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ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

春の勉強に―スマホアプリ『技術英作文300』作りました


毎年3月になると暖かい風が吹きはじめ、春が待ち遠しくなります。

たとえ2020 is not a normal year.であったとしても、風はいつもと同じに、またはいつも以上に心地よく感じます。

間近に近づく4月。例年通りの春を過ごしていきたいとの願いは叶わず、今年は新学期が遅れるといった連絡を授業担当を予定しています各大学から受けるようになりました。

 

今できることに気を付けながら、普段どおりに過ごすこと。仕事を通じて社会に貢献することを考える以外には、私としては特段対策が思いつきません。

 

 

さてそんな4月、新しいことをはじめようか、と思う方におすすめしたいスマホアプリを作成しましたので、紹介させていただきます。

 

  • 英作を通じて技術英語が学べる教材が欲しい
  • 色々な分野の英文の英作を練習したい
  • 英文法もすべて英作を通じて習得したい
  • 隙間時間を使って、技術英語に触れたい
  • 目から、耳から学びたい

 

そんな学習者のお声に答えるべく、準備を進めてきました。

 

ようやく「できあがりました」とみなさまにお伝えができるようになりました。

 

基本的な例文から、ややマニアックな技術例文までを含めました。

 

音声にはAI(合成音声)を使いました。個人的には、AI時代のクールな英語の音声が気に入っています。

 

どうかそれぞれの目的にて、お使いいただければと思います。

 

 

エンジニア・研究者・技術翻訳者のための

技術英作文300【どんどん書ける英作ドリル】

https://www.u-english.co.jp/seminars/index.html#app_e300

 

*1220円(税込み)の有料アプリです。アプリ内課金はありません。

 

 

技術英語の選択はいつも「正確・明確・簡潔」ではあるのですが、今回は少しやわらかな気持ちをもちながら作成した教材です。

SVOしか絶対ダメや冗長は絶対ダメ、現在進行形はタブー、というわけではなく、それぞれの利点と欠点を考えながら文脈の中で選ぶ幅のある表現力をつけていただける教材を目指しました。

 

みなさまに少しでも技術英語を好きになっていただければ嬉しいです。

 

 

 

*本アプリはバージョンアップを重ねており、この先も若干の修正や機能搭載の可能性がありますこと、ご了承願います。

セミナーに行ったら質問をする


中山もセミナーに参加することがありますが、どんなセミナーも、できる限り質問をするようにしています。

 

セミナーは「ライブで効率良く、知らないことを教えていただくこと」に加えて、「講師の先生のスキルに触れること」が重要と考えているためです。

 

そこでは学ぶ立場なのですから、そして知らない・分からないから学ぶ時間を使いセミナーにきているのですから、知らないことを尋ねるようにしています。

 

最近は、「理解が悪くて申し訳ないのですが」や「あまり分かっていないのですが」の前置きも省略してしまい、「教えてください」と尋ねることが多くなっています。

 

過去を振り返ってみると、セミナーに行って、分からなかった点、セミナーの内容にまつわり生じた疑問、を質問させていただいて、情報をいただいた、ああ、助かった・・・、さすがは講師の先生ですね・・・と思った方と、今現在、つながらせていただいていることが多いです。

 

質問をすると、覚えてくださることも多く、何かのご縁が生まれたのだろうな、と今振り返ると思います。

とてもありがたいです。

 

そして講師の先生は、さすがだなあと思うことがあります。

質問にその場でお答えをいただけないことがあり、変な質問をして申し訳ありません、と思いながらその場を終えるのですが、そのような場合に、後日メールでご返答くださるようなことがあるのです。

 

先日、幸運にもユー・イングリッシュの入っている建物内にて特許検索のセミナーに参加させていただきました。

 

私の稚拙な質問に、早速、講師の方からメールが届いていました。情報をいただいて、本当にありがたい限りです。

 

セミナーでは、質問をしたら、かなり得をすると思います。

Love English! 基礎から応用まで


英語は「丸覚え」しようとすると、苦労します。

 

例えば学校の先生が「命令文は主語がありません。動詞から開始します。」と言います。

特に疑問を感じずに、「そういうものだ」と覚えることになります。

 

一方で、より興味を持って勉強するためには、色々な文法事項や表現に「理由」を探します。

「理由」を探すためには、書籍やテキストをあたるのではなく、自分なりに考えていると理由が見つかる、といった経験が多くあります。

 

先日、3語セミナーで、受講者のみなさんに尋ねました。

 

「命令文は動詞で開始する」と学校で習っていますが、命令文の主語ってなんだと思いますか?

 

お一人の答え。

 

「主語は動詞です」

 

!!!

 

ん?「主語」が「動詞」?

 

 

「動詞です(動作です?)」とおっしゃりながら、少し自信なさげでした。

 

命令文の文頭には動詞(動作)が来ます、という意味でおっしゃったかな。

または、日本語でよく言われる「主語」と「主題」の混在であったかな。つまり「主題は動詞(動作)です」という意味であったかな。

 

 

「命令文の主語は何?」への応答は次の通り。

 

主語はYou(あなた)です。

 

命令する、つまり動作を促すときは、いつも目の前には「あなた」がいて、「あなた」に動作を促します。

 

しかし、だからといってYou do this!と命令してしまうと、「あなた」に対して圧力的で、失礼です。

 

ですから少し遠慮をして(?)、Youを省略したのが、命令文の正体です。

 

 

命令文の主語は「あなた」である。

 

そんなことを少しだけ意識すれば、例えばマニュアルで

 

Click Yes to save the WIN study before returning to the start page.

(WIN studyを保存するためにYesをクリックしてからスタートページに戻ってください。)

 

といった文を目にしても、before returning toの文法事項について、before you return to the start page.の意味であることが理解できる。

 

また、

The application prompts you to save your changes.

(本アプリにより、(あなたの)変更を保存するように指示されます。)

 

なんていう文をマニュアルで目にしたら、マニュアルでは動作を促すときにはYouを書かずに命令文を使うけれど、それ以外の場合にはyou, yourといった「あなた」が結構登場する。

マニュアルは、製品を使おうとしている「あなた」に対して話しかけるようなreader-friendlyな文書だから。

 

といったことを実感できます。

 

 

ちょっとした英語の「美」を普段から楽しむことで、技術文書の英語にも応用できる、と思っています。

 

 

命令文では主語を省略しますが、もう一つ、日常的に主語を省略している文があります。

 

 

Thank you.

 

「感謝」というのはいつも自分の気持ち。

 

 

ですからHe thanks you.やThey thank you.の文脈はまれ(または皆無)で、通常の主語はI thank you.です。

そしてIはもう分かっているから、Thank you.のように省略するわけです。

 

そんなことを理解すれば、少し頭を柔らかくして、日常会話でのWe thank you.(ありがとう)といった応用、Thank him!といった命令文(彼にありがとうと言って)への応用、さらにはビジネスメールでのWe would like to thank you. I would like to thank you for…といった定型文への応用が可能になります。

 

 

先日社内では、英訳でHe would like to explain his understanding of XX.といった文をリライト時にHe needs to explain his understanding of XX.やHe will explain his understanding of XXに修正する提案をしました。would like toの主語もlikeは自分が「好き」「したい」という気持ちからくるので、主語は通常WeやIであることが英語として自然なように思ったためです。

彼の気持ちを「代理」して書く、という文脈であればHe would like to…も不可ではないのかもしれませんが(実際、「代理人」が「発明者」の意見を代弁する文脈でしたが)、その文書ではやや引っかかりましたので、修正提案をしました。

 

 

基礎ばかりでも、応用ばかりでもいけなくて、基礎と応用を上手く組み合わせることで、仕事品質を高めていけると考えています。

 

そういうわけで、いつも基礎に立ち返りながら、英語という言葉の魅力を感じることを大切にしたいと思っています。

 

 

Find the beauty of English. L♥ve English!

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