ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

特許翻訳を話した機会


昨年から今年にかけて、特許翻訳について話す機会に、恵まれていました。そのような機会の中身が少し見える資料を、ここに共有させていただきます。

 

  • 日本翻訳連盟様の講演×2回です。特許翻訳者の方々向けに、お話をしました。いずれも100名を超える翻訳者様にお集まりいただけたかと思い、何らかのメッセージが伝わったことを願っています。

 

1.第27回JTF翻訳祭

「寝ても覚めても特許翻訳(日英)―企業様の強い権利化を支える翻訳者になる」

https://journal.jtf.jp/topics_detail28/id=699

 

 

2.2018年度第1回JTF関西セミナー

「日英特許翻訳レッスン―読みやすくチェックしやすい英文を書く」

https://journal.jtf.jp/eventreport/id=725

 

 

  • 次は日本弁理士会発行の月間「パテント」に投稿させていただいた記事です。日本の弁理士のみなさまに配布されている雑誌ですので、知財担当者の方々に広くお読みいただけていたら、ありがたいなと思っています。

 

「正しく伝わる特許明細書の英文チェックポイント」

https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/3031

 

 

 

2014年に特許本「特許翻訳英文作成教本」を出版したときに燃え尽きてしまって、そのあとの数年は特許翻訳のことを話してきませんでした。したがって、これらは私にとって、「また前に進みたい」と願っての、特許翻訳業界への協力を求めるアプローチでもありました。

 

Now, the next step… 次のステップに、自分としては、進めるような兆しを見いだしています。

特許翻訳がもっと上手くなりたい。

 

今は私は基本的にリライトを担当していますが、「リライタは翻訳の花形(はながた)ですよね」と、先日ある方に言われました。長年、リライタは黒子(くろこ)だと思ってきたので、弊社の全件リライトを担当しながら、ああ、一から自分で訳したい、毎日一から訳す一翻訳者である日々に戻りたい、と心が渇望する中、しかし自分が翻訳を担当するとリライトできる案件数が減ったり、他の業務が滞るので、全体品質向上が難しくなる、というジレンマを抱えていました。

 

しかし、その一言で「そうか、花形か」、などと、妙に納得し、嬉しく、自分の仕事に改めて誇りを感じたりしていました。

リライタとして、特許翻訳のあるべき姿を定めたい・・・。つまり、どのような翻訳文が本当の意味で、お客様にとっての良い翻訳文なのか、という点を、明確化したい、と考えています。

 

今年から来年にかけてはもう少しその点を具体的に洗い出し、自分の中で、明確化したいと思っています。

もし上手くいけば、社内だけでなく、社外にも情報を共有をさせていただきたいと考えています。

Wish me luck!

 

技術のワクワクを見つけよう


社内で開催している電子・電気講座は、はや3周年が近づいてきます。

 

模索が続きましたが、やめてしまわずに続けてきたことで、正しい講座の形が見えてきました。

 

多忙な業務の時間を使って開催しますので、やはり、翻訳の業務に直接生きる、業務に直接反映できる、ということを目指したいと願う気持ちがあります。

 

一方で、いつも頑張って脇目もふらずに仕事に励んでくれているスタッフのみんなが、単純に、少しリラックスした時間を過ごせるといいな、というようにも、思っています。

そして、皆が知的好奇心を高めることができれば、必ず「より良い仕事」につながっていく、という風にも考えています。

 

さて、本日の講座では、「混色」を体験しました。

フルカラーLED、の回路を体験しました。

 

ブレッドボードを使います。

本日は、「透明」のブレッドボードを準備していただいたので、裏からみると、どこがつながっているかがよく分かって良かったです。

 

先生にサポートいただき、回路図を見ながら、LEDが点灯する回路を作ります。

 

これまで、LEDが点灯しただけでも感動していた私たちですが、スイッチを、間に入れます。

(なお、ほとんど先生がしてくださいます。技術者の方は、素晴らしいです)。

 

赤色を点灯。

 

緑色を点灯。

 

青色を点灯すると・・・。

 

白色になりました!!!

 

 

赤・緑・青の三原色で、すべての色が出せる・・・。

 

そして、白色LEDを作るために、青色LEDの開発が待たれていたこと、とてもよく、理解ができました。

 

また、LEDのカバーが乳白色であることで、乱反射により、色を混ぜている、といった知識もいただき、確かに赤色と緑色と青色が混ざって白色になっていることを、確認しました。

 

面白い!

 

講座にご協力くださる先生、そしてこれまで運営してきたスタッフにも、感謝。

 

 

 

それから、本日の私の個人的なヒットは、次のこと。

抵抗器の電圧(the voltage across the resistor)を測ります。

 

LEDの電圧(the voltage across the LED)を測ります。

 

 

電圧を測るときって、本当に見たまま、the voltage across the resistorとthe voltage across the diode・・・。

両端に、プラスとマイナスを接触させて、電圧を、計る・・・。

 

the voltage across the circuit element

= the voltage between the two terminals of the circuit element

 

前置詞across(電圧は、両端の差なので、端から端までを表すacross)とthrough(電流は、流れて通過するので、through)を感じる、ということは、これまで英語の授業でよく取り上げてきましたが、こうして視覚的に見るのは、とてもいい、と思いました。

 

 

電流の場合・・・

the current through the circuit element

 

電流を計るためには、その電気の流れの中に、電流計を直列に入れなければならないから、一つの線の端を外して、このように、入れるとのことで・・・。

 

確かに、電流が通過して流れる、測定器を含めた閉じた直列回路ができました。

 

 

 

 

 

個人的には、先のフルカラーLEDと同じくらい、こちらにも、感動をします。

 

 

さて、次回はこのフルカラーLEDを復習してから、次の項目へと、進みましょう。

 

 

*****

一歩、一歩、また一歩。

 

「知らない」と「知る」では世界が180度変わることがあること、色々な場面において、個人的には、これまでも多く、経験してきました。

 

使える時間は限られていますから、取捨選択をして、focusしなくてはならない。

これからも、一歩ずつではありますが、学び、前に進んでいきたいと思います。

 

Learning is a gift!(仕事のワクワク、見つけよう!)

辞書とのつきあい方を発見


今さらながら、気付いたこと、そう、辞書は私たちを、助けてくれるもの。

 

辞書とのつきあい方について、「そうだ!」と思ったことがあります。

当たり前のことですが、しかし、重要な発見のようにも思えたため、そのことについて、書きます。

 

「辞書が無い状態で、ものを書いてはいけない」(工業英検の本にも書かれていること)

 

「辞書は友達、仲良くなろう」(私が学生たちに言ってきたこと)

 

などと、辞書について、これまでも思うことはあったものの、イマイチ、腑に落ちていないことがありました。

 

しかし、今回はっきり分かったこと。

 

  • 辞書の誤解

→辞書は、その単語の意味を知るためのもの×

 

  • 辞書の現実

→辞書は、意味は分かるのだけれど、翻訳対象言語での良い言葉が見つからないときに、より良い言葉がないかどうかを探すもの○

 

ということです。

 

このことに、和訳をしていて(普段は英訳ばかりで、あまり和訳をしません)、分かりました。

 

和訳をしていると、例えば「attribution」、この英単語の意味は分かるのだけれど、イマイチぴったりの日本語が見つからない。

 

また、「context」、この単語の意味は分かるけれど、しかし、日本語を迷ってしまい、良い言葉が決められない。

 

そんなとき、「分かっているけれど、念のため辞書を引いてみるか」、と思って、英和辞書を引きます。

 

→すると、驚くほど多くのバリエーションで、「しっくり」くる日本語が、たくさん、出てくるではありませんか。

 

つまり、翻訳をする単語について、分かっているけれど、しっくりくる言葉を探したい、という状況では、辞書が大変役に立つことが分かりました。

 

 

具体的には、英和辞書を引いて、元の英語も、出てくる日本語も、どちらも意味が分かっている状態で、単語を選ぶのです。

 

和訳だから、このカラクリが、理解しやすい。

 

決して「帰属」っていう日本語はどういう意味だろう?

 

分からないけれど、英和辞書に「帰属」って書いてあるから、attributionを「帰属」と訳しておこう、という選択ではないのです。

 

また、「帰属」って辞書には書いてあるけれど、この文脈では、「誰に所属しているか」っていうように、かみ砕いて日本語に訳そうか、などと、自身の判断も反映させます。

 

また、例えば、context(文脈)が訳しづらかったのですけれど、context = 「文脈」は、今回の内容では「背景」と訳そう。また別の内容では「位置付け」と訳そう。

このように、context = 「文脈」から広げて、適切な単語をその文の内容に照らして、自分で作ったりもしながら、決めました。

 

 

翻訳とは、こういう作業であること、当たり前のことなのですが、今回和訳を通じて、なんとなく、「辞書はこのように使うのか!」「私たちを、助けてくれる!」というように、再度、実感しました。

 

さて、ここでの私の発見、つまり思ったことは、これをそのまま、英→和(和訳)ではなく和→英(英訳)に置きかえてみることです。

 

日本語の意味は分かるけれど、いまいちしっくりとくる良い英単語が見つからない、そんなときに、和英辞書を引くのです。

 

そのとき、和英辞書に出てきた一連の英単語、それらは、当てすっぽで選ぶわけではなく、また、それらの意味が分からないまま選ぶわけではなく、また、辞書の中から必ず選ばなければならないわけでもないのです。

 

そう、出てきた単語を手がかりにして、もし自分で「表したい意味にぴったり!」と思えば選べばよいし、そうでなければ使わなければ良い。または、もっとかみ砕いた簡単な別の英語へと連想して、新たな単語を使っても、良いのです。

 

先ほどのcontextを「文脈」ではなく「背景」と訳したり、また「位置付け」と訳したりしたのと同じことを、和→英のときも、臨機応変に、言葉を広げて行えば良いのです。

 

 

そう、辞書が本当に役に立つのは、「辞書に書かれている単語を意味をすべて把握してから」なのかもしれません。

 

私は理系学生へのライティング授業では、出来るだけ辞書を引かないようにしましょう、と言いますが、そのことが正しかったように、感じました。

 

初め学生達は、「???」という顔をします。

「辞書を引きましょう、単語を覚えましょう」とそれまで言われ続けてきた、と言うのです。

辞書を引かないで、なんて、聞いたことがない、と言うのです。

 

なお、学生たちは日英両方の論文を読んでいますから、いざ自分が書くとき、辞書を引かなくても、専門用語は知っていることが多いです。

 

それなら、辞書を引かず、自分の頭の中の単語を、探して欲しいのです。

 

また、もし辞書を引いたとしても、決して知らない単語、不安のある単語には飛びつかず、「見たことがある」「知っている」「使いこなせる」という単語だけを使って欲しいのです。

 

私自信もこの方法で、ライティングを進めてきました。

 

自分自身は、その結果、いまだに使いこなせない単語が沢山あります。

 

例えばimpinge(衝突させる)。

 

ノズルジェットの話などで、液体ジェットを対象物に「衝突させる」なんていう文脈では、いい加減に使わなければならないかな、と思いながらも、いまだに使っていません。

 

なんとかimpingeが理解できてきたから、そろそろ使おうか、と思った瞬間、他人の誤用(自動詞と他動詞の誤用)を発見してしまったりして、その都度、「私たち非ネイティブには未だ早い!」などと思い直し、結局、hit(衝突する)などの簡単な単語を工面して、最終原稿からはimpingeが消えてしまいます。

 

 

この方法は、私の個人的な方法です。

しかし、今のところ、この方法がユー・イングリッシュでは上手く機能しています。

 

そんなことを思いながら、本日は和訳を通じて、「辞書はやっぱり友達」「私たちを助けてくれる」。そしてそれは、「辞書の単語をすべて知っているとき」、ということを、確信したのです。

 

また、「辞書の単語をすべて知っている」ようになるのは、それほど長い道のりではないと思います。

 

知らない単語には手を出さず、知っている単語だけを少しずつ使っていく。

自分に必要な単語は、仕事を通じてよく目にしますから、無理をして覚えなくても、少しずつ、知らない単語→見たことある単語→そろそろ使えそうな単語、へと変化します。

そしてそれを続けていれば、いつのまにか、「各分野の単語をおおよそ知っている」というようになるのが、工業英語の単語数だと思います。

(TOEICの単語、つまり一般英語の単語には、終わりがありません。しかし、工業英語の単語には、限りがあります。)

 

 

和訳を通して実感、「ありがとう、辞書!」

 

夏のひとコマ―素敵なお客さま


8月に入りました。

 

夏のプロジェクトをこなしつつ、JTF様の特許翻訳セミナーを先日無事終えることができました。

 

ご参加下さいました方々、誠にありがとうございました。

ベテラン翻訳者の方々もお越し下さったようで、心より、感謝いたします。

 

 

セミナー終了後の雑談の中では、いくつかの興味深い出会いがありました。

私の「夢物語」を否定せずに聞いてくださるプロの大人の方々には、感銘を受けることがあります。

仕事には「夢」が必要なんですよ・・・、と賛同くださったこと、たとえ社交辞令であったとしても、とても心強く思いました。

 

 

そんなこんなで、7月も終わり、8月、です。

 

ここ数ヶ月、私なりに取り組んできた一つのプロジェクトが自分の中でやっと、一区切りつきました。

思いのほか苦しんでしまいましたが、色々と発見もありました。

 

 

そして次はとうとう、楽しみにしていた次のプロジェクトに、取りかかりました。

早く、早く、とりかかりたいと願い続けたその仕事に、finally on board…

嬉しい、楽しい、幸せ、としか思えないのですが、あまりに納期が迫っていることだけが、気にかかっています。

働こう、なんとかしよう、力を出そう。

そしてプロジェクトをしっかりと支えてくれるユー・イングリッシュスタッフたちにも、心より、感謝しています。

 

 

さて、そんなおり、とても素敵なお客さんが、弊社を訪れてくださいました。

 

時が止まったように、素敵な時間を過ごさせていただきました。

小学生の彼女、バイリンガルの彼女の翻訳プロジェクトを、ほんの少し、お手伝いさせていただきました。

 

彼女は

Smart, engaging, and confident.

 

若い世代はまぶしい。そして愛おしい。

若い人たちを尊敬しながら見守る大人でありたいものです。

 

彼女の初めてのimaginationに満ちた翻訳作品、素晴らしかった。

前向きに学ぶ素敵な彼女との時間を、過ごさせていただきました。

少しでも、お役に立てていたら良いのですが・・・。

 

 

 

さて、もう少し夏が続きます。

 

夏を乗り越え、秋を過ごし、長い冬を超え。

無事に春が迎えられますように・・・。

 

執筆をしているときだけは、少し長いスパンで、その頃まで今が無事に続いていきますように、なんて、願うのでした。

 

 

Just some thoughts while looking at the flowers


災害や豪雨が続いた中、被害にあわれた方がたには、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

ユー・イングリッシュも雨の地域にありましたが、大きな影響を受けずに、過ごすことができました。

ご心配のお声をいただきました方々にも、お礼を申し上げます。

 

影響を受けた地域の方がたに、平穏な日々が戻ることを、祈っています。

 

 

 

さて、本日はjust some thoughts…です。

 

Things change as time passes.

 

 

このことを、いつでも心に留めています。どのようなことも、すべてが、変わりゆく。

 

このごく自然で当たり前のことに抵抗を感じるとすれば、それは人の性なのでしょう。

変わりゆくことを自然なことととらえ、変化に対して何をすべきで、そして何ができるか、それを考え行動し続けることが大切と思っています。

 

 

今このときに、特許翻訳のご依頼をいただけていること、講師のご依頼もいただけていること、そして当社の定番活動ともなってきました執筆のほうも、すすめさせていただけていることに、とても感謝をしています。

 

 

先日の豪雨の中でご来社くださったお客様から、お花をいただきました。

 

 

素敵・・・。

 

 

Just some little thoughts while looking at the beautiful flowers…

知らないことが沢山ある


随分広く技術分野の翻訳を経験した、と思っていても、知らないことが沢山あります。

 

案件ごと、仕事ごとに、新しい技術に出合う、といってもよいくらいです。

 

例えば比較的新しいスタッフが訳している案件は、そのスタッフが、自分が特許の経験が比較的浅いから、知らない技術分野が多く、調べものをたくさんしなくてはならない、ということではないです。

 

新しい翻訳者も、ベテランと思われる翻訳者も、そして自分も、常に、翻訳やリライトの過程を通じて、その技術を新しく学び、調べる時間が多く必要です。

 

翻訳やリライトが終わるころには、技術の中身を英語・日本語の両方で、理解ができ、説明ができるようになっているものです。

 

 

そして第一翻訳者にとって大切なことは、Be professional about the topic you are translating.

 

ですから、私のリライト時には、第一翻訳者に、できるかぎり、技術のことを口頭で教えてもらうようにしたいと思っています。

 

第一翻訳者が、最もその技術内容についてよく調べ、よく理解をしているためです。

 

これまでの経験と知識や勘に頼る自分ではなく、その翻訳にしっかりと向き合い、実際に訳した第一翻訳者のことをいつでも信頼し、教えてもらうようにしたいと思っています。

 

 

ですから翻訳者は、

Be professional about the topic!

 

 

ときには知財担当者や技術者とも語り合える、または提案ができるほどに、Be professional about the topic!

 

そしてリライタの私も、エンジンがかかるのが遅いながらも、リライトが終わる過程において、being professional about the topic.となっていくことができるのです。

 

 

今回のリライトでは、今やっと、技術内容の理解ができてきました。

第一翻訳者に教えてもらった内容と、自分が理解した内容、調べた内容、がつながってきました。

 

 

こうなってくれば、あとは、もう大丈夫です。リライトの出口が見えた。

 

第一翻訳者の特徴をとらえ、必要箇所を修正します。読みやすい英文、正しい英文へと導くのがリライタの仕事でしょう。

 

Learning is a gift.

 

 

何年たっても新しいことを学べる翻訳の仕事は、素晴らしい。

 

 

初心者もベテランも、みなが「自分、自分」と推すのではなく、みなが謙虚であり続けたい。そして目的に向かって日々努力し、翻訳とリライトを通じて学び続ける、そして願わくば仕事を通じて幸せになり続ける、そんな会社でありたいと願っています。

 

心をオープンに聞くこと


最近心がけていることは、心をオープンにして、人の話を聞くこと。

 

ここ数年は、色々な方々のお話を聞く機会、つまり「仕事の打ち合わせ」の機会があります。

 

そこでは、色々なアイディアが出て、一生懸命、知恵を絞って、問題解決に取り組みます。

 

自分とは異なる分野の方々の話の中には、多くの発見、そして「イノベーション」が詰まっていることにも気づきます。

 

自分には関係がない、または自分は気が進まない、と思わずに、どのようなアイディアも、声をかけてもらった場合には、心をオープンにして、聞いてみています。

 

すると、色々なことが「つながって」きたり、全然違うと思っていた人の考えが、自分ととても似ていたり、または、自分の勘違い、誤りを発見できたりすることが、多くありました。

 

また、知恵を持っている人に、「教えてください」といって聞いてみると、皆さん驚くほど丁寧に、知恵をかしてくださることにも、気づきました。

 

蓄積された英知を、惜しみなく、教えてくださるというのは、とても素晴らしいことです。

 

そんな経験を通じて、肩肘張らず、分からないことは分からない、として「聞いてみる」ことが、少しずつ、出来るようになってきました。

 

さて、アイディアは、どんな方向へ、向かっていくのでしょう。

 

先日の打ち合わせで聞いた、いくつかのさりげない一言には、その方々の仕事への真摯な気持ちと情熱を感じました。

 

ビジネスの中に垣間見える人間らしさ、その人達の想い、それがあってこそ、仕事が正しい方向へと進んで行くのでしょう。

 

私に何ができるかは今の時点では分かりませんが、少しでも前に進むときがきているのかもしれない、ということを感じています。

 

 

知らないことを恐れず、心をオープンにして、英知を絞り、できる限り良い方向へと進むよう、工夫したいと思います。

英語、だんだん上手くなってきた!


久しぶりのブログです。

 

私の好きな言葉の一つに、次のものがあります。改めて、ここにご紹介。

 

All things are difficult before they are easy. (Thomas Fuller)

 

当たり前のことを言っているのですが、これが、真理を突いている。

 

難しい、難しい、と思って、何度も、何度も、続ける。

 

ああ、難しい。

難しい、難しい。

 

そこに自分が感じているのは、強烈な不安と、自信の無さ。そして自分の無能さ。

 

ダメだ。まだダメだ。全然ダメ。

頑張らなければ。

そんなことを、繰り返し、続ける。

 

また今回も、難しい。

今回はどう? また難しい。

果てしなく続く難しさに、驚愕しながら、それでも、続ける。続ける。続ける。

 

そうしたら、ある日、ふとした時に、「あれ? 私、少し、上手くなってる?」と気づく瞬間があるのです。

 

それは今さっき、私が感じたこと。

 

「あれ? 私、少し、上手くなってる?」

 

「ダメだと思っていたけれど、結構いいじゃない、自分!」

 

・・・

さて、何が上手くなったか・・・?

 

 

それは、相も変わらず、英語。

具体的には、「特許翻訳」です。

 

 

他にも色々と勉強したり、少しでも前に進みたいと思っていることが、色々とあります。

 

例えば技術講座。

 

本日の日中は社内講座(機械)で、「ネジ」「バネ」を勉強しました。

とても面白かった。

英語と日本語の両方で説明を見ていると、心もワクワクしました。

はるばる弊社へ来て下さる先生にも、感謝。

 

次に例えば、知財の勉強。

商標・意匠・特許、そしてついでに民法も・・・。

 

そんな風に、色々とかじっているけれど、一向に、上達したとは感じない。

 

難しいままで、分からないまま。頭が悪いまま・・・。

 

そこで私、気づきました。

 

絶対時間数が、全然、足りていない。

いくらかじってみても、「かじり」勉強には、必死度が、足りないのです。

 

一方の本業(翻訳)のほうは、常に、必死です。

 

もうそろそろ少し力を抜いたり、自然に出来るようになったりしたいのですが、それはどうしても、できません。

 

時間の許す限りに必死で、そしていつも苦しくて、没頭していて、そして気づくと・・・大好きで・・・。

 

心を向けて没頭していると、ある瞬間に、「あれ、私、上手くなったかも・・・」と思う日があるのです。

 

そんな気づきは、1年に一度くらいの低い頻度(笑)。

 

今日は、自分で勉強のカラクリを体感した気がします。

 

この先「翻訳」と同じくらいに、技術・知財の両方の勉強に没頭すれば、きっと、一歩だけでも、前に進むことができるんだろうな、と思います。

そんな日が来ることも願いつつ、今は心が向く本業(翻訳)を最優先していきます。

 

いつまでも、難しく、苦しい。だからこそ、自分にとって、乗り越えたい価値がある。

その価値を、会社の商品として、必要な方が購入してくださるのであれば、とてもありがたいと思います。

 

今日は自分がほんの少し翻訳が「上手く」なったように感じて、とても、嬉しく、晴れやかな気分です。

3人寄れば・・・?和文の解読編~4周年に思うこと


「3人寄れば文殊の知恵」という言葉があるかと思います。

 

この言葉の解釈は色々かもしれませんが、「3人で知恵を出せば、分かることがある」、というようにとらえました。

 

そしてここにおいて重要なポイントは、その3人が、それぞれ「違う」ということかと思います。

 

弊社の翻訳リーダーの役割3人(中山含む)は、それぞれの得意とするところが、明快に、違うと思います。

 

詳しくは書きませんが、「①ざっくりスピードタイプ(誰が見ても、私か)」、「②緻密、精密、仕事きっちりタイプ(私から見ると、尊敬あるのみ)」、そして「②その両者をほどよく備えたタイプ(私も以前はこちらだったと思うのですが、現在は①になってしまいました)」、この三者が、中山リライト済みの1つの案件をさらに精密チェックをして、最終原稿へと仕上げていきます。

 

和文の解釈が難しい場合であっても、3人がそれぞれの観点から考えれば、どこかで、誤訳や不具合は、抽出が可能かと思っています。

 

もう1つの重要なポイントは、次の通りと考えています。

 

3人の「目的が、一つ」であること、です。

これは、非常に重要であると考えています。

 

「チーム」というのは、誰かの「心」が逸れ出すと、ガラガラと、崩れてゆきます。

 

みな違っていい、みなそれぞれに、能力も違えば、得意とするところも、違う。

しかし大切であると思うのは、「目的が、一つ」であること。

 

ここで言うところの「目的」は、企業として考えると「お客様に価値を提供すること(serving our customers)」となります。しかし、みなが持つべき「目的」としては、私は、もうすこし広く柔らかく、次のように、考えています。

 

仕事に対する「真摯」な気持ち。

 

これが心にいつもあること、それをユー・イングリッシュでは、とても大切に思っています。

 

「真摯」な気持ちは、「仕事に対するまっすぐな気持ち」であったり、「仕事に対する愛情」であったり、時として「仕事に対する誇り」であったりします。

そして常にimprovementを心がける気持ちです。

 

一人一人にこれがあれば、「知恵」が発揮され、最強のチームになる、と考えています。

そしてその人自身も、「知恵」を絞る仕事を通じて、幸せになっていけるのではないか、と思っています。

 

 

さて、ここから誰かの言葉の受け売りですが、「組織」というのは、どんなに小さな組織も、「自然になんとなく上手くいっている」、ということは、無いのです。

 

「必死」で頑張り、「必死」で支え、「必死」で、守るのです。

工夫し、なんとか、なんとか、崩れずに、保っていける、そしてなんとか前に進み、一つ一つの仕事を、進めていけるのです。

 

会社もそう。

何かのグループもそう。

家族もそう。

もっと小さい単位であれば、夫婦だって、そう。

 

家族や夫婦に置き換えれば、「組織」を理解できる人は、多いと思います。

 

夫婦だって、しっかりと支える気持ちがなければ、ガラガラと、崩れてしまう。

家族だって、「家族だから」といって全員が努力を怠れば、たちまちガラガラと、崩れていってしまう、とそんな風に、考えています。

 

それを分かっているから、しっかりと、頑張るんです。

なんとしても守りたい、大切な「組織」のために。

 

さて話を戻して、ユー・イングリッシュは、「3人寄れば文殊の知恵?」と工夫しながら、特許明細書の「和文」を読み解いていました。

 

なんとか読み解くことができて、納品原稿を、仕上げることができました。

 

みなが「真摯」に仕事ができていること、とても嬉しく、そして誇らしくも思っています。

 

これを続けていけるよう、そう、会社という大切な「組織」を守っていけるよう、私は全力で、頑張りたいと思います。

 

 

ユー・イングリッシュは本日で4周年。これまで続けてこられたことに感謝し、5年目の今年一年、よりいっそう頑張りたいと思います。

 

特許翻訳のお仕事を下さるお客様に、心より、感謝しています。

 

お客様の権利を正しく守れる英文特許明細書へと翻訳ができるように、初心を忘れず、基本を大切に、お客様のお声をしっかりと聞きながら、そして願わくば「既成概念を超える仕事」ができるようにと考えていきます。

書籍という取り組み


英語論文ライティング教本」が無事手元に届きました。

執筆にあたりこれまで支えてくださった方々、出版を可能にしてくださった出版社様に、心より感謝しています。

 

書籍に出合うときは貴重な瞬間です。

著者と書籍は、その瞬間から、切っても切れない関係になります。

「これから、よろしくね」というように、大切に、向き合います。

 

本書が少しでも読者の方のお役に立てることを、心より、ただ、ただ、願っています。

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