ユー・イングリッシュは最近いい仕事ができています。
何が「いい」のかといいますと、以前から行いたいと思っていた「技術プレゼン」ができているのです。
翻訳者が案件の訳出を終えれば、会議を設定します。
何時からUE20-XXの技術説明を行いますのでご参加お願いします、と社内に連絡をします。
15分の説明+質疑応答5分、20分で終わります。
多忙な毎日であっても、20分なら、なんとか捻出できるのではないか。
また、技術説明をしようと思えば、案件をより理解しながら訳出できると思います。
そして、社内での翻訳の次の工程が遥かに効果的・効率的になるのです。
第1翻訳者にこれまで任せていた部分をリライタとチェッカがきちんと引き継ぐことで、リライト時、チェック時、そして本当に最終段階の納品前チェックにいたるまでの過程で、「あれ? ここ、違わない?」という不具合があれば抽出できるのです。
チームの利点は互いの知識を共有することだと思うのです。
業務の時間中に得た知識は、みんなで共有していきましょう。
私ももちろん、なんでも使ってもらえるよう、出せるものがあれば、何でも出していきます。
さて、技術プレゼンの内容:
●参加者に図面を見せながら、発明の概要を説明。
技術がどういうものか、どこが本願の発明か。
●そして、訳語や表現で迷ったところを共有。また、このような意図で訳した、という報告も合わせて行っていただきます。
参加者にはできるだけ、クレームだけでも事前に見ておくように、と促します。
これ、今までなぜできなかったのか、なぜしなかったのか、と思います。私は効果を感じています。
これまでは「案件の申し送り」という形で記載してもらっていましたが、書いてあるものを読むよりも、20分で説明してもらったほうが遥かによく理解できます。
翻訳者にとっては人の翻訳(リライタによるリライト前)を見る良い機会でしょうし、リライタ・チェッカにとってはリライト・チェック時の理解に非常に役立ちます。
加えて個人的には、「みんな、上手く説明しますね~」と関心もしています。
人に伝えるということは、自分の理解を深めること。
この先の翻訳者たちのスキルアップも、楽しみにしています。
さて、このように、コロナ禍の4月と5月は、社内の状況を一歩前に進めることができたかな、と感じています。
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