世の中には色々な仕事がありますが、職種の違う人の仕事を見るのは、興味深いものです。
例えば編集者のお仕事とは、「文書を編集すること」。
このように文字にするとあたりまえに見えるのですが、このことに「ぐっとくる」日々を過ごしていました。
私は、くどくたくさん書きすぎる傾向があります。
減らすべきことも分かっているのだけれど、あれも、これも、伝えたいメッセージが増えてしまって、つい、情報量が増えてしまう。
今回も500ページ越えの原稿提出から、始まりました。
はじめに章を1つ、バッサリカット提案。
苦心して探した数々の画像も、全部カット。
その先も、コラムもカット、本文も部分的にカット、カット・・・!
見事なまでに、カットの提案をしてくださり、それは本当に助かりました。
7月、分厚い原稿を持って東京に打ち合わせに押しかけたときに言われた言葉。
「必然性なんですよ、必然性。大切な紙面を使うためには、その情報が必然でなければならない。」
・・・確かに。
その後もページが増えることがありましたが、一方で、必然でない箇所をカットすると、まるで英文をリライトするかのように、爽快な気持ちになりました。
時間をかけて書いたのにもったいない、・・・という感覚は今回なく、カットする勇気をくれて、ありがとう、という感謝の気持ちだけでした。
なぜなら、カット提案される箇所が、見事なまでに、私が迷っていたところだったからです。
残したいけれど、本題からずれるかな、と感じていた箇所、頑張って書いたけれど、あまり上手く伝わっていないな、などと思う箇所に、メスが入りました。
そのようなわけで、今回の一般書、スリムになったと思っています。
それはそれは楽しい「3語英語」の日々でした。
どうか皆さま、L♥ve English!