新年になりました。
みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。
良い一年をお過ごしくださいますように。
さて、私のほうは、大学の授業が再開しました。
Have a great year! より授業を開始。
(拙著は学生貸し出し用。かりてくれると嬉しい)
私のここ数年の講師の少しの工夫は、授業や講義の開始時のひと言目に「はい、開始します」と言わないこと。
「はいっ」や「時間になりましたので・・・」はできる限り飲み込み、やめるようにしています。
(それらの言葉が弱い自分への元気付けの言葉で時間がもったいないように思うためです。)
ですから何かいつも、メッセージを決めて開始をしたい。
今日は変則で、英語で一言目です。
英語で教室の沈黙をやぶるのって少し勇気がいるんです。でも、お腹に力を入れて、笑顔でやってみる。
I hope you’ll have a great year.(=あけましておめでとう)から開始。
Today, we’ll do a little warm-up session, a 3-min audio (actually, video).
英単語をちょっと説明。
今日はNew year greetingとして、私がたまに見る、TEDビデオを使って「早い英語」のシャドウイングでウォームアップをしました。
非常に早い英語を3分×数セット口に出せば、だんだん英語の口に近づきます。
英会話に行くよりも、口が上手く回るようになると思います。
英語の勉強に使う教材は、生のものが良いと考えています。
聞いていて内容が苦痛ではなく、内容をもう少し知りたい、と思えるビデオや音声を選ぶのがコツです。
その意味で、TEDビデオには、使いやすいものがいくつかあります。
本日のビデオは私があるとき、Am I serving myself? Or serving my clients?(私、利己的になってない?=好き勝手にやってない?きちんとお客様に価値を提供できている?)と自分に問いかけたときに、出合ったビデオです。
もう10年前のことですが、いまだにたまに見ますし、英語に挑みたくてシャドウイングもします。
persist 粘り強く
serve お客さま・人さまに尽くし
improve 精一杯に上を見上げて
ideas ひらめきを大切にし
push 自分に負荷をかけて
focus 脇目をふらず
work 努力する
passion 情熱に引かれるままに
These are the eight principles to success (as Richard St. John says), which I personally agree.
今日の学生たちは、ビデオの「笑いのツボが分からなかった」と感想を述べていました。
おそらく英語は「韻を踏んだり」「間(ま)を楽しんだり」するから、笑いが起こる箇所が、日本語で理解しているとわかりにくいのかもしれませんね、と応答。
他にも色々、英語の発見があったでしょうか。
結構簡単な単語が使われてるね、とか、逆にsustainやdistractなど、まあまあ難しい単語も使われているね、などなど、色々な意見が出ていました。
ネイティブのスピーチを見ると、私たちのボキャブラリーは、悪くない、と思います。
簡単な単語から具体的で明快な単語まで、実際、学生達の単語量はかなり良いです。
使いこなすのが難しいけれど、必要単語量は十分です。
また、書くこと、と話すこと、が密接につながっていることにも、気づいてくれたかな。
関係代名詞も、会話でも使われてるね、などの観察も出ていました。
上手く書けたら、しっかり話せるはず。
さらには、今日のシャドウイングでは、早い英語に、英語は「攻め」の言葉であることを、再度、体感しました。
攻めとリズム感、そんなことが、本日学生達に伝われば良いな、と思いました。
そんなこんなで、私は大学の授業を、続けています。
若い学生たちが、英語の授業を通じて元気になってくれるような、そして自分に自信を付けてくれるような、そんな授業がしたいな、と願っています。
2019年、気持ち新たに、講師業も翻訳業もimproveを目指したいと思っています。