えた、と話していたのは、弊社英訳講師でした。

 

 

中村先生の和訳セミナーを通じて、改めて日本語の難しさと魅力を感じ、それから日本語と英語の双方向を扱うことは、双方向の翻訳が上手くなることであると実感しました。

 

 

和訳・英訳の両方をお教えくださった平野先生は、とにかく言語が伝えている「意味」を深く理解する、という点に重きを置かれました。意味を深く理解して、それを対象言語の中におさめて伝えよう、という翻訳の神髄に迫るマインドをご教示くださいました。

3Cの一歩上を行くためのコツやマインド、といったことを、多くの例文を使って初級~上級まで広くご教示いただきました。

 

 

「テクニック」と「意味の理解」、この2つをうまく組み合わせれば、良い翻訳ができると思います。

 

 

そして、弊社から出向した講師二人も頑張りました。

暖かくお迎えくださったご受講者の皆様に心より感謝しています。

 

 

改めて、ユー・イングリッシュセミナー2月・3月にご参加くださった方、ご参加をご検討くださった方、ありがとうございました。

 

セミナーのアンケート結果や写真を公開をしています。講座の雰囲気など、よろしければご覧いただければと思います。

https://www.u-english.co.jp/seminars/

 

この先の講座企画は未定ですが、お役に立てる内容をご提供できるよう、検討してまいります。

仕事の言葉使いとmeanwhile


私が使いこなせない英語にmeanwhileがあります。いつも難しいなと考えていて、リライト時に削除しています。

 

meanwhileの意味は、文頭ではOn the other hand,やHowever, 文中ではat the same timeというのが通例でしょうか。

 

文頭のMeanwhile,を「一方」の英訳として翻訳者が使われることもあるようですが、個人的にはこの表現が苦手です。

 

「難しい」と感じるとともに、本日頭に浮かんだmeanwhileの私の違和感の理由について、ここに記載いたします。

 

日本語の話になりますが、仕事で使ってはいけない日本語として、私自身が過去に指摘された言葉があります。

 

テクニカルライティングのセミナーを依頼くださった企業の重役の方から、注意をされました。

 

とてもありがたい注意でした。

 

「とりあえず」

 

これは、ビジネスの上では絶対に言ってはいけない、とその方がおっしゃいました。

「とりあえず」なんていう仕事は一つもないんだ、とその方はおっしゃいました。

 

その意見に深く共感したので、その後、私は「とりあえず」を書き言葉でも話言葉でも、仕事で使わないようにしています。

 

ではどうすればよいか?

 

「つい言ってしまうときがあればどうしたら・・・?」とさらに相談したところ、「まずは」に変えなさい、とおっしゃいました。

 

「とりあえず」→「まずは」

 

解決策まで出してくださり、本当に素晴らしい方でした。

 

(私はこのように自分にダメ出しをしてくださる方を好む傾向があります。しかも「どうしたら良いか?」までを相談することがあるので、「心が強いね」などと言われることがありました。しかし、ダメ出しをされると、何より「気づき」があります。何がいけないか、どうすれば改善できるかを考える機会になるので、くださるご意見は非常に貴重です。また、ダメ出しをなさる方は、たいてい本物の実力者で、自分には無いスキルをしっかりと持っておられるので、単純に尊敬の念をいだくためでもあります。)

 

その「とりあえず」を少しやわらかく言い換えれば、「さしあたり」となるように思うのです。

 

「とりあえず」のようにタブーではないけれど、なんとなく似た言葉なのが、微妙なニュアンスの「さしあたり」や「当面は」のように思います。

 

 

そして、それに対応する英語が「meanwhile」であるような気がしてならないのです。

 

「とりあえず」ほどは悪くないけれど、「さしあたり」や「当面は」といったニュアンスが伝わる可能性のあるmeanwhile(___whileとあることからも、「当面」といったニュアンスが伺い知れます)。

 

その単語を「一方」という日本語に飛びついて使うのは、あまりよろしくないのではないかと考えています。

 

「一方」には、本当に対比であればIn contrast,(単文の場合)、whereas(複文の場合)という代替案があります。内容が対比でなければ、訳さなければよい。また、対比部分の英語表現をパラレルに揃えることやパラグラフを変えることで「一方」と「他方」をきれいに並べて見せて、英語では「一方」の文言を記載しない、という方法も使えます。

 

そのようなわけで、meanwhileの出番は、ユー・イングリッシュの翻訳スタイルには今のところは存在していません。

 

スタイルの決め方は人それぞれですが、そのようなことを考えながら、本日リライトをしていました。

 

meanwhileのリライト中にふと浮かんだ「とりあえず」の話を懐かしく思いながら、ご指摘くださった方のことに、想いをはせていました。

 

その方は、大企業でご尽力されて、技術者であられながら、知財・法務部で日本語の技術文書の書き方を指導し、英語テクニカルライティングの手法に共感してくださいました。「日本の技術文書の品質改善」という意味で共感してくださり意見交換ができたビジネスパーソンは、これまでにもその方だけでした。何か恩返しができないかなあ、と考えています。

 

さて、この3月はプロジェクトがいくつか終わりました。いつも3月は、1年を見直し、4月からはじまる新たな1年へと準備をします。日々の社内の翻訳状態の整備を終えたら、次のプロジェクトを含め、新しい1年へと走り出すときがきています。

 

 

 

had betterの理解(業務の日常より)


論文の書き方:若手研究者へ というところからの一節:

 

*****

Beginning independent investigators are often told that a research reputation can be thought of as a product of quantity times quality of published work.

 

若手研究者は、出版物の量と質の積で研究が評価されると耳にするかもしれない。

 

If only one publication appears every 10 years, they may be advised, it had better be a good one. On the other hand, a large number of low-quality publications is not of benefit to the individual or the profession.

 

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にするほうがよいだろうが、質の低い出版物を数多く出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

*****

 

自分で日本語訳を確定しておきながら、意味が取れない。この記載はOn the other handが矛盾しているように思う。いや、英文は誤っていないから、自分の解釈が誤っている。

 

 

●had betterのニュアンス

 

3語英語の説明サイト(「had better」は命令口調。もっと自然に伝えるには?):

https://diamond.jp/articles/-/193586?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 

 

これを実際に適応して、上の英語を日本語に訳そうとするが、何か上手くいかない。

 

 

結局、英語ネイティブにメールで確認しました。

 

なお、私自身はフリーランス時代10年、そしてその前後の合計およそ15年ほど、ネイティブの意見を一切聞かずに、自分の書き方スタイルを確立しました。

「非ネイティブだからこそできる、シンプル英語による高品質翻訳」などと謳ってきました。

「ネイティブに聞かずにスタイルガイドに聞こう」ともよく言ってきました。

 

しかし会社を設立してから最近は、「参考」にするために英語ネイティブの方々の意見を聞くことがあります。

 

意見に振り回されない確固としたスタイルが確立すれば、そこからネイティブ英語話者の意見を少しプラスアルファすることは、より品質を高めるために悪くないと考えています。

 

「私たちは英訳翻訳者、英語力アップしようプロジェクト」も社内でもやってみたいと考えています。

 

英語ネイティブの意見が必須ではないと考えつつも、余力があるときは、前進を願って相談を・・・。

 

 

さて、今回の質問。

 

分かっていたことだけれど、had betterは”a threat”とのこと。それをきちんと適用すれば、先の英語は意味がとれるのに、いざ実際の文、しかも書き言葉の文中に普段目にしないhad betterが出てきて理解が甘くなってしまったことを反省しました。

 

英語ネイティブからのメール:

******

Hi Yukiko,

 

‘You’d better do it! Or else there’ll be trouble.’ is a threat.

 

‘If you’re only going to publish once every ten years, it needs to be a very good piece of work, or you’re going to lose your job.’

 

Is that helpful?

 

Regards,

XX

*****

 

訳文を改定します。

 

意味がとれない訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にするほうがよいだろうが,質の低い出版物を数多く出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

検討中の訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきだが,質の低い出版物を数多く出すことも,本人にとっても科学分野にとっても有益であるとはいえない。

 

もう少し改定中の訳(元の英文に忠実に):

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきという忠告を受けるだろうが,数多く出す場合であっても,質の低い出版物を出すことは,本人にとっても科学分野にとっても無益である。

 

最後に調整した、ややあっさりした訳:

10年に一度しか出版物を書くことができないのであれば良質にすべきだが,数多く出す場合であっても,質の低い出版物を出すことは,本人にとっても科学分野にとっても有益ではない。

 

 

さらに、サラッと言い換えてくれたネイティブによる英語も、書き留めたのでここに残しておきます:

If only one publication appears every 10 years, they may be advised, it had better be a good one. On the other hand, a large number of low-quality publications is not of benefit to the individual or the profession.

→言い換え

Producing only a few very high quality publications is risky; however, producing many low quality publications is also not beneficial.

 

 

「こういうこと」と言い換えるのがネイティブはやはり上手いですね・・・。

パラレリズムも綺麗・・・。

 

 

そして今回の英語の発見:

had betterは、実質的にはhave toと理解すると良い、と思いました。(誰でも知っていること、かな? ですが、自分の中で腑に落ちると、とても楽になります。)

 

一つ、英語の理解が深まりました。

 

(先の3語本の執筆中、説明しようと思って考えているうちに話言葉でshallはshouldであること、そしてshallをshouldに変えるとShall we have a break now?→Should we have a break now?と、友人同士の「~しちゃう?(Shall we…?)」からビジネスに適した「~しましょうか。(Should we…?)」へと変わることを発見して自分の中で腑に落ちたことがありました。今回はそれに似たような機会でした。)

2019年ユー・イングリッシュセミナー


改めまして、2019年度のユー・イングリッシュセミナーのお知らせです。

 

私たちは翻訳者、言葉を扱う上で、日→英・英→日の双方向の理解を深めることが役に立つと考えています。

 

そこで本年度は、言葉を愛し、言葉の特徴を論理的に考えながら翻訳されていると思う実務者の方々に、講師を担当いただきます。

それぞれの担当講師の方々は、次のような特徴があると個人的に考えています。

 

1)和訳セミナー:日本語の組み立て―英語からの変換と正しい日本語を学ぼう

講師の特徴:日本語の特徴を論理的に捉え、和文への訳出方法を体系化されています。私、中山個人が英文リライト時に行う「経験則と言語の特徴に基づくルールを組み合わせたリライト手法」が、そのまま和文(英日)に置き換えられているような類の翻訳手法であると感じています。

 

2)英訳セミナー:英文の組み立て―主語選びからはじめよう!視点を定めた英文の組み立て練習

講師の特徴:3つのC(正確・明確・簡潔)を活かしてどのように英文を書くか、ということを実務で目下実践中。まっすぐひたむきにトライし、突き進む姿が印象的な講師となります。翻訳者というのは、「訳文に粘り強く食い下がること」が時に大切です。そんな「熱心さ」と「テキパキと前に進む力」、この2つの力がバランス良く合わさっていると感じます。受講生と対話的に楽しい時間をご提供できるといいなと願っています。

 

3)和訳・英訳の勉強方法(工業英検1級合格体験記と相談会)

講師の特徴:精密・緻密に仕事を進める翻訳者による工業英検1級合格体験記です。工業英検は、1回で受かる人と、リピーターになってしまう人の2つに分かれてしまうように観察しています。もしも後者になった場合には、継続は力なり、いいときも、悪いときも、受験を続けること、そして実務で力を磨き続けることが大切であると考えます。継続的に、毎日決まった時間を勉強・仕事にあてていく、静かな意志の強さ、そんなことを感じる魅力ある講師です。

 

4)平野信輔先生による和訳・英訳セミナー

平野先生のセミナーには、日本語と英語のテクニックが詰まっています。日本語と英語のそれぞれの特徴を、上手な日本語でご説明くださいます。受講者が内容についてこられているかを丁寧に考えながら、読み手目線の技術文書を書くための、聴衆目線のセミナーをご提供くださいます。ご受講いただける方々には、初級の方も中~上級の方も、安心してお運びいただければと考えます。

 

 

セミナー(1)~(4)の詳しい内容については、弊社セミナーページまたは以下よりご覧いただけますと幸いです。

 

なお、(4)平野信輔先生による和訳・英訳セミナーについては、当日の時間配分を若干変更し、詳しい内容を本日追記させていただいてきました。

 

 

*****

1)和訳セミナー:日本語の組み立て―英語からの変換と正しい日本語を学ぼう

 

第1部:自然で洗練された和訳を作る方法:品詞の変換

名詞句が幅を利かす英語を、動詞と副詞に彩られた自然な日本語へと翻訳するにあたっては、いかにして英文から動詞を作り出すかが大きなテーマです。もちろん英語にも動詞はありますが、もっと動詞を増やさなければ、なかなか自然な日本語にはなりませんし、そもそも、英文の動詞を和訳時にも動詞として使うとは限りません。

 

適切な動詞を作り出せれば、今まで抱いていた「しっくりこない」感覚とお別れし、日本語で書き起こしたときのような自然な響きを帯びた和訳に大きく近づきます。経験豊富な翻訳者はその技法を体得していますが、そのプロセスが暗黙知として蓄積されているため、初心者に上手く伝えられず、結局は、「たくさん訳して自然に身に付ける」という無益な助言に陥りがちです。

 

私は、これまで経験と勘が頼りだったこの品詞変換のプロセスを、長年にわたる実務経験・指導経験を基に類型化し、初心者でも理解・応用できるよう簡潔にまとめました。すでにその技法を身に付けている翻訳者も、形式知として認識することにより、思考の負担が減り、その効果が英訳にもフィードバックされるはずです。

 

第2部 正しい日本語:助詞「は」と「が」の使い方

助詞の「は」と「が」を翻訳時に「意識的に」使い分けている人はどのくらいいるでしょうか。主語に対して何となく「~は」を当てている人も多いのではないでしょうか。経験豊富な翻訳者の訳文であっても、これらの助詞の使い方に首をかしげることは少なくありませんし、何よりも私自身、キャリアの初期には問題意識が希薄で、いつも何となく「は」と「が」を選び、何となく違和感を覚えながらそのままにしていました。

 

「は」と「が」の機能は、主語を作ることだけではありません。これらの助詞の用法を知識として理解することにより、文にメリハリを付け、文章に自然な流れを生み出し、読み手に誤解を与える余地を減らすことができます。

 

第2部では、「は」と「が」の使い方が不適切な場合に生じ得る問題を考えながら、これらの助詞について翻訳者が備えておくべき知識を身に付けます。

 

 

2)英訳セミナー:英文の組み立て―主語選びからはじめよう!視点を定めた英文の組み立て練習

英文に必須の主語と動詞をどのように選択すれば、「読みやすい」英文となるのか、例題で考察・演習していきます。

 

【イントロダクション】読みやすさのためのSVO・SV・SVC

【基礎】視点を定める

【実践】複数文の視点も定める―新情報は既出情報の枠内に

 

3Cテクニックを学んでも、実際の英文作成に活かすことが難しいと感じることはありませんか?

本講座では、3Cテクニックのポイントである「動詞を活かした能動態表現」を、実際の英文作成でどのように取り入れれば、読みやすい英文を作成できるのかを演習を通じて学びます。

 

 

3)和訳・英訳の勉強方法(工業英検1級合格体験記と相談会)

工業英検1級、複数回受験の末の合格となりました。

合格までの道のりを振り返りながら、効果的であった学習法などをお伝えします。

新形式に移行してからの出題傾向について感じたこと、また行った対策についてもお話します。また、限られた時間の中での勉強時間の捻出方法なども共有してまいります。

 

 

4)平野信輔先生による和訳・英訳セミナー

技術翻訳の和訳・英訳のテクニックをお伝えします。

 

第1部:序論 日本語と英語のテクニカルライティング(13時~13時40分)

  • 和文・英文共通の考え方 ― 3つのCと読者主義・最小限主義
  • 和訳と英訳の違いは何?
  • 事例研究 ― 日本語も英語も、読者が決まればスタイルが決まる

 

第2部:和訳 (13時50分~15時20分)

  • 文脈や行間は技術文書でも重要
  • 時制や助動詞を正しく把握
  • 代名詞は訳す?訳さない?
  • 日本語の語順の自由度を活用する
  • 意味上の主語を丁寧に揃える

 

第3部:英訳 (15時30分~17時)

  • 日本語の読解 ― 意味を捉えれば表現に迷わない
  • 具体化主義 ― 曖昧情報は時間と英語力のムダ
  • 動詞主義と能動態主義 ― ファーストチョイスはSVO
  • 動詞主義と能動態主義の盲点 ― それ、意味変わってない?

 

テクニカルライティングの目的は、読み手に情報を迅速かつ正確に伝えること。ですが、訳文と言うのはなぜか読みにくく使いづらいものになりがちです。この講座では、その原因を探り、翻訳者として気を付けるべきポイントを紹介します。

「自分の訳文に納得がいかない」「直された理由がわからない」「推敲している間に迷路に迷い込んでしまった」そんな経験はありませんか?迷いを断ち切り、より気持ちよく翻訳をするためのお手伝いができればと思っています。

 

 

 

 

 

Simple English in 100 lessonsより(+別件セミナーのお知らせ)


Lesson 1

My hobby is gardening.

この英語は、静かに趣味を表し、英語独特の「テンポ」があまりない。

→→→

I like gardening.

3拍子のテンポが生まれる。

英語は「3拍子」のテンポ、リズムがある言葉。

 

Lesson 2

英語loveには、色々な日本語がある。例:「慈しむ」「愛する」「恋する」「大好き」など。しかし、英語loveという言葉自体は意味がとても明快。

Love=「愛する」と日本語で思っていると、なかなか英語のloveを使いこなしにくいが、この英語loveの特徴を知ると、loveが広く使えることがわかる。

例:I love dancing.  My wife loves online shopping.

 

Lesson 3

動詞play は「無目的で遊ぶ」という意味。例:play cards(トランプする), play house(ままごとする)など。だから大人には、「遊ぶ」にplayが使いにくい。

 

My daughter walks to school. を日本語「学校へ歩きます。」とは言わないでしょう、なんという?→「徒歩で通学しています。」と言います。このような変換を、英日のときは自然に行っているでしょう。それを、日英でもすればいいんです。

[この例いいですね(私の心)]

 

英語belong toについて。なぜ、「息子サッカー部に入ってます。」に「My son belongs to a soccer team.」があまりよろしくないかは、belong toの「意味」を考えればわかる。

 

belong to=「所属している」を理解するためにの例文は、次のとおり。

Japan belongs to Asia. (日本はアジアに所属している。=日本はアジアである。)

belong toっていうのは、こういうときに使うんです。

[なるほど、上手い説明(私の心)]

 

Lesson 4

英語には、12個の時制がある。日本語はいくつある?はるかに少ないでしょう。

日本語の時制は1つ1つが「ゆるい」んです。

[「ゆるい」は分かりやすい説明ですね(私の心)]

 

Lesson 5

初学者は辞書を引いても良い。でも、あるところまで来ると、辞書を引くのを我慢しましょう。知っている単語でなんとかしましょう。

[「初学者は辞書OK」は丁寧で暖かい解説ですね(私の心)]

 

ラジオではよく、「漢字で話すな、ひらがなで話せ」と言われる(音声だけで漢字を使うと分かりにくいから)。そうです、漢字を英語に置き換えようとせず、漢字→ひらがなへと置き換えてから、それから英語にすると良いのでは?

 

日本語って、ネガティブなことは言うけれど、ポジティブのほうは言わないですよね。

例えば、日本語では、何かが楽しくても、enjoyをそもそもわざわざ言わない。遠慮しますでしょう?日本語の考え方は、NG(=ネガティブなこと)から話題に入る。しかし英語は、ポジティブなことから話題に入る。

[確かに・・・(私の心)]

 

そんな違いを乗り越えて、英語の発想へとジャンプするのが3語の英語の発想です。

[腑に落ちる解説をありがとうございます(私の心)]

 

 

Lesson 6

surprised=形容詞

confused=形容詞

「過去分詞って何?」と中学生に聞かれたら、「形容詞だよ。」と言えばいいのですよ。

[英語ネイティブも、過去じゃない、形容詞だよ、と言ってました(私の心)]

 

[もしかするとI’m surprised at the news.→The news surprises me.とする3語の変換は、「受け身やイディオムをやめましょう」から観点を変えて「動詞を形容詞じゃなくて動詞として活かして使いましょう」という説明もできるのかもしれません。「私の状態を形容するのではなく、ダイナミックに動詞を活かす」・・・いや、余計ややこしい説明になりますかね(私の心)]

 

 

Lesson 7

英語を話すときは、どうしても、母語の影響を受ける。だから母語(日本語)が曖昧な人は、英語でも曖昧になる。そして日本語は曖昧な言葉だから、英語を話しても曖昧になることが多い。日本語から英語へとジャンプしなければならない。

 

・・・

 

 

以上は、私の備忘録 (と[心のつぶやき])です。

 

年末に出演させていただいたα-morning kyotoという京都の朝のラジオ番組の中の「ワンポイントイングリッシュ」という長寿コーナー(8時25分くらいから10分)にて、ご好意から、拙著「英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習例文100】」を使ったレッスンをしてくださっています。

 

 

「ありがちな英語」→「3語英語」の間に洋楽が1曲挟まれますが、その曲の歌詞に英語のヒントがあったりして、ラジオらしく、おしゃれに展開されます。

 

ラジオDJの佐藤さんは、日本語と英語の両方を愛した深い洞察を加えてくださるので、上手いなーと思う解説が加わって、思わずメモした備忘録を、ここに共有させていただきました。

 

Simple English in 100 lessonsは拙著の英文タイトルですが、こちらのラジオレッスンはLessonいくつまであるのかは分かりませんが、このままもう少し、続けてくださるようです(本日はp60を開いてください・・・と解説くださっていました)。

 

もしお聞きいただける機会がある場合には、よろしくお願いいたします(http://radiko.jp/)。

 

 

 

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別件ですが、ユー・イングリッシュセミナー2019のお知らせです。

 

相手のことを考えながら、やさしく丁寧に説明すること、また、英語の特徴を、相応する日本語に置き換えて過不足なく丁寧に言い表せる、説明できる、というのは、非常に難しいスキルだな、と最近は実感しています。

 

そこで、2019年は、丁寧に、受講者に寄り添いながら、やさしくスキルを伝授する・・・ということが特徴(と私が個人的に考えた)講師陣によるセミナーを和訳・英訳(技術翻訳)にて企画してみました。

 

この機会に、日本語と英語の両方の理解を深めませんか?

 

ユー・イングリッシュセミナー2019(2月・3月)をどうぞよろしくお願いいたします。

2019年はじまりました


新年になりました。

みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

良い一年をお過ごしくださいますように。

 

 

さて、私のほうは、大学の授業が再開しました。

Have a great year! より授業を開始。

 (拙著は学生貸し出し用。かりてくれると嬉しい)

 

 

私のここ数年の講師の少しの工夫は、授業や講義の開始時のひと言目に「はい、開始します」と言わないこと。

「はいっ」や「時間になりましたので・・・」はできる限り飲み込み、やめるようにしています。

(それらの言葉が弱い自分への元気付けの言葉で時間がもったいないように思うためです。)

 

ですから何かいつも、メッセージを決めて開始をしたい。

今日は変則で、英語で一言目です。

英語で教室の沈黙をやぶるのって少し勇気がいるんです。でも、お腹に力を入れて、笑顔でやってみる。

I hope you’ll have a great year.(=あけましておめでとう)から開始。

Today, we’ll do a little warm-up session, a 3-min audio (actually, video).

英単語をちょっと説明。

今日はNew year greetingとして、私がたまに見る、TEDビデオを使って「早い英語」のシャドウイングでウォームアップをしました。

非常に早い英語を3分×数セット口に出せば、だんだん英語の口に近づきます。

英会話に行くよりも、口が上手く回るようになると思います。

 

英語の勉強に使う教材は、生のものが良いと考えています。

聞いていて内容が苦痛ではなく、内容をもう少し知りたい、と思えるビデオや音声を選ぶのがコツです。

その意味で、TEDビデオには、使いやすいものがいくつかあります。

 

本日のビデオは私があるとき、Am I serving myself? Or serving my clients?(私、利己的になってない?=好き勝手にやってない?きちんとお客様に価値を提供できている?)と自分に問いかけたときに、出合ったビデオです。

もう10年前のことですが、いまだにたまに見ますし、英語に挑みたくてシャドウイングもします。

 

persist                     粘り強く

serve                    お客さま・人さまに尽くし

improve                 精一杯に上を見上げて

ideas                       ひらめきを大切にし

push                        自分に負荷をかけて

focus                       脇目をふらず

work                        努力する

passion                  情熱に引かれるままに

 

These are the eight principles to success (as Richard St. John says), which I personally agree.

 

 

 

今日の学生たちは、ビデオの「笑いのツボが分からなかった」と感想を述べていました。

おそらく英語は「韻を踏んだり」「間(ま)を楽しんだり」するから、笑いが起こる箇所が、日本語で理解しているとわかりにくいのかもしれませんね、と応答。

 

他にも色々、英語の発見があったでしょうか。

結構簡単な単語が使われてるね、とか、逆にsustainやdistractなど、まあまあ難しい単語も使われているね、などなど、色々な意見が出ていました。

 

ネイティブのスピーチを見ると、私たちのボキャブラリーは、悪くない、と思います。

簡単な単語から具体的で明快な単語まで、実際、学生達の単語量はかなり良いです。

使いこなすのが難しいけれど、必要単語量は十分です。

 

また、書くこと、と話すこと、が密接につながっていることにも、気づいてくれたかな。

関係代名詞も、会話でも使われてるね、などの観察も出ていました。

上手く書けたら、しっかり話せるはず。

 

 

さらには、今日のシャドウイングでは、早い英語に、英語は「攻め」の言葉であることを、再度、体感しました。

攻めとリズム感、そんなことが、本日学生達に伝われば良いな、と思いました。

 

 

そんなこんなで、私は大学の授業を、続けています。

 

若い学生たちが、英語の授業を通じて元気になってくれるような、そして自分に自信を付けてくれるような、そんな授業がしたいな、と願っています。

 

 

2019年、気持ち新たに、講師業も翻訳業もimproveを目指したいと思っています。

2018年ありがとうございました


2018年が終わりに近づいています。

みなさま、ありがとうございました。

ユー・イングリッシュは昨日が仕事納めとなり、年始2019年1月7日より営業開始とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

 

2018年も色々なことがありました。

会社としては、チームの中での役割分担が上手くできるようになってきたことが大きな収穫です。

 

私の出張が多い月もありましたが、皆が本当に気持ちよく仕事を分担し、相互チェックを欠かさず、一丸となって、1件1件の仕事を完成させ、納品することができました。

 

そのような中でいただいたお客様のお声も、非常に嬉しいものでした。(以下は主に特許事務所様のお声です)

  • 今回の日本語明細書は、冗長な記載が多く(翻訳を考慮した文書になっておらず)、非常に翻訳し難かったと思います。それにもかかわらず、技術内容をしっかりと理解された上で翻訳されており、完成度の高さにも驚かされました。
  • 原文に誤記が多く、技術説明で癖のある表現も多かったと思いますが、出願人様の意図を汲んでとても上手く英語に変換していただき、コメントも的確で大変助かりました。
  •  訳者の技術理解がとても正確でありがたい。
  •  完璧で修正するとことがなく、今まで依頼していたところと全く違う。

 

このようなお声くださること、ユー・イングリッシュの翻訳スタイルを支えてくださるお客様に心より感謝いたします。

 

 

また、今年は新たな取り組みもできましたので、良かったと思っています。

具体的には、特許事務所様や企業様などで、特許英語セミナー・クレーム英語セミナーを開催させていただくことができたことです。

知財の方々のお考えに触れることができたことは、大きな収穫でした。

 

また、翻訳会社様でのセミナーに呼んでいただく機会があり、同業の経営者の方々のお考えに触れることもできました。

みなさまがお客様とともに歩んでおられるお姿を拝見し、またしっかりとスタッフを定着させておられることを垣間見て、トップの方々の魅力ある姿というものを感じました。

ありがとうございました。

 

 

そのように2018年を振り返りながら、事務所の掃除をしたりしながら、本日を過ごしていました。

 

また、本日は「3語英語」についての仕事納めもできました。

京都の朝のラジオ番組に出演させていただきました。

私の受け答えに反省点が多くありましたが、京都の朝の長寿番組の「ワンポイント・イングリッシュ」をご担当なさっているαステーション・佐藤弘樹さんにまたお会いできたこと、大変光栄でした。

 

 

 

*******

 

 

そんなこんなで、2018年をなんとか無事に業務を終えることができて、安堵いたしました。

本当にありがとうございました。

 

どうかみなさま、良いお年をお迎えくださいますように。

L♥ve English!(新刊のお知らせ)


世の中には色々な仕事がありますが、職種の違う人の仕事を見るのは、興味深いものです。

例えば編集者のお仕事とは、「文書を編集すること」。

 

このように文字にするとあたりまえに見えるのですが、このことに「ぐっとくる」日々を過ごしていました。

 

私は、くどくたくさん書きすぎる傾向があります。

 

減らすべきことも分かっているのだけれど、あれも、これも、伝えたいメッセージが増えてしまって、つい、情報量が増えてしまう。

 

今回も500ページ越えの原稿提出から、始まりました。

 

はじめに章を1つ、バッサリカット提案。

 

苦心して探した数々の画像も、全部カット。

 

その先も、コラムもカット、本文も部分的にカット、カット・・・!

 

見事なまでに、カットの提案をしてくださり、それは本当に助かりました。

 

7月、分厚い原稿を持って東京に打ち合わせに押しかけたときに言われた言葉。

 

「必然性なんですよ、必然性。大切な紙面を使うためには、その情報が必然でなければならない。」

 

 

・・・確かに。

 

 

その後もページが増えることがありましたが、一方で、必然でない箇所をカットすると、まるで英文をリライトするかのように、爽快な気持ちになりました。

 

時間をかけて書いたのにもったいない、・・・という感覚は今回なく、カットする勇気をくれて、ありがとう、という感謝の気持ちだけでした。

 

なぜなら、カット提案される箇所が、見事なまでに、私が迷っていたところだったからです。

 

残したいけれど、本題からずれるかな、と感じていた箇所、頑張って書いたけれど、あまり上手く伝わっていないな、などと思う箇所に、メスが入りました。

 

そのようなわけで、今回の一般書、スリムになったと思っています。

それはそれは楽しい「3語英語」の日々でした。

 

どうか皆さま、L♥ve English!

 

 

 

 

英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】

途方に暮れたときの対処法―黙って本を読むこと


色々な仕事に取り組んできましたが、途方に暮れるほど難しい仕事、というのに直面することがあります。

 

今は特許翻訳は、難題であっても、およその解決法が見えるようになりました。

しかしそれ以外の仕事については、経験が浅いと感じる点が、多くあります。

 

ダメだ、私には理解できない。難しい。

技術の英語が分からない。技術の日本語が分からない。

そんな状況になるときが、あります。

 

特に私は、自分に簡単にできる範囲内の仕事ではなくて、少し(いいえ、大幅に)背伸びをした仕事に取り組んでしまう傾向があるため、ダメだ、これまで何度も乗り越えてきたけれど、今回ばかりは、ダメだ。

そんなことが、たまに、あります。

 

今回久しぶりに、本当にダメだ、力が足りない、と思うことに直面しています。

 

ダメだ、ダメだ、知識が足りない、力が足りない。

 

今回は、数名の研究者の方にも相談をしました。

なんとか自分の力の無さを、助けてもらえないか、というぶしつけな願い。

 

私のダメな点を、厳しく指摘してくださった方、やさしく応援してくださった方、超多忙な中、1時間×2回の面談の工面をしてくださった方、今回ばかりは悩んでしまった私に、様々なお立場から、可能な手をさしのべてくださいました。

心より、感謝。

 

中には、私のあまりのひどさに、厳しい指摘をして下さった方も、いらっしゃいました。

どん底に突き落とされるような、厳しい言葉:

「中学生が宿題をしたレベル以下の品質です。こんな仕事なら、やらないほうがマシ」。

 

そんなとき、つまり底に落ちて、泣きそうになる自分がいるとき、何をするべきか・・・。

 

泣いては、いけない。

どんなときも、resilience。

本当に泣きそうだったのですが、即座に、とにかく涙をこらえて、机周りに散在する本に、手を伸ばしている自分がいました。

問題に向き合うこと。

泣く暇があれば、黙って本を、読めばいい。

すべては、自分の責任。誰のせいでもない、自分の責任。

 

そんなことで、今難しいと感じている仕事について、まだトンネルの出口は見えていません。

 

しかし、本日新たに購入した基礎の本3冊は、私にほんの少しですが、希望の光をあたえてくれる可能性があります。

 

マクマリー有機化学(上、中、下)

 

古典書は、素晴らしい。

他にも色々参照したけれど、やはり古典書は、良い。

教科書を勉強しなければ、何ごとも、前には進まない。

 

すべては、自分の責任。

ダメな自分でも、信じる以外に、もう選択肢はないのです。

ですからもう少し、もう少し、自分を信じて、歩みます。

 

厳しい言葉も含めて、力をかしてくださった方に、ありがとうございました、と言える日が来るように。

 

特許翻訳を話した機会


昨年から今年にかけて、特許翻訳について話す機会に、恵まれていました。そのような機会の中身が少し見える資料を、ここに共有させていただきます。

 

  • 日本翻訳連盟様の講演×2回です。特許翻訳者の方々向けに、お話をしました。いずれも100名を超える翻訳者様にお集まりいただけたかと思い、何らかのメッセージが伝わったことを願っています。

 

1.第27回JTF翻訳祭

「寝ても覚めても特許翻訳(日英)―企業様の強い権利化を支える翻訳者になる」

https://journal.jtf.jp/topics_detail28/id=699

 

 

2.2018年度第1回JTF関西セミナー

「日英特許翻訳レッスン―読みやすくチェックしやすい英文を書く」

https://journal.jtf.jp/eventreport/id=725

 

 

  • 次は日本弁理士会発行の月間「パテント」に投稿させていただいた記事です。日本の弁理士のみなさまに配布されている雑誌ですので、知財担当者の方々に広くお読みいただけていたら、ありがたいなと思っています。

 

「正しく伝わる特許明細書の英文チェックポイント」

https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/3031

 

 

 

2014年に特許本「特許翻訳英文作成教本」を出版したときに燃え尽きてしまって、そのあとの数年は特許翻訳のことを話してきませんでした。したがって、これらは私にとって、「また前に進みたい」と願っての、特許翻訳業界への協力を求めるアプローチでもありました。

 

Now, the next step… 次のステップに、自分としては、進めるような兆しを見いだしています。

特許翻訳がもっと上手くなりたい。

 

今は私は基本的にリライトを担当していますが、「リライタは翻訳の花形(はながた)ですよね」と、先日ある方に言われました。長年、リライタは黒子(くろこ)だと思ってきたので、弊社の全件リライトを担当しながら、ああ、一から自分で訳したい、毎日一から訳す一翻訳者である日々に戻りたい、と心が渇望する中、しかし自分が翻訳を担当するとリライトできる案件数が減ったり、他の業務が滞るので、全体品質向上が難しくなる、というジレンマを抱えていました。

 

しかし、その一言で「そうか、花形か」、などと、妙に納得し、嬉しく、自分の仕事に改めて誇りを感じたりしていました。

リライタとして、特許翻訳のあるべき姿を定めたい・・・。つまり、どのような翻訳文が本当の意味で、お客様にとっての良い翻訳文なのか、という点を、明確化したい、と考えています。

 

今年から来年にかけてはもう少しその点を具体的に洗い出し、自分の中で、明確化したいと思っています。

もし上手くいけば、社内だけでなく、社外にも情報を共有をさせていただきたいと考えています。

Wish me luck!

 

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