ユー・イングリッシュ代表取締役 中山 裕木子のブログ


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Gender-Neutral Languageと遠田先生の『インクルーシブな英語』(TEAJセミナー)

本日のブログでは、Gender-Neutral Languageの話題に触れ、そして遠田先生の書籍紹介とTEAJセミナーのご案内をいたします。


さて、個人的に、長くThe ACS Style Guide 3rd editionを参考にして英文を書いてきました。

2006年に出版されたこの書にも、Gender-Neutral Languageの記載があります。

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「ACSスタイルガイドより(抜粋)」

Gender-Neutral Language

➤manをやめてpeople, humans他を使おう

<outdated(古い)>
The effects of compounds I–X were studied in rats and man.
<gender-neutral(中立)>
The effects of compounds I–X were studied in rats and humans.

➤manpowerではなく、workersやstaff 、work forceなどを使おう

➤man-madeではなく、syntheticやartificial、builtなどを使おう

➤heやhisはtheyやtheirsまたは1人称(we, us, ours)とできるように書きかえる。または、hisをaやtheに置きかえる、または削除する。

<outdated(古い)>
The principal investigator should place an asterisk after his name.
<gender-neutral(中立)>
Principal investigators should place asterisks after their names.

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弊社の翻訳でもhis/herやhis or herはリライト対象です。「工数」に使われがちなman-hoursもリライト対象です。


前者は複数形に書きかえてtheirで受けるようにするか、または単数形であっても、いわゆる「3人称単数they/their」として、theirで受けるようにしています。man-hoursは、a workloadやwork hoursなどの表現を選択しています。


では、「ドローン」を表す「unmanned aerial vehicle (UAV)」はどう?などと疑問がわくかもしれません。

Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Unmanned_aerial_vehicle)では、まだunmannedが使われているので、uncrewedにすべきか迷います。

ただ、Wikipediaにも、「”Uncrewed” is sometimes used rather than “Unmanned”.」という記述が後半に登場していますこと、個人的に興味深いなと思っていました。


さて、そうした中立的な英語の表現について集中的にまとめてある書籍はこれまでなかったと思うのですが、今回、WordSmyth英語ラボ代表/TEAJ協力講師の 遠田和子先生が、DEIをテーマにした書籍を研究社から出版されました。

インクルーシブな英語


書籍の「はじめに」で、「DEIとインクルーシブ言語」について語られています。



「DEIは、3つの英単語 diversity, equity, inclusionの頭文字。英語圏の国や組織で、DEIの理念に基づいて、多様な個性を尊重し社会全体の価値を高めようとする取り組みがすすめられている」とのこと。

「インクルージョンの理念は、『すべての人々を包み込む(include)こと』」だそうです。


このテーマの英語にフォーカスした類を見ない遠田先生の書籍では、はじめ「単語が与える印象」について語られ、ネガティブ・ポジティブな印象を与える単語を説明されています。

「安価」              cheapとinexpensive
「貧民街」          slumとlow-income community
「独身男性」      a bachelor, an unmarried man, a single man
「外国人学生」   a foreign studentとan international student


続いて、「分野別のインクルーシブな言語紹介」として、「ジェンダー(性別)」→「年齢」→「障がい」→「性的嗜好」→「人種」の順で、様々な単語を取りあげられ、単語が与える印象を沢山教えてくださる、充実した一冊となっています。



さて、各テーマから1つずつ、ここに単語をご紹介いたします。

■ジェンダー(性別)
「新入生」          ×freshman → ○first-year student

■年齢
「高齢者」          ×the elderly → ○older adults

■障がい
「この駐車スペースは車椅子に乗っている方専用です」
×This parking space is for wheelchair-bound people.
○This parking space is wheelchair accessible.

■性的嗜好
「同性愛者のカップル」 ×homosexual couple → ○same-sex couple          

■人種
「ハーフ」                        ×mixed race →○biracial

インクルーシブな英語』(研究社 遠田和子先生著)より


そんな遠田和子先生が、「インクルーシブな(すべての人々を包み込む)英語」について、TEAJ(日本テクニカルイングリッシュ協会)にて、セミナーを担当くださいます。

Zoomのミーティングにて、クイズ形式で、沢山の表現を教えてくださいます予定です。


この機に英語の教養として、そしてビジネスの現場で適切かつ品位の高い英語表現を学んでおかれたい方に、是非ご参加いただきたいです。


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TEAJセミナー
【遠田和子先生 講演「インクルーシブな英語」8月30日開催】
8月30日(土)14時~16時
https://www.teaj.or.jp/seminar/#seminar_8
一般 10,000円(税込)会員 9,000円(税込)

セミナー詳細はこちらhttps://www.teaj.or.jp/img/seminar/detail_tj25-09.pdf
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ご参加お待ち申し上げます。