ごくたまに英語ネイティブと話す機会がありますが、生の英語はいつも美しい。
I always find and enjoy the beauty of English when talking with native speakers of English.
■Aさんに私的な話をちょっと聞きすぎたとき、
「So, life is constantly interesting. (まあ、人生色々ありますよね)」
と、さらっとかわした一言をメモ。
constantlyとinterestingの組み合わせ、いいなあ。
■Bさんに返事が欲しいメールがあったので、zoomで一瞬会えたときに「お返事ください。Sorry for pushing you.(プッシュして悪いけど)」と言ったら即座に、
「No. No. I always appreciate being pushed.(大丈夫。プッシュいつでも歓迎)」
と。
pushを瞬時に受動態に変換できるの、英語を話す人の神業(かみわざ)に見えてしまう。
そしてappreciateは本当にキレイだなといつも思う。響きも好き。
■お世話になった方の関係でネイティブの英語の先生2人(CさんとDさん)と私含む日本人で複数種の出汁が楽しめる豚しゃぶ食べ放題へ。
ノンアルコールビールでテンション高く話し続けるネイティブ2人に脱帽。
CさんはWhich do you prefer? と「どの出汁が一番好きか?」を、参加者一人一人に聞き続けていました。Dさん、嬉しそうに「I prefer this one because _____. Also, ____. And ____. 」
「自分はこれが好き」という好みと、その理由を語り続ける。
出汁一つに「言葉を尽くす」Dさん(ノンアルコール)。
このまるでアルコールの入った場面のようにたわいもないことを普段から口に出せるようになれたら、英語のメンタルに近づける気がします。
さて、私はpreferの使用を追いかける。
likeではなくてpreferなのが素敵すぎる。
素敵な理由は、I like it better than others.のように比較を言わなくても、preferという単語自体が比較になっているから。鍋に仕切られた3つの出汁のうちどれが一番好きかを、たった一語で表せる。
preferのerの発音「/ɚ/」の響きも良い。
■長く日本に滞在しているが日本語を話されないEさんに、「日本語どうなの?=How’s your Japanese coming along? Are you picking it up?(←いずれもネイティブから過去に吸収した表現)」と尋ねたら、
「It’s not going anywhere quickly.(そう簡単にはいってない)」
と。
Do you say “It’s not going anywhere”? That’s so cool…! と、しばし聞き惚れてしまった・・・。
ついでに、Let me say it. My English is not going anywhere quickly either.「私にも言わせて」、として自分バージョン「私の英語も一筋縄ではいかないんです」を繰り返すところまで、図々しくその場でやりました。
話す機会がある数少ない英語ネイティブの方々のうち、「いい!」と思う表現が多い方と、あまり着目表現に気付かない方がいます。表現力や話し方の違いかな。
少しユーモアのある方や、人間力がある方は、やはり言葉も洗練されていたりします。これは、日本語でも同じかもしれない。
知人とのこうした生の会話からでも、映画やショート動画からでも、「いい!」と心に響く表現を収集すると、英語学習が楽しくなります。
Enjoy the beauty of English and love English!