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ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

大阪セミナーありがとうございました(備忘録も失礼します)


さて、大阪セミナー【Application Drafting and Translation Strategies for U.S. Filing of Japanese Applications】(米国出願のための特許明細書の起草と翻訳のコツ)が終了いたしました。

総勢46名の方にお申し込みいただきまして、なんとか無事に、終えることができました。

 

ご参加いただきました皆様に、心より、感謝申し上げます。

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さて、本日はセミナー報告ではなく、ご質問があった点の、備忘録(+some thoughts)を記載させていただきます。

ご質問者にメールをさせていただこうかと思いましたが、ここに、共有させていただきます。

 

●アブストラクトのお話のところで、「アブストラクトは150ワードを少しでも超えてはいけないか」についての質問がありました。

 

この質問、色々なところで、聞かれます。

 

なお、MPEP(米国特許審査便覧)の改訂(2013年)のあと、文言が「preferably not exceeding 150 words」に変わったので、150ワードの規則は緩和されたのではないか、というご意見も聞くことがあります。

 

また、「何ワード超えると指摘されるか」を調べられた、というある方によると、166ワードまで、大丈夫だった(指摘が来なかった)そうです(!)

 

さて、話は戻り、150ワードを1ワードでも超えたら、指摘をされるのか・・・。

また、MPEPの改訂後、150ワードを多少超えても、良くなったのか・・・。

 

 

このことについて、私は、次のように、考えてきました。

 

私の印象(または予想)なのですが、MPEPの改定の前後にかかわらず、前から、「150ワード」は決まりではあったけれど、厳格ではなかったのではないか、と思っています。

 

個人的に2013年よりも以前のセミナーで使っていた資料を見返してみると、次のようなMPEPからの記載を、載せていました。

 

●2012年の中山セミナーより:(MPEP改訂前)

37 CFR 1.72 Title and abstract.
(b) A brief abstract of the technical disclosure in the specification must commence on a separate sheet, preferably following the claims, under the heading “Abstract” or “Abstract of the Disclosure.” The sheet or sheets presenting the abstract may not include other parts of the application or other material. The abstract in an application filed under 35 U.S.C. 111 may not exceed 150 words in length. …

 

*ここでの記載は、may not exceed 150 words in length…です。

 

may not…と書いてありますが、例えば強い禁止を表すshall not…などではありません。

 

そして、続いて読んでいくと、次の記載があります。
C. Language and Format
The abstract should be in narrative form and generally limited to a single paragraph within the range of 50 to 150 words. The abstract should not exceed 15 lines of text. Abstracts exceeding 15 lines of text should be checked to see that it does not exceed 150 words in length since the space provided for the abstract on the computer tape by the printer is limited. If the abstract cannot be placed on the computer tape because of its excessive length, the application will be returned to the examiner for preparation of a shorter abstract.

 

*つまり、

Abstracts exceeding 15 lines of text should be checked to see that it does not exceed 150 words in length since the space provided for the abstract on the computer tape by the printer is limited.

 

「15行を上回ったら、150ワードを上回っていないかチェックされる」

という記載が当時ありました。

 

 

さて、改訂後の、現在のMPEPの記載です。

 

608.01(b)    Abstract of the Disclosure [R-07.2015]

37 C.F.R. 1.72   Title and abstract.

*****
(b) A brief abstract of the technical disclosure in the specification must commence on a separate sheet, preferably following the claims, under the heading “Abstract” or “Abstract of the Disclosure.” The sheet or sheets presenting the abstract may not include other parts of the application or other material. The abstract must be as concise as the disclosure permits, preferably not exceeding 150 words in length. The purpose of the abstract is to enable the Office and the public generally to determine quickly from a cursory inspection the nature and gist of the technical disclosure.

 

* preferably not exceeding 150 words in lengthへと、記載が変わっています。

 

私個人の考えとしては、may not exceed→preferably not exceedingに変わったからといって、大きな差は生じないのでは、というようにも、考えてきました。以前から「15行を超えたらチェック・・・」という記載を目にしていたためです。

あくまで個人的な意見ですが。

 

また、現在のMPEPの表記は、PCTの表記に似せたのかもしれない、とも個人的には、考えてきました。

 

●次の記載は、PCTです。

Regulations under the PCT

Rule 8  The Abstract

(b)  The abstract shall be as concise as the disclosure permits (preferably 50 to 150 words if it is in English or when translated into English).

 

*preferably 50 to 150 wordsという記載があります。

 

***

なお、翻訳業務としましては、150ワードを超えないように、表現を工夫して、訳します。そして万が一超えた場合には、お客様に翻訳注でご報告します。

 

***

さて、ここで、先の現在のMPEPを読み進めると、15 lines(15行)の記載も、微妙に、変わっています。

C.    Language and Format

The abstract should be in narrative form and generally limited to a single paragraph preferably within the range of 50 to 150 words in length. The abstract should not exceed 15 lines of text. Abstracts exceeding 15 lines of text or 150 words should be checked to see that they are as concise as the disclosure permits. The form and legal phraseology often used in patent claims, such as “means” and “said,” should be avoided. The abstract should sufficiently describe the disclosure to assist readers in deciding whether there is a need for consulting the full patent text for details.

 

*つまり、

Abstracts exceeding 15 lines of text or 150 words should be checked to see that they are as concise as the disclosure permits.

 

「15行または150ワードを超えると、(開示が許す限りにおいて)十分に簡潔になっているかをチェックされる」、というのです。

 

何か興味深い、記載です。

 

以前のMPEPは、「15行を超えると、150ワードを超えているかチェックされる」、そして今は、「15行または150ワードを超えると、記載の都合が許す状況において(というような意味に取れます)簡潔になっているかをチェックされる」というのです。ここは結構、変わっています。

 

これを全体として考えると、やはり以前よりも改訂後のMPEPの決まりにおいて、150ワードの決まりというのは、緩和された、というように考えるのが良いのかもしれません。

しかし、150ワードを一語でも超えてはいけなかったのが、改訂されたpreferablyになってから超えても良くなった、というのとも、少し、違うようにも思います。

 

しかしいずれにしましても、MPEPの改定において、AIAのための改定という主な点は良いとして、こうして、細かな文言が様々に変わっているところに、どのような意味を見出せば良いのかなあ・・・と、当時、思っていました。

 

当時丁度、書籍「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」の最終チェックをしていた時に、MPEPが改定されたので、随分、原稿の修正をしました。

 

あのとき、書籍のために旧MPEPと新MPEPを読み比べていましたが、例えば機能表現のmeans forの箇所の記載が微妙に改定されていること(means for→meansになっていて、forが取れていることに気付いたり、またbe configured toなどについての記載が追加されていたり)を知った時は、何かとても、ワクワク、したものです。

何度も見比べて、それが意味することを、一人、考えてみたり・・・(答えは出ないのですけれど)

 

しかし、AIAにしてもそうなのかもしれませんが、どこかのauthorityが「ここがこのように変わったのは、こういうことを意図しているので、これからはこうなるよ」とすべてにおいて明示してくれたら分かりやすいのに、Nobody knows what will happen.な状態で、微妙な変化がprosecutionやinfringementに与える影響が徐々に出てくるまで、ただひたすら、待っている・・・。そして、その新しい法律文言が与える影響を徐々に判断をして、仕事のやり方を決めていく・・・。

Nobody knows what will happen….

 

素人の目からすると、何かとても、不思議なことです・・・。

 

さて、備忘録は終わりです。

 

大阪セミナーにご参加くださった皆様、お会いできて、良かったです。

時間を共有してくださって、誠にありがとうございました。私にとっては、皆様との特別な時間になりました。

皆様にとって、少しでも実りある時間であったことを、心より願っています。

 

また改めて、セミナーのご報告をさせていただきます。

時制について:現在形と未来のwillの違い


担当しています「技術英語」のセミナーで、助動詞について、話していました。

助動詞は、書き手の「考え」を伝えるもの。

その「考え」は、the degree of obligation(義務の度合い)を伝えたり、the degree of probability(起こりうる確率)を伝えたりする、ということをお話していました。

 

加えて、助動詞willは、the degree of probability(起こりうる確率)の中でも最高の類。

willは名詞で「意思」という意味ですから、助動詞willが読み手が伝える「考え」としては、「起こりうる確率」が最高の類、つまり事実を言い切る現在形に、限りなく近い「起こりうる確率」を表します。

 

このような助動詞willの説明ののちに、「時制」について、お話をする機会がありました。

 

ハイレベル英語ライターの方々への「時制」のポイントは、意外と理解しにくい「現在形」、です。

 

現在形は、最もよく使う時制ですが、結構、奥が深いです。

 

現在形には、「時間の概念が無い」という考え方ができます。

 

つまり、現在形は、「普遍的事実」を表す際に使うことができます。

そしてその「普遍的事実」とは、例えば「地球は丸い」や「宇宙は広い」などといった事実だけではなく、「私は英語を教えている」や「私はX社に勤めている」といった事実のことも指します。

 

「時制」を選ぶ時、「普遍的事実かそうでないかを見分けるのが、難しい」という受講生のご意見がありました。

したがって、次のように考えてはいかがでしょうか、とご提案しました。

 

テクニカルライティングの良書からの抜粋:

the simple present is used primarily to express “timeless” generalizations―that is, general statements which do not specify any particular time frame.

 

なお、この ”timeless” generalizations が、現在形は「時制が無い」ということです。

そしてその後に出てくる do not specify any particular time frame も、”timeless” generalizations を理解するために、分かりやすい描写です。

 

つまり、伝えようとしている行為(つまり動作)が particular time frame のものなのかどうか、という点を考えると、現在形を使うのが適切かどうか、の判断が平易になると思います。

 

例えば、I teach English. (私は英語を教えている) I work for X company.(私はX社に勤めている)は、「特定の時間フレーム」に限られた事実ではありません。

したがって、これらには、”timeless” generalizations を表す、現在形の使用が正しい、ということになります。

 

なお、例えばI am teaching English.  I am working for X company.  I have taught English.  I have worked for X company.というように時制を変えると、表す事実に「時間フレーム」という概念が、生じてきます。

 

さて、次に受けた質問は、次のものです。

 

「現在形に限りなく近い助動詞willと、現在形は、どのように違うのか。」

「助動詞には書き手の「意志」が入る、という説明では、分かりにくい。」

 

例えば次の例文を見てみます。

(1) Pressing the button starts the engine.

(2) Pressing the button will start the engine.

(ボタンを押すと、エンジンが始動する)

 

「この2文の違いは何か。」

 

という質問です。

 

私自身は、「違いが何か」、というより、2文の利点(読み手に対する利点)は何か?といった観点から、これまで、これらの英文をとらえていました。

 

(1)

利点:淡々と客観的に事実を述べている。そのような機能(構造)になっている、という意味を表せる。短い。

欠点:startsの動詞構造が読みづらいときがある。「条件を表すPressing the button(ボタンを押すこと)」について、読み手の理解がついていけない場合がある。

 

(2)

利点: willがあることで、読み手が「条件」であること、「その条件となれば~が起こる」という点が理解しやすい。willがあることで、時間的なズレを出せる。

欠点:一語分、長くなる。

 

「このような説明では納得がいかない」ということで、助動詞willと現在形の違いを、テクニカルライティングの洋書からの表現も含め、次のように、簡単にまとめてみました。

 

IMG_7957

 

●時制の復習

現在形:”timeless” generalization

will表現(未来への意思):logically necessary (degrees of probabilityの最上)

と、とららえていただくと、分かりやすいと思います。

 

 

そのつもりで、読んでみると・・・

●現在形は”timeless” generalization

   Pressing the button starts the engine.(普遍事実・そうなることが決まっている)

 

●will表現はlogically necessary (論理的必然)であること。

degrees of probability(確信の度合い)が最上

   Pressing the button will start the engine.(論理的に必然的にそうなる)

 

これら二つは、似ているようで、根本が「時制」か「助動詞」かという点で、大きく違う表現となっている、とも考えることができます。

 

いずれにしても、自分にとって納得のいく説明、を自分で見つけられることが、英語の正しい理解には非常に重要なのではないかと思います。

その助けとなることができるよう、講師は、努力をいたします。

 

“timeless” generalization(現在時制)とlogically necessary(助動詞will)、という英語表現は、いずれもテクニカルライティングの良書より抜き出したものですが、私にとっては、なかなか良い説明だと思っています。

 

ご質問をくださったご受講者の方々にとって、少しでも理解が進まれると良いのですが・・・。

 

以上、講師の日常から、でした。

4月:大学院講義より


4月に入り、理工系大学院や学部での春期講義がはじまっています。

 

IMG_7923

(講義教室より)

 

この教室にはじめて来たのは10年前の2006年。

以来毎年、一度も穴を開けずに、講義してきました。

 

毎年、どんな学生に出会えるかな、と楽しみにする一方で、4月、自分は昨年と比べて成長しているのだろうか、ということも、振り返ってきました。

 

自分の成長、に関しては、大きな成長は無いけれど、毎年毎年、懲りもせずに、新しいことを始めているということだけは、10年間、続けています。

 

 

さて、学生さんについて。

既に数回の授業を終えましたが、うん、今年の学生達も、やっぱり、素晴らしい。10年前も、今も、やっぱり、素晴らしい。

 

この教室で学生達に会うたびに、彼らの、これまで頑張って努力してきたという自信にあふれた姿、かつ、謙虚に新しいことを学ぶ姿勢を目の当たりにし、やっぱり、勉強というのは、しておくべきだ、と思います。

 

勉強ができるからといって素晴らしいということになるわけではないけれど、やっぱり勉強しておくと、それは自分の可能性を広げてくれるし、また、自分で幸せをつかむための助けになる、と、この教室の学生達を見ていると、思うのです。

 

 

そして、授業について。

はじめの数回の講義は、次の3つに焦点をあてています。

 

  • 3つのC(正確・明確・簡潔)
  • 名詞
  • 動詞

 

●3つのC(正確・明確・簡潔)

読み手のために書くために必要な「3つのC」。これは、コミュニケーションの大前提となります。

 

●名詞

具体的には、名詞の「数」と「冠詞」です。冠詞や数について、多少誤っていても、不具合が生じないことが多いのでは、という意見も、あります。確かに、例えば冠詞を多少間違ったからといって、不具合が生じないこと、もありです。

しかし、冠詞や数が、不具合を招くことや、冠詞や数の失敗により、理解できない文章に完成してしまうことも、あります。

また、「数」と「冠詞」の考え方や使い方を制覇すれば、書き手にとっての負担、書く時のストレス、が大幅に軽減されます。

したがって、「名詞」は、講義全体を通じて、大切に学んでいきたい内容となります。

 

●動詞

英文では、「動詞」が文章の構造を決め、伝える内容を、決めていきます。したがって、動詞の習得は、必須事項です。

授業では、動詞の基礎文法事項から、動詞の選択、そして時制や助動詞や副詞といった、動詞の「まわり」についても、固めます。

 

 

 

さて、先日の授業では、名詞の細かい習得の中で、accumulationという言葉の扱いに

受講者から疑問が出ていました。

 

「ケイ素の蓄積」、という文脈だったのですけれど、accumulationにtheをどうしても付けたい人、逆にtheを付けたくない人、そして、数えたい人、数えたくないと感じる人、と、皆、色々でした。

 

今回の文脈では、silicon accumulationで良かったのですけれど、「様々な可能性を探る」、ということは、理解し、納得して自分で表現を決めていくために、非常に、重要です。

 

また、「accumulationについて当てはまることが、他の…ionの形の動詞の名詞形すべてに同様に当てはまるかどうか」、という点も、議論が出ていました。

 

それについての私の考えは、次の通り。

 

「一概に当てはまるルールが見つかれば簡単なのですけれど、各動詞によって、使われる文脈が、異なります。従って、完全に同じようには、扱えないです。」

 

「例えば、動詞の名詞形、という点で同じでも、その動詞が持つ意味に応じて、数える文脈の想定が多い場合と、そうでない場合とがあります。」

 

「しかし、この場合はなぜそのようになり、この動詞の場合はなぜそうなるのか、とその都度よく考えることで、様々なケースにも、個別に自分で対応する力がつきます。」

 

 

●accumulationの説明のときに、少し引用した辞書の定義:

(ビジネス技術実用英語大辞典V5 英和編& 和英編 CD-ROM 版より)

 

accumulation

*蓄積, 積み重ね; an ~蓄積した物, たまった物[金銭]

 

◆the accumulation of charge 電荷の蓄積

◆accumulations of up to 7 inches were reported (最高)7インチまでの積雪が報告された

◆the accumulation of empirical experience (理論ではなく, 観測や実験に基づいた)実際的な経験の積み重ね[蓄積]

◆with little concern for the accumulation of dirt 塵が積もることをほとんど気にせずに

◆prevent accumulation of cholesterol in the liver コレステロールが肝臓にたまるのを防ぐ

◆counter the accumulation [buildup] of static electricity 静電気の蓄積を抑える

 

 

***

この辞書の定義から理解できることは、次のとおり:

– accumulationは可算・不可算のいずれも可能

 

– the accumulation of charge, the accumulation of empirical experienceなどのようにtheからof …までをひとまとまりにくくりって表現したい場合には、theが有効

 

– または、with little concern for the accumulation of dirtのような場合には、「塵が積もることを本来は気にする必要があるのだけれど、今回は気にしなくてよい」というように、文脈上、「問題としてあるもの」としてのtheが付いていると思われる

 

同様に、counter the accumulation of static electricityも、「既にある問題」としてのthe accumulation of static electricityとthe付きで書かれていると思われる

 

– 一方で、prevent accumulation of cholesterol in the liverでは、コレステロールが肝臓にたまることが起こるかどうか分からないけれど、それが起こりえる場合に、それを防げる、という書き方なので、accumulation of…という同じ形であっても、accumulationの前にはtheが無い

 

このthe無し表現の場合、次のように、読み進められる:

prevent (防ぐのです、何を?)

accumulation (蓄積を、何の?)

of cholesterol (コレステロールの)

in the liver(肝臓にたまるのです)

 

冠詞theが無いことで、このように、前から順に区切りながら、ゆっくりと、読み進めることができる

***

 

このような表現の精査と解説とともに、受講者の皆さんの意見を聞きながら、「それでは、今回の文脈と、今回の英文の組み立て方の中では、どのように冠詞と数を選択するのが、最も適切に状況を表し、かつ、最も読み手の負担が少ないでしょう」、というように、表現を決めていきます。

 

特に研究者の方々にとって、自分の研究に関する項目は、theを付けたい、と感じられる場合が多いように思います。

一方で、書き手のそのような「特定したいという強い気持ち」と、知らないものについてthe付きで知らされる場合の「読み手の負担」、のバランスを考えて、表現を決めることも大切です。

 

受講者の「このように書きたい」「このように表現したい」という気持ちを大切にしながら、インタラクティブに授業を進めることを、心がけています。

 

 

頭の切れる学生達や、加えて専門分野の先生から、「それではこのルールは~に適応できますか」や、「先の場合は~でしたけれど、今回~といえないのは、~という文脈の微妙な差異によるものですね」、などと、上手くまとめてもらったり、各種指摘してもらったりすることも、多くあります。

彼らの素晴らしい点は、「このような考え方が有効」という、理由付けについて理解してもらうと、後はどんどん、自分で考え、発展させていかれるところです。

 

私にとって理系大学生・院生への授業は、理工系の研究者の方々の思考回路を理解するとともに、英語表現についても一緒に分析し、学ぶことができる、貴重な勉強の機会ともなっています。

 

今年もエンジンがかかってきました。日本の将来を支える研究者の方々のために、Serve!

特許クレーム(特許翻訳)はパズル!


英文特許クレームをチェックするとき、まるで「パズルの組み立て」のように、感じます。

 

「この要素」と「この要素」が「このように関連」していて、それが続く従属クレームでは、このように具体的に限定されていく・・・。そして、「クレーム中のこの要素」は、「明細書のこの部分」を指していて、明細書ではこのような例示があるけれど、クレームではこのような権利範囲を意図しているために、このような表現になっている・・・。

 

頭の中で、英語を読みながら、マップ、を組み立てる。

 

まずは、そのマップが正しく描けるか、が、そのクレームが上手く表現されているかどうかの目安として、大変重要だと考えます。

 

そして、マップがスムーズに描けた上で、それぞれの要素同士の関連が本当に正しく英語で表現されているか、各種表現に誤りは無いか、言葉に過不足が無いか、和文が意図していた権利範囲が英語で適切に表現されているか。

 

さらには、審査官が文句を付けてきそうな表現は無いか。そして、権利化された後、競合者が揚げ足を取りそうな表現、権利行使が阻まれるような表現はないか。

 

・・・・・・

 

これらのチェックを終えたあと、「よし、このクレームは大丈夫!」、と、そんな思いで、英文クレームを、納品をすることになります。

 

 

(ちなみに、このような頭の中のマッピング作業が、「面白い!」、と思える人は、特許翻訳者に向いていると思います。逆に、「わけが分からない」、と感じる方は、特許翻訳にはあまり向いていないのかもしれません。)

 

平野信輔先生の特別セミナー 開催しました


ユーイングリッシュでは、先の土曜日、技術英語の中級特別セミナーを開催しました。

平野信輔先生の技術英語中級特別セミナー

http://www.u-english.co.jp/seminars/2015_1.html

 

 

セミナーにご参加くださった皆様方、誠にありがとうございました。

 

今回の講師の平野先生は、公益社団法人日本工業英語協会の理事でおられ、大阪では大阪工業英語研究会(OSTEC)で長年講師を務めておられます。

 

 

4時間弱のタイトなセミナー時間の中、三部構成で、3つのC(correct, clear, consice)を読み手のために実践する方法を、講義くださいました。

 

●まずは軽快なスタートにより 工業英語の3Cをざーっとご紹介され、●そして次には描写力の向上のため、図形の書き方をみんなで説明練習(マニュアルのための練習)、●そして最後はさらに、技術内容をマニュアルや仕様書といった各種異なる文書に組み立てるポイントを、情報の選択も含めて、講義くださいました。

 

ご受講者のご質問にも丁寧に回答いただき、講義内でインターラクティブな時間も持つことが出来ました。

 

普段 和文に向き合っていると、分かっているはずなのについ忘れがちな、「読み手のために書いている」、ということを、多くの実例を通じて、納得できるよう、導いてくださっていました。

 

 

*****

良かった!

楽しかった!

やる気のスイッチが入った!

勉強になった!

第二弾も企画して欲しい!

*****

 

 

そんなご受講者の声を聞き、セミナー開催側として 大変、嬉しくなりました。

 

 

私、中山も後ろでセミナーを聞いていましたが、英文作成技法の分かりやすいご説明に加えて、平野先生のセミナーでの中山の個人的ヒットポイントは、次の二つ。

 

 

その一、

英単語や表現・また句読点などの説明の際、その英語にぴったりくる 馴染みやすい日本語で解説された点。

 

 

例えば

 

  • inspectとcheckの違いについて、inspectは「細かく検査する」、checkは「チラっと確認する 程度を含んでもっと守備範囲が広い」
  • : コロンは「真ん中でバランスを取っている」、; セミコロンは「視点を変えて説明する」
  • protective coverは「保護目的のカバー」で、protection coverは「保護 カバー」(どちらでも良い)
  • lookは「しっかり視覚を使う見方」

 

などなど

 

きめ細やかで、心に残る解説が、沢山ありました。

 

 

 

その二、

今回のセミナーでは、禁止事項、タブー、に焦点を置くのではなく、「読み手にとって より良い表現」、という点に焦点を置かれていました。読み手のイライラを無くす、というテーマ、それを守ってさえいれば、英語表現って自由なんだ、自由な発想で書く英語って面白い、言葉って面白い、と、翻訳という仕事の楽しさを、再確認することができました。

 

 

 

 

平野先生、ありがとうございました!!!

 

 

そして、ご参加くださった皆様 お一人お一人に、心より、感謝申し上げます。

 

 

さて、私自身は、今月と来月の工業英検1級対策講座(http://www.u-english.co.jp/seminars/2015_2.html)にご参加予定の方々にもセミナーでお会いすることができ、次の講座に向けて、うまく気持ちが 切り替わりました。

1級対策のご参加者30名が確定しましたので、近日中に、課題をお送り予定です。

お申し込みくださっている方、一緒に頑張りましょう。

前置詞を探る-untilの答えを探して


さて、先のブログに続いて、「untilの答え探し」、について、記載しておきます。

 

今から10年以上前、私のはじめての講師業の題目は、「冠詞」と「前置詞」でした。2時間半のセミナー、周到に準備をして、望みました。

 

前置詞のin, at, on, under, over, above, below…, before, after, between, from, toなんでも聞いて、という完璧な準備のもとに挑んだ始めてのセミナーでの、忘れもしない、受講者からの質問。

 

講師を値踏みするかのような、経験のありそうな男性からの質問でした。

 

 

「untilは、その時点を含みますか?」

 

 

その時点を含むかどうかの議論について、between, from, to, そしてbeforeとafterについては、答えられるけど、untilは? until??????

 

頭の中が、真っ白になりました。

満足のいく答えが、出せませんでした。

 

 

さて、セミナー終了後、冷静になって考えました。

なぜ、頭が真っ白になったのか?

なぜ、答えが出ないのか?

 

 

「~まで~する」というとき、untilはその時点を含むのか?

 

例えば

I work until 5:00 o’clock.

(5時まで働く)

 

5時になったら帰ってよい、ということは、5時は含むの?含まないの?

 

さて、この質問に、答えられなかった理由を、当時(10年余前)、自分なりに、納得しました。

 

理由は、untilがその時点を含むか、について、これまで考えもしなかったため、と理解しました。

 

つまり、before, after, from, to, betweenは、その時点に焦点が置かれることが多くありますが、untilについては、「~までずっと~する」、という「動作」のほうに文章の焦点がおかれ、その「時点」については、あまり、焦点が当たることが少ない、と思ったのです。

 

例えば、I have to submit the paper by 5 o’clock.(5時までに論文を出さないといけない)やI have to be here by 5 o’clock.(5時までにそこに到着していなければならない)、といった「期限」を表すものならともかく、I have to be here until 5 o’clock.(5時までずっとそこにいなければならない)という時、「5時を含むかどうか?」には、あまり、焦点が置かれることがありません。

 

含むのかなあ?含まないのかな?

 

少しだけ含む?「その時点」に触れる感じ? ←中途半端な答え。

 

さて、そんなことを心に引っかけながら、時が経ちました。

 

 

長くかかり、先のブログで書いたような考えに到達しました。

 

ヒントをくださったのは、京都のラジオ番組のDJ、佐藤弘樹さん

 

京都の「αステーション」、というラジオ番組のDJで、ワンポイント・イングリッシュ、という時間を、長年、持っておられます。

 

英語と日本語の両方の言葉と文化を愛し、深く知り、微妙な差異に迫られるところが魅力的な方です。

 

ラジオ番組の中で、先の例文、つまりThe shop is closed until Monday.について、触れられました。

 

答えは、「お店は月曜日に開く。」(通常の解釈)

 

運転しながらラジオを聴きながら、はっとして、メモを取っていました。

 

詳しく聞きたかった私は、質問をするために、数年後、佐藤弘樹さんに、会える機会をこじつけました。

 

ここまでくると、執念、ですね。

 

ダンディな声が素敵な、佐藤弘樹さん、丁寧に、説明をしてくださって、私の10年来の悩みに、答えが出ました。

 

さて、今日の雑談のまとめです。

 

疑問が生じたら、忘れてしまわないで、常に答えを探して「アンテナ」を張っていると、思わぬところで、納得できる答えが得られることが、あります。

 

納得できたら、前に進める、そうして一つ一つ、課題をクリアしていきたいと思います。

前置詞を探る—untilはその時点を含むのか?


11月の大阪開催基礎セミナーで、講義内の雑談で、前置詞に触れることがありました。話しかけたまま終わってしまいましたので、気になっている方がいらっしゃるかもしれませんので、ここに、記載しておきます。

 

お店の掲示例:

The shop is closed until Monday.

 

 

この場合、お店はいつ、開きますか?

月曜日でしょうか?火曜日でしょうか?

 

 

複数の方からいただいた予測:

「お店は火曜日に開く。つまり、月曜日まで、閉まっている。」

 

さて、このお店が実際に開いたのは:

「月曜日。」

 

 

「え?」・・・という感じでしょうか?

 

そう、前置詞は、その前置詞が表すイメージを、理解することが、大切です。一つ一つの前置詞を正しくとらえ、理解することが必須です。

 

個人的には、前置詞at, in, onにはじまり、of, by, with, over, under, above, below, それからacross, throughなどと、前置詞の深い理解が、比較的スムーズに、進みました(これらの技術英語で大切な代表前置詞については、拙著や各セミナーでもよく扱うため、説明を割愛します)。

 

そんな中、私が理解するのに時間がかかったものは、「untilはその時点を含むか」です。

 

私のuntilの結論です。

 

*****

untilの結論:

– 「継続の終了時」を示す。

– 「その時点自体は含むけれど、すべて突き通すほどは含まない」、と解釈するとよい(場合がある)。

–  解釈に悩む場合には、untilを使わず、より明確な表現を選択する。

 

 *****

 

上の例(The shop is closed until Monday.)の場合、「月曜日になる時点」は含むけれど、「月曜日すべてを突き通す」ほどは含まない、つまり月曜日ずっと休みである訳ではない。したがって、月曜日の、例えば朝10時、などには、「開店」している、ということになります。

(なお、別の文脈では、別の解釈がある場合もあるので、注意が必要です。)

 

 

 

加えて、技術英語の観点からは、曖昧に解釈が揺れる表現は使わない、ことが重要でしょう。

 

たとえば技術英語では、次のように具体的に書けば、明快でしょう。

 

The closedown period starts on XX(日付) and
ends on YY(日付). The shop will be open on ZZ(日付).

 

 

または、先の例であれば、次のように書くことができるでしょう。

The shop is closed now. It will reopen on Monday.

 

(このようなことを考えることになったきっかけについて、次のブログに記載しておきます。)

 

ありがたい提携でビジョンを広げる


最近の私は講師業が多いように見えていると思います。ブログで書くのは講師のお話が多く、また実際、講師のお仕事や、またそのお打ち合わせに出かけることがあるためです。

 

しかし、法人化前よりも費やす時間が増えたのは、実は「翻訳業」のほうです。昨年に書籍(『外国出願のための特許翻訳英文作成教本』)の執筆に使っていた時間を丁度埋める分、翻訳のお仕事が、増えました。書籍の執筆が終わっても「ゆっくり」しようとは考えていなかったため、この変化には、感謝しています。

 

さて、翻訳業のほうも、色々な「野望」を抱いています。まだあまり明かすことはありませんが、ゆくゆくは、通常の特許翻訳会社ではない、ワンランク上の、特許翻訳エキスパート集団、をご提供したいと思っています。そしてその、特許翻訳エキスパート集団 + ○○(提携先協力者)により、少し異なることができるよう、考えています。

 

そんなビジョンをぼんやり持っていた頃、まさに私の意図にぴったりの業務提携の可能性についてのお話が、突然、舞い込みました。向きたい方向性や、お仕事に対する気持ちがぴったりフィットする方(?)からのご連絡は、とても、嬉しく思います。

 

ぼんやりであっても、ビジョンを持っていること、が役に立つことがあります。そのビジョンに対して自分に足りない部分、を意識していると、それを提供してくれる第三者が、突如現れることがあります。人生とは、不思議ですね。

 

今日は、ぼんやりしたブログでした。

 

 

さて、ぼんやりの続きに、ある方のブログをご紹介。ちょうど私が先日書いた、precisionとaccuracyについて、同じようなことを、より分かりやすい日本語とその方のご経験による知識で、書いておられます。許可を得て、転載させていただきます。

 

ブログ

米国特許修行記 -A Japanese Patent Attorney Struggling in the United States- より

 

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閑話 -翻訳の難しさ-  ・・・・抜粋

正確さとは何か。この単語を英訳すると、一般には、「accuracy」又は「precision」という訳になると思うが、少なくとも私の理解する限り、機械、電気、化学系の分野において、「accuracy」と「precision」は、かなり、どころか全くと言って良いほど意味が異なる。

 

「accuracy」という語は、「測定値等が真の値にどれくらい近いか」を意味する。その一方、「precision」という語は、「繰り返しの測定において測定値のばらつきがどれだけ小さいか」を意味する。

 

例えば、100gの石ころを重量計(A)で50回計ったところ、「85g、111g、104g、102g、128g、70g...」と計測結果にかなりばらつきがあるが、50回分の測定値を平均するとキッチリ100gになったとする。この重量計(A)の「accuracy」は非常に高いが、「precision」は非常に低いということなる。

 

その一方、同じ100gの石ころを重量計(B)で50回計ったところ、「72g、73g、72g、72g、71g、72g...」と計測結果にほとんどばらつきがないが、50回分の測定値を平均すると72g(真値からかなり離れた値)になったとする。この重量計(B)の「precision」は非常に高いが、「accuracy」は非常に低いということなる。

 

このように、英語の発想では、「如何に真値に近いか」、「ばらつきの少なさ(再現性の高さ)」という明確に異なる2つの意味を曖昧に併せ持った「正確さ(精度)」という一つの単語を、日本人の我々は違和感なく使い、イメージしている。

 

もっとも、英語がネイティブのアメリカ人でも、ある程度技術のバックグラウンドを持った人でなければ、「accuracy」と「precision」の意味の違いを理解していない事も珍しくはないと思う・・・

**********

 

 

 

私のような「ガチガチの知識」、ではなく、こんな風に「実践」から自然に得てこられた知識を持っておられる方は、素晴らしいですね。現地米国にてstrugglingされているという点も、私には、憧れ対象です。

是非お仕事に、ご一緒させていただきたいものです。(・・・なーんて。)

precisionとaccuracyの違い


さて、先のブログに続いて、precisionとaccuracyについて、記載しておきます。

McGraw-Hill Machining and Metalworking Handbook (McGraw-Hill Handbooks)からの抜粋です。

 

 

Precision

For any measuring device, precision is an indication of how much variation one will observe when one measures the same dimension on the same part using the same measuring device. The terms precision and repeatability are often used interchangeably. The sample standard deviation of multiple measurements taken on the same feature with the same device by the same operator is an indicator of precision. The smaller the standard deviation, the higher is the precision.

 

Accuracy

Accuracy is an indication of how close the measured dimension is to the true value for that dimension. Note that accuracy and precision are not the same thing. A device can be highly precise but very inaccurate. In other words, it can consistently give the same wrong measurement.

 

 

 

precisionとaccuracyに関して、その核となる違いが、とても明快に書かれています。

 

 

“McGraw-Hill Machining and Metalworking Handbook”、私はAmazon Kindle版を持っています。移動中などに、時々読み返しています。

Kindleは複数の書籍を平行して読む(例えば10分ごとに、違う本に浮気する)ことが容易に可能ですので、便利です。

 

precisionとaccuracyと講師業と


講師のお仕事は、誰かに教わったわけでは、ありません。

英語プレゼンの指導をするとき、「successful presentationの数カ条」の中に、Develop your own style.という項目を挙げていますが、講師業もプレゼンと同じ、own styleを、講師自身が、時間をかけてdevelopするものです。

 

様々なスタイルがあって、良いのだと思います。

 

講師業を始めた頃、ありがたいことに、「自由に行ってください」、と言われていました。

 

はじめ社団法人日本工業英語協会の専任講師として働き始めましたが、「とにかく自由に」「任せます」、と言っていただいていました。

 

簡単な講座テーマはいただいていましたが、資料作りも、進行も、すべて任されていました。

 

5年くらいした頃、「上手くなってきたね~」、と、ご担当者に、声をかけていただきました。

 

そんな風に、なんとか講師ができるように育つまで、見守ってくださった回りの方々には、感謝の気持ちで、一杯です。

 

さて、自分の講義スタイルが確立してから、少し、「他の講師の方のスタイル」、というものを、見てみたくなりました。

 

そして、例えば協会の先輩や、同僚の方の講義を、機会があるごとに、少し、覗きに行くようになりました。

 

いろんな講義スタイルがあるなー。

 

素晴らしい、と思ってまねようとしても、なかなか難しくて、やはりそれぞれ、自分のスタイルが、一番上手くできるのだと思います。受講者の方々もまた、各種講師のスタイルを楽しんだり、許容してくださったり、しているのだと思います。

 

 

さて、私のスタイルでは、以前にもブログに書きましたが、京都大学大学院生に長年、理詰めで説明や回答をするように求められて鍛えられたのか、くどいくらいに、質問に答えてしまう癖があります。

 

何かひとつでも、受講生が聞いてくださると、あまりの嬉しさに、その質問に、根拠と理由を求めて、くどいくらい、説明してしまう傾向があります。

その場で一緒に調べることもあります。

答えられることばかりでない場合には、後日、回答のご連絡をすることもあります。

 

そんなスタイルで、ずっと、行ってきました。

 

 

さて、比較的最近、ある講師の方の講義を覗き見に行きました。

 

私とはまた違うスタイル。ビジネス英語、企業の英語に強い、素敵な内容でした。

 

 

さてさて、受講者が質問を一つ。

 

「そこ、precisionを使われていますが、accuracyでも良いですか?」

 

 

講師の方:

「はい、いいです。accuracyも、いい単語ですね。」

 

 

私の心:

「来た来たー!!!、さあ、先生よ、そこで、説明説明!チャンス到来ですね!」

 

 

・・・

 

 

と思っていたのですが、そこで、その講師の方と受講者との会話は、終了でした。

 

「いい単語ですね。」の後に説明がある、と思って楽しみに注目しましたが、終わり、となっていました。

 

 

私の心:

ああ、残念~! 聞きたかったなー、precisionとaccuracyの違い。

なぜ言わないのぉー?

 

まあ、講座も終盤で、講師の方、お疲れになられていたかな。

 

・・・というか、確かにその文脈では、どちらも同様に良い表現だから、「どちらも良いですよ」、が講師として良い応答なのかな。

 

うーん、私、マニアック過ぎるのかしら。

質問から説明に時間を使うので、受講生には「くどい」と思われている?

 

色々なことを思いつつ、他の講師の方のスタイルも、楽しませていただいています。

 

→さて、precisionとaccuracyの違い、は次のブログに続く。

 

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