昨年から担当させていただいている論文に関する夏の授業。
2日間の講義にて、京都大学様にお邪魔しました。
実践的科学英語演習という授業を過去に長く担当させていただいていた京都大学桂キャンパスは、私の講師人生において思い出のつまった場所。降り立った駅のプラットフォームや到着した教室の匂いで、当時の思い出がありありとよみがえります。
さて、担当授業では、ESP(English for Specific Purpose)界の大御所である野口ジュディ先生とご一緒しています。ご一緒、といっても、私は対面で、野口先生はオンラインなので、実際にはお会いできていないのですが、それでも授業中に「中山さん」と呼びかけてもらって、大変光栄に思っています。
アブストラクト執筆に関する学生へのフィードバック、そして学生のプレゼンテーションへのコメントを終えたところ、野口先生からお褒めの言葉をいただきました。「バッチリですね。有益なフィードバックです」と。そして、「作成した資料を送ってください」、という思わぬリクエストもいただきとても嬉しい気持ちになりました。
また、昨年に続いて、先生の授業を見せていただき非常に勉強になりました。プレゼン指導では、「スライドは読むものではなく、見るものです。」といった言葉をメモしたり、また、英語で講義をされたので、学生の方々が使えそうな英語表現をメモして、学生の方々へとお戻ししました。
一例は、「What is the application of your study?(研究の用途は?)」の言いかえ表現である「What can you use this for?」。
後者はシンプルだけど、使いやすくて良い表現です。
そして、学生達のプレゼンテーションはといえば、それはそれは、素晴らしかったです。
各自、自己紹介や記事の読み上げ発表を体験したのち、自身の研究テーマの3分プレゼン→10分プレゼン、へと進まれました。プレゼンタとしての魅力、わかりやすさがどんどん改善されていき、質疑応答も活発で、互いに理解しあい、尊重しあって、質問しあう姿が見られました。
お若い研究者の方々が英語を使って世界で活躍されることを期待しています。
どうか少しでも、授業が学生達のお役に立てていますことを願っています。