2015年2月3月、工業英検1級対策講座*が終了しました。
*工業英検1級対策講座―英訳と要約で英文ライティング力の強化
(http://www.u-english.co.jp/seminars/2015_2.html)
第1回(2月)は、主に「工業英検とはどのような問題」か、を知っていただきました。特に1級の「英訳問題と要約問題」について、ご受講者にはご自宅で問題を解いていただき、講義内で議論・解説をしました。
第1回の講座の様子
さて、先の土曜日(3月28日)に開催しました第2回は、事前課題と講義内解説に加えて、演習を含め、より多くの問題を解いていただき、ライティングのコツをご自身でつかんでいただけることを、目指しました。
ご自身でコツをつかんでいただいて、講座外で独学していただき、ご自身で、ご自分を合格へと、導いていただきたいのです。
1級レベルになってくると、自分を指導する講師は、他人では無く、自分・・・、これが実行できた方が、1級に合格されるように、思っています。
ところで、少し話がそれますが、私はいつも講座で皆さんにお会いするとき、自分自身に問いかける質問は、次の通り:
●「前に、進んでいますか?」
Making progress?
そう、今の自分は、1ヶ月前の自分よりも、前に一歩でも、進んでいるのだろうか・・・。
少なくとも、進むために、足を踏み出しているかどうか・・・。
昨年度(2014年)のセミナーで、次のようなことを、スライドに書いていることがありました。
常に「上」を見るのが効果的。首が痛いほど、上を。
Look up, up,… (2014/10)
そして今。
引き続き、Look up, up, and up…
(2015/3)
●Look up, up, and up…and then we will achieve something.
いつも、相当「上」を見上げて、背伸びして、自分に負荷をかけて、やっとのことで、ほんの少し、ほんの少しだけ、前に進むことができるように、感じています。
はじめから「少し上」を見ていたようでは、ほんの少しだけも、前に、進めなかった・・・。
さてさて、そんなわけで、例えば2級を持っている方で、「工業英検1級の受験を、今回見送ろうか」、「また今度にしようか」、「実力をつけてから」「勉強してから」と迷っている方、私の方法は、いつも次の通り:
●迷った場合もとりあえず申し込み(とりあえず行動し)、期限を決めてから、悩む。
(ちなみに、自分の「頭」への投資は、どんな場合も、「無駄遣い」ではない、と考えています。)
試行錯誤でもいい、間違っていてもいい、軌道修正すればいい。とにかく前に、進んでみよう、と思っています。
もちろん、期限を決めて申し込んだら(行動を起こしたら)、あとは、そこまで、そしてそこ以上まで自分を高めるために、頑張ることになります。
これは仕事でも、同じですね。
難しそうな仕事が来たら、自分には無理、と断るのではなく、とにかく快諾をして(期限を決めて)、そこから悩む、そこから自分を追い込み、最大限の努力をする。
今回、当初意図していなかったのですが、そんな内容も、技術英語ライティングを通じて、伝えるような講座となっていたのかもしれません。
●ご参加くださった皆様、本当に、本当に、ありがとうございました。
追記です:
次の講座は?と いうありがたいお声も、頂戴しています。
今回の1級講座から演習部分のみを切り出した「工業英検1級対策 演習編」、というのができればよいなあ、などと考えています。5月の前半あたりに、1回。ご参加いただける方は、その時まで、どうかしっかりと「独学」をお願いいたします。