授業で英語論文を前から順に読み進める方法をオンラインで説明していました。
今期も自由に論文アブストラクトを持ち寄ってもらっています。
読みたい内容であれば、日本人著者でも、著名な国際ジャーナルからでも、どんなアブストラクトでも良い。悪い書き方でしたら反面教師にしてリライト、良い書き方のものであれば、表現をピックアップして最大限に吸収します。
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1.発表者が5分ほど内容と技術を説明
2.皆で読む
3.英語表現を確認<悪い表現があればリライト、良い表現があれば着目して吸収>
4.使えそうな雛形を抜き出し、各自が自分の研究内容で英作
5.自分英文の添削と修正
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はじめは分野の違う論文を読むのは難しそうでしたけれど、徐々に慣れてきてくださった様子。
オンライン中は、随所で感想を聞いたりして学生と交流。
今日は、「英語論文って長いから、読むのがおっくうだったけれど、実は解体して前から読むと、意外と読めるのかもしれない、と思えてきた。」とのことでした。
良かった・・・と安堵したその瞬間、学生からの一言。
「だから、この授業を取って良かったです。」
全15回の授業も半ばが過ぎ、終わりが見えてきたものの、このタイミングでこのような言葉をもらえるとは、予測していなかった。
ストレートな言葉に対して、「照れ隠し」に、その後も淡々と、私は英語の特徴を説明。
英語は合理的な言葉。
後戻りせず、区切りながら前から読むと良い。
サイトトランスレーション(読みながら前から訳す)も有効。
・・・
「このような英語の特徴を皆さんに伝えられて、私も、この授業を担当して良かったです。」
言った。
最近、年齢のせいか、ストレートに気持ちを言ってしまう傾向があります。
ちょっと、互いに照れながら?! そのまま授業を進めました。
私と一緒に英語を学んでくれて、ありがとう!