大阪工業大学 知的財産専門職大学院 主催のセミナー
『米国向け英文特許明細書のスタイル提案~AI機械翻訳時代の翻訳者の視点から~』
を担当させていただきました。
https://www.oit.ac.jp/news/p_kouen/kansai_seminar251009.html
「Will AI replace us humans? (AIは私たち人間にとって代わるのか?)」
という壮大な問いに対して、YesとNoはオープンにしておきまして、私が今考えている、次のことをメッセージとさせていただきました。
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Claim drafting is an art.
Translation is a craft.
AI will help us go beyond.
–Yukiko Nakayama
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ちなみに今回、生成AIとの「遊び」の要素(余談)も沢山入れました。
用語の比較が上手いので、ChatGPTの用語解説で「遊んだ」一例です。(スライドより)

真面目な次のメッセージ(スライド)の後の、お楽しみでした♪

そして講座の終了後、大工大の先生方とお時間をいただけたことも、大変勉強になりました。
特に、日本の元特許審査官のお二人の先生に、「審査官の仕事の魅力」を尋ねました。
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次の3つの魅力を伝えてくださいました。
①発明という「輝石」に磨きをかけること
②クレームを「鑑賞」できること
③様々な技術を見れること
①
先生:発明という「輝石」をクレームの中に見つけること。それがもし見つけにくい状態になっていたら、審査官の仕事は、「(クレームを)磨き上げて輝石を光らせる」。
私:「拒絶通知は、いじわるなのではなく、発明の説明を磨き上げて輝石を光らせるためなのですね!」
もう1名の先生:「愛のムチですね!」
②
私たち審査官は、どちらかというと、「鑑賞者」なのですよね。発明を様々な形で説明されたクレームを「観賞」する。時に、「こんな風に説明できるのか」、とその言葉の業に感心します。
私:「音楽鑑賞みたいでいいですね」「やはりclaim draftingはartですね。」
もう1名の先生:
「claim draftingは本当にartですよ。「art」っていうものは、AIが登場しても残るんだよな。だから、claim draftingは残る。art(知財担当者)とcraft(翻訳者)が協力して、go(go beyond)だな。」
私の心: 講座のキーワードを覚えて気に入ってくださり、嬉しい。
③
先生:土木からMRIや半導体まで、あらゆる技術をダイジェストで沢山見れたことが審査官の醍醐味。
「もっと審査しておいてもよかったなあ・・・」
とつぶやいておられました。
私の心:翻訳者も、最新技術や時代における技術の変遷をダイジェストで見れて、とても楽しい仕事です。
私も、このままだと「もっと翻訳しておけばよかったなあ・・・」と思いそうなので、もっと翻訳できる環境も、これから整えたいと思います。早く執筆を終えなければ。
以上のように、講座修了後に大変興味深いお話を聞かせていただいて、感謝の一日でした。
そして何より、講座の1時間半、ご受講者の皆様と同じ時間を共有できたことが、今回私が最も嬉しかったことです。
会場30名ほどと、オンライン150名くらいだったかな、皆様との「一体感」つまり「皆様の熱」を肌で感じました。
ご参加くださいました方々、心よりお礼申し上げます。