ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

こころときめくNature誌!


最近、毎日少しでも時間を作って、自然科学誌Natureより、英文を個人の目的で収集していました。とても、勉強になります。

 

前からNatureを読むのは好きでしたが、今回、英文を収集しながら、その「魅力」に、とりつかれています。

 

もう危険なくらいに、Natureの英文に、心が入りこんでいます。

 

●動名詞による無生物主語のSVO

Reconfiguring these gate sequences provides the flexibility to implement a variety of algorithms without altering the hardware.

Nature 536, 63–66 (04 August 2016)

 

Understanding the amazingly complex human cerebral cortex requires a map (or parcellation) of its major subdivisions, known as cortical areas.

Nature 536, 171–178 (11 August 2016)

 

●抽象的な名詞や手法を主語にしたSVO

The ability to determine the structure of matter in three dimensions has profoundly advanced our understanding of nature.

Nature 463, 214-217 (14 January 2010)

 

Light- and ink-based three-dimensional (3D) printing methods allow the rapid design and fabrication of materials without the need for expensive tooling, dies or lithographic masks.

Nature 540, 371–378 (15 December 2016)

 

●SVCもgood

Reconstructing the history of tropical hydroclimates has been difficult, particularly for the Amazon basin—one of Earth’s major centres of deep atmospheric convection.

Nature 536, 171–178 (11 August 2016)

 

●SVもgood

However, achieving the global agenda will depend heavily on successful national-scale implementation, which requires the development of effective science-driven targets tailored to specific national contexts and supported by strong national governance.

Nature 544, 217–222 (13 April 2017)

 

 

主語動詞に焦点を当てただけでも、こんなに素晴らしいのですが、それ以外の他の細かい表現についても、語り出すと、きっとかなりの時間を、かけてしまうと思います。(セミナーができそう・・・。)

 

 

「SVO」を中心として、SV、SVO、SVC、この3つの英文の組み立て方法が、重要です。

シンプルイングリッシュの、重要ポイントです。

 

 

なお、英文を精査するとき、「この表現はまねをしよう」「この表現は、自分は使わないようにしよう」という自分の判断基準が確立すると、英文を見るときの世界が変わります。

 

そしてどんどん、自分の指針にあった表現を、ぶれることなく、吸収していくことができるようになると思います。

 

また、細かいことに立ち止まらず、大ざっぱに、どんどん良い表現を吸収していくことが可能になり、英語ライティング力の向上に役立つと思います。

 

(「英語ライティングの向上」といえば、5月28日の工業英検1級、みんな、どうだったかな。今回は試験形式が新しくなり、リピーター受験者の方にも何らかの新しいスタートとなると良いのですが・・・)

 

 

さて私の判断基準は、

 

  • 正確、明確、簡潔であること
  • 読み手のための英語であること

 

という大きな軸に加えて、

 

  • 自分は非ネイティブであること、ネイティブのみならず、世界のノンネイティブに伝わる、勤勉なノンネイティブ(特に日本人)ならではの英語、つまりノンネイティブによる高品質英語、を目指すこと

 

また、

 

  • できるだけ正式に表現すること、カジュアルに崩すのは、いつでもできることなので、まずは、どこにでも出せる正式な表現を心がけること

 

 

これらを心に留めて、取捨選択をしながらNature誌を読むと、本当に、ドキドキと、心が「ときめき」はじめます。

 

 

個人的に、今の自分の仕事についてとてもありがたいと思うことは、損得も考えず、誰に対する気兼ねもなく、ただ心にしたがい、興味にしたがい、仕事を進めていけるということ。

 

勉強が仕事であって、仕事が勉強である。これは、本当に、ありがたいことです。

 

 

Learning is a gift, again!

 

ありがとう、Nature!

授業4コマ連続


4コマ連続の授業というのは、結構、骨が折れるものです・・・。

 

昨年私は、朝に奈良で2コマ、その後移動して午後に京都で2コマ、という別の大学での4コマを、同日に担当していまして、そのときはさすがに、「大丈夫か自分?」と問いかけていました。

 

しかし、やってみると意外に大丈夫なもので、どちらの大学でも、本当に楽しんで、授業をすることができました。

 

いつも授業中は元気ですが、その曜日は特別に、どちらの大学でも、元気でした。

 

移動のドライブもなかなかの距離でしたが、それも意外に、気分転換になっていました。

自分は結構「タフ」だなと、そのとき、思っていました。

 

今年は業務の矛先を少し変えていますこともあり、昨年に比べて大学講義をかなり減らしています。

同日の授業は1種類2コマで、とても丁寧に、授業に取り組めています。

 

 

そういうわけで、「4コマ連続」、というのは、今年は「教える」ほうではなくて、「受講する」ほうの授業です。

 

今年は、4コマ連続の授業を受講するように、組み込んでいます。業務の邪魔にならないよう、業務外の時間に入れています。

 

Never too late.(何事もはじめるのに遅すぎるということはない)をモットーにした、この種のトライは2回目・・・。いつまで出来るかな・・・。

 

Never too late. は本当だけれど、しかし、若い学生達のように自分に使える時間がふんだんにあるわけではないことも、事実なのです。

 

大人になればなるほど、Focus!(一点集中)が必要で、あまりに「寄り道」をすることを自分に許してはいけない・・・。

 

さてさて今回のトライについて、この先、修了できるかな? できないかな? それはまだ、分かりません。

 

できたとしても、できなかったとしても、しかしトライしたことには無駄はないと考えています。

 

いつも心に留めていること、それは、今もし、途中で何かを終えてしまった(または終わってしまった)としても、そこまで歩んだことに無駄はない、十分に良かった、と思える状態を、常に、保つようにしています。(学びだけでなく、何事に対しても、そう思っています。)

 

つまり、何に取り組む時も、「無事~できたら」、といった先の何かを目指すのではなく、今この瞬間に、いつもこれまでの過去を、清算できるような状態を、心がけています。

 

 

さてとにかく今期も、自分なりに、ほんの一歩でも、前に進めることを願っています。

 

****

本日は国際的な「条約」の授業。

魅力ある先生の、本日の言葉:

「条約を守るように、法律が組み立てられている。したがって、条約を理解しておくと、法律の理解がうまくいく。」

 

 

なるほど!

 

 

そして、実は本日、一つの長年の疑問に、自分なりの「答え」が出ました。

この「条約」と「各国の特許法」との関係を考えた時に、「PCT出願の逐語訳のあり方」、に関して、一つ、自分なりの解にたどり着きました。(私は特別に理解が遅い)

マニアックな劣等生の質問に追い回される講義担当の先生は、大変、かもしれません。感謝。

 

Yes, Learning is a gift!

****

 

・・・自分が学びたいと思う以上、いくら劣等生でも、どんな環境でも、「心」だけは自由です。ですから誰にとっても(自分にとっても)、学ぶことは、許されていることだと考えています。

 

 

*****

Live as if you were to die tomorrow.

Learn as if you were to live forever.        (Mahatma Gandhi)

****

 

 

そしてついでに若返りも、目指そうか・・・。

 

****

Anyone who stops learning is old, whether at twenty or eighty.

Anyone who keeps learning stays young. The greatest thing in life is to keep your mind young.                                                 (Henry Ford)

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英語の一般書いろいろ(+ACS, AMAのこと)

今回、英語の一般書を書いたため、英語の本って沢山 出ているなあ、と久しぶりに、少し「英語事情」を垣間見てみるようなことも、してみました。

多くの英語本が出ていることに、驚きました。

 

過去にはそのような英語関係の一般書も結構読んでいたのですが、最近はめっきり、愛読書が、偏っていました。

 

ここ数年の心トキメク愛読書は、変わらず、『ACSスタイルガイド(The ACS Style Guide)』です。

IMG_8242 acs

 

本当に、愛して、やみません。

 

とても細かいところが載っているところが、好きです。

 

●例えば、e.g.を私は、丸括弧の中だけで、使っています。つまり、本文中では、使いません。

特にACSにしたがっていたわけではないけれど、それが良いと自分で思って、そのようなスタイルに決めていたところ、ACSにも、次の記載がありました。

 

****

The ACS Style Guideより:

➤ Use “e.g.”, “i.e.”, “vs”, and “etc.” only in figure captions, in tables, and in parentheses in text. Elsewhere, spell out “for example”, “that is”, “versus”, and “and so forth”.

 

e.g., i.e., v.s, etc.などは、図面の説明(figure captions)、表(tables)、本文中の丸括弧( )でのみ使う。それ以外の箇所では、for example, that is, versus, and so forthなどとスペルアウトする。

****

 

●次に、結構多くの翻訳者の方々が、参照符号が2つある時に、systems 12, 13のように、符号を羅列しているのを目にします。それが正しいのかどうかの議論は避けて、私は、systems 12 and 13と、普通にandを使ってつないでいます。

なお、丸括弧を使う場合には、systems (12, 13)のように、andを省いてコンマでつないで、書いています。

これも、自分のスタイル(というか、納得のいく形)として、これまで採用してきましたが、このことに関連して、ACSには、次の記載があります。

 

****

The ACS Style Guideより:

➤ Use a comma between two reference callouts in parentheses or as superscripts.

Lewis (12, 13) found

Lewis12,13 found  (*12,13は上付き)

When the reference numbers are on the line, the comma is followed by a space;

when the numbers are superscripts, the comma is not followed by a space.

 

●丸括弧に入った場合に12, 13のようにandが不要になる。ちなみに、スペースは必要。12,13は×。12,13(スペース無し)は、上付き文字の場合。

****

 

丸括弧以外にも、上付き文字の場合も、andではなく、コンマでつなぐ、ということが記載されています。

また上付き文字の場合、符号同士の間には、スペースが不要です。

 

つまり、12, 13や12,13とandなしに書けるのは、上記の場合(つまり丸括弧に入った場合、および上付き文字の場合)、と理解をしています。

 

さらには、上記「丸括弧に入った場合のand不要」の前には、ダメ押しの、次の記載もあります。かなり丁寧なスタイルガイドです。

 

*****

➤ When two numbered items are cited in narrative, use “and”.
Figures 1 and 2
refs 23 and 24
compounds I and II

番号符号付きの要素を説明文で使う時、andを使ってください。

*****

 

このような、一見細かい点、にも「答え」があることを知ること、そして、自分が納得できる表現を探して翻訳スタイルを決めていくことが、翻訳者として気持ち良く仕事をすすめていくために、大切だと思っています。

 

 

個人的に、ACSの次に好きなのは、AMAスタイルガイド(AMA Manual of Style)です。

こちらも大変細かい「知りたいこと」が載っていると思います。

 

たとえば、私は、「簡単な単語」がより好ましいと思っているため、日本語に「利用する」とあっても、utilizeは通常は使いません。

より平易なuseを使います。

 

したがって、セミナーでは、次のことを、伝えてきました。

 

●utilizeはuseで代用しましょう。

●使うのは、utilization factor, utilization rate(利用率)の場合くらいです。

 

なお、utilization factor, utilization rateという表現には、やはりutilizationのほうが適切だなあ、と思って使ってきました。例えば「光利用効率」などといった文脈で、utilizationを使ってきました。

 

このことに対して、次の記載を見つけた時は、嬉しかったものです。

間違っていなかった、と自分のスタイルを後押ししてもらったようでした。

 

 

****

AMA Manual of Styleより:

Use is almost always preferable to utilize, which has the specific meaning “to find a profitable or practical use for,” suggesting the discovery of a new use for something. However, even where this meaning is intended, use would be acceptable.

 

– useはutilizeより通常好ましい

– utilizeはfind a profitable or practical use for it(有益または実用性を見出す)という意味

– その意味であっても、useが許容

(→つまりuseを使いましょう)

 

例文: utilizeが意味上正しい例

During an in-flight emergency, the surgeon utilized a coat hanger as a “trocer” during insertion of a chest tube.

 

Some urban survivors utilized plastic garbage cans as “lifeboats” to escape flooding in the aftermath of Hurricane Katrina.

 

Exception: Utilization review and utilization rate are acceptable terminology.

 

– 例外:utilization review, utilization rateはOK

****

 

 

とても良い、スタイルガイドです。

 

 

さてさて、本日の本題は、英語の一般書でした。

 

春から担当してきた技術英語研修がそろそろ終盤に向かっていますが、そこでは、「皆様の今後」→independent self-learnerまたはindependent self-editor of your Englishへ、ということを目指して、英語の勉強を続けていただくための色々な書籍を、紹介しています。

 

その中で、「英語の一般書も読んでみたい」、というご意見があったので、自宅の本棚から、一般書もいくつか、持参してみました。

またこの機会に、最近の書籍も少し買ってみましたら、結構、面白かったです。

 

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英語の一般書、色々あって、目移りするかもしれません。

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書籍は、当たりでもハズレ(?)でも、とても、良い買い物だと、思っています。

目に付くものなんでも、買ってみれば良いと考えています。

 

私も一応の著者として、本が一日で書けるものではないことを知っていますので、著者の人生をかけた産物を手の届く価格で購入できること、とても素晴らしいことだと思っています。

 

したがって、それぞれの著者に敬意を持って、知識をもらえることに感謝をしながら、本を開くようにしています。

書籍出版への想い

今回の書籍は、軽い内容で、一般の方向けに、書きました。いえ、書くつもりでした。

都合で一年前の自分のブログを見ていましたら、丁度ここで↓、企画書を、出版社(ダイヤモンド社 様)に、送っていました。

 

一年前のブログ(http://www.u-english.co.jp/blog/?p=1169)

 

頭に浮かんだアイディア構想から、丁度一年、一応の「形」になりました。

 

今回はこれまでの2冊の書籍に比べると、少し軽い気持ちで書き始めたのですが、しかし結局、いつも必死に、なってしまいます。

 

前著(外国出願のための特許翻訳英文作成教本)のような「悲壮感(?)」が表れているような本ではありませんが、自分としては、それなりのことを乗り越えて、仕上げたつもりです。

 

 

本を書くことへの想い・・・

 

それは、人それぞれなのでしょうけれど、私の場合は、これまでやってきたことを、使いやすい形にまとめて、どんどん公開していくこと、です。

 

これまで自分が曲がりなりにも一生懸命工夫をしてきたことであって、もしかしたら他の人にも使ってもらえるかもしれないアイディア、それを公開して、残して行くことです。

 

また自分も、一つの形にまとめることで、過去の軌跡を利用しやすくなりますし、また一方で、過去をきれいに清算して、前に進んでゆくことができます。

 

さてさて、なんとか無事、出版されまして、紙の書籍を手にすることができました。

 

 

books for blog

 

book

 

やはり、「紙」は、良いです。

紙の手触り、好き。

 

世の中の「書籍離れ」が進んでいるでしょうから、もうギリギリ紙の本は最後かな、などと思いながらも、「紙」の書籍にこだわっていました。

 

(今回の書籍は、時代の流れもあり、Kindle版も出しました。なお、前著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」は、「紙」にこだわって、電子化をしませんでした。しかし、最近読者の方々からご要望をいただくことが多々あるので、前著のKindle版のリクエストをしているところです。前著のKindle化、されるかな・・・。→追記:その後、今からの電子書籍化は難しいとの回答が、前著出版社よりきました。)

 

 

さて、今回の書籍ですが、ダイヤモンド社様のウェブ記事でも、かなり多くの内容が読めるようになっていますので、もしよしければ、ご覧ください。

 

(私が語っている風に、なっています。内容は、おおむね書籍からの抜粋となります。)

 

第1回 “英語は3語で伝わります”特許翻訳者が教える「やさしい英語」(2016.10.12)

http://diamond.jp/articles/-/104230

 

第2回 日本人に最適な「3語の英語」。特許翻訳者のテクニックを紹介!(2016.10.13)

http://diamond.jp/articles/-/104287

 

第3回 日本人の英語は「長くて、難しい」3語でしっかり伝わります。 (2016.10.14)

http://diamond.jp/articles/-/104367

 

・・・連載は6回まで続く予定です。

書籍はじめの、極簡単な、導入部分だけとなりますが、よろしければ、覗いてみてください。

 

 

ダイヤモンド社 さま について・・・。

「広い読者層を持っておられる出版社」ということを知っていたので、今回の一般向け書籍を、お願いしてみました。

 

今回の新たな発見は、同社の編集者様の熱心さ・・・。

著者が自分の書籍に「熱い想い」を抱くことは普通のことなのですが、編集者様も、「想い」をシンクロしてくださっているようだったことには、驚きました。

出版社としての、販売戦略が当然あるでしょうから、それを上手い形で盛り込むご提案をされながらも、私の著者としての、やっぱり譲れない部分、というところも、よく受け入れてくださっていました。

お互いに要望を調整しつつも受け入れながら、上手く歩み寄れた結果になったのではないかな、とも考えています。

(なお、前著「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」は、出版社による口出し(?)はほぼゼロでして、内容からレイアウトデザインまで、ほぼ私の生原稿を使わせてもらったのですが(えっと、タイトルのみ、出版社によるものです。)、しかし今回の書籍は、レイアウトや内容の見せ方などに、編集者の方が、工夫してくださいました。なおいずれも、それぞれに、目的にかなった良い執筆環境でした。)

 

今回の編集者様、大きな組織の中で、自分の仕事に「誇り」と「責任」を持って行動・尽力される姿が、勉強になりました。

 

さて、この書籍の話は、このくらいにしておきます。

 

ちょっと暇つぶし、に上の記事(書籍の冒頭より抜粋)を読んでいただける方は、どうかよろしくお願いいたします。

 

心を込めて、翻訳しました


特許明細書の仕事は、「読み手」がとても大切。

日英特許翻訳の最中は、いつも「読み手」を意識して、書いていくことになります。

 

その時、最も近い「読み手」であるお客様の顔を想像したり、途中に位置されるであろうさらなるお客様や、ひいては顔の見えない審査官を想定したり、しています。

 

さて、今回の翻訳文の和文原稿は、とても、「心に残る」、ものでした。

 

大変丁寧に構成し直された日本語。

きっと、「どんな翻訳者が翻訳をしても大丈夫なよう」、に仕上げてあるのでしょう。

このような手の込んだ、素晴らしい仕事をなさる方はどなたなのか、と思いつつ、明細書の書誌情報を見ていましたら、私にとって、お会いしたことはないけれど、少し気になっていた方が、和文作成に関わっておられるような様子でした。

 

その丁寧なお仕事からは、日本語への「想い」、そして真摯なお仕事への「想い」、がにじみ出ていました。

そのような日本語を、英文に訳せるという幸せをかみしめながら、私のほうも、特別に「丁寧」に、翻訳文を仕上げました。

 

「想い」が込められていることがわかる日本語明細書に対して、「想い」を込めたこの翻訳文(英文明細書)、どうか、良い仕事を、してくれますように。

 

どうか、お客様のご要望を満たすことが、出来ますように。

本当に、祈るような気持ちで、納品です。

 

 

今年の私のテーマは、知財ご担当者(application drafter)と翻訳者(translator)の協力、です。

 

恐れ多いことですが、きっとこの双方が、それぞれ真摯な仕事をし、お互いを理解しながら歩み寄り、そして共に一つのゴールを目指せば、きっと、日本企業様の英文明細書は、短時間で、一気に、高品質なものへと、変わっていくことでしょう。

 

今は顔の見えない知財ご担当者を想像しながら、勝手に私のほうで、翻訳する際に盛り上がっているだけなのですけれど、今年は、そのような知財ご担当者の方々にも実際に出会いたいと考えています。

そして、ご賛同いただける方と一緒に、新たな道を歩み出したい、と思っています。

 

(もちろんそのためには、最大限の、自己研磨が必要なのですけれど・・・。)

(自己研磨・・・Push, push, push!  Push myself!)

いつもクレームと一緒に(明細書日英翻訳中)+MSワード【新しいウィンドウを開く】


特許明細書の英訳時に大切だと思うことは、当然のことながら、「特許請求の範囲」、つまりクレームを、いつも意識しながら翻訳する、ということです。

 

ところが翻訳者にとって、時として英訳が盛り上がるのは、明細書の実施例であったり、また例えば英訳の工夫が映える従来技術の部分だったりすることも、現実的には、あります。

 

また例えば、「明細書の翻訳を終えてクレームを訳す頃には疲れてしまった」、という声や、「明細書の翻訳は難しいけれど、クレームの英訳は形が決まっているので簡単に感じる」、というような声を、聞くことも、ありました。

 

また、過去には私自身も、クレームが大切なことをわかっていながらも、上の声と似たようなことを、感じてしまうことも、ありました。

 

しかし、今はそのように考えず、必ず、襟を正して、クレーム翻訳に、取り組むようにしています。

 

クレームは、最重要。

すべてはクレームのための翻訳であることを、心に刻む。

 

クレーム英訳は、簡単、ということは決してなく、やはり、最も難しいものであるし、「最も難しい」と心して、緊張して、取り組むべきである、と考えています。

 

したがって、私自身は、クレームにはじまり、クレーム英訳を明細書翻訳の途中にしっかりと組み込みつつ、そして、クレーム英訳・リライト・チェックに終わる、というように、クレーム翻訳が、明細書翻訳の随所で登場するようにして、翻訳を、行っています。

 

そんな、クレームを、明細書の翻訳段階、リライト段階、チェック段階で、いつも、そばに、置いておきたい。

 

特に、クレームの英文がある程度固まってきたら、それと照らし合わせながら、明細書の表現を確認したり、双方の微調整をしたり、ということを、したいのです。

 

そのためにこれまでは、ファイルを複製したり、クレーム部分の別ファイルを翻訳途中で作って、翻訳中のファイルの横に並べて置いたり、ということを、していました。

 

しかし、MSワードの「新しいウィンドウを開く」という機能を使えば、クレームをいつもそばに置くことが、簡単に、可能になることが、最近、わかりました。

 

とても良い、機能だと思いました。

 

MSワードやPCの色々な機能に、いつも辟易していた私なのですが、今回ばかりは、「ありがとう、MSワードの新機能!」という感じです。

 

「新しいウィンドウを開く」

 

windows

 

この機能のおかげで、明細書の翻訳段階やチェック段階で、いつもクレームをそばに置き、また「少し修正しよう」と思った時には、そのままそのクレームに作業ができて、本当に、楽になりました。

 

新しいウィンドウで開いたファイルのクレーム部分は、マルチモニターに表示をしながら、翻訳の作業をすすめると、本当に快適です。

 

 

クレームをいつもそばにおいて、クレームを改善しながら、並行して、明細書全体を改善する・・・。

 

 

翻訳→リライト→リライト→チェック→リライト→チェック

(各段階で、いつも 「クレーム」とともに 歩む)

 

 

相も変わらず、結構な、リライト段階を、経ています。

 

お客様を、いつも心に描きながら。

 

Serve!

「買いもの」のススメ(?)


これまで仕事をしてきて、普段、有り難いなあ、また単純に嬉しいなあ、と思うことは、比較的自由に、「欲しいモノ」を購入することを、自分に許していることです。

 

私にとっての「欲しいモノ」というのは、書籍であったり、自分に足りない力への投資であったりするわけですが、それらに対して、惜しみなく買い物することを自分に対して許せる環境は、本当に、有り難いと感じています。

 

書籍、はいつでもなんでも、購入します。

目に付いたら、即購入。人からすすめられたものも、まずは購入。

 

多少高価であっても、何十万円もするわけではないので、まずは、書籍はなんでも、購入します。

 

例えば先日購入した書籍、Hedging in Scientific Research Articlesは、中古で17,000円強と、少し、高価でした。

 

Hedgingというのは、「ぼやかし表現」のことです。つまり、「言い切らずにぼやかす」表現のことで、「助動詞」や、例えば動詞に加える副詞であるseemingly(~と思われる)、などが、hedging expressionsの一種です。これについてまとめていこう、と考えていて、並行して、書籍も読んでいるところです。

 

また例えば、最近購読をはじめた、月刊「パテント」(日本弁理士会)

 

「パテント」誌は、過去にも購読していた時期がありましたが、毎月ただ積まれていって、時には包装のビニール袋をあけることすらできず、読みこなすことが、出来ていなかったことが、ありました。

 

しかし、今回は、やっと、読んでいけそうだ、と思っています。知財関係の記事を理解したい、という気持ちが過去よりも強くなっているためです。

4月号(vol. 69, No. 6)にも興味深い記事がいくつか掲載されていて、とても、勉強になりました。

また、自分自身もいつか投稿したいなという野心も抱いていて、内容を組み立てているところでもあります。

 

 

さて、最近、書籍に加えてさらに購入しているものは、オモチャ類、です。

 

例えば、「燃料電池カー」。

無題

たった2000円程度で、燃料電池の仕組みに触れることができる、という優れものです。しかし、組み立てには、思っていたよりも、時間がかかりそうです。

 

次には、「電子部品」。

無題2

書籍で勉強しても、例えばコンデンサの大きさとか、軽さとか、手に取ってみないと分からないため、購入しました。

 

Raspberry Piの部品ですが、何か作れるといいな、と思っています。

 

こんな風に、仕事をしながら、並行して、個人的には、結構な量の買い物を、しています。

 

そして、個人の買い物であっても、「買い物」をする時はいつも、「仕事レベルを維持し、高めることを助ける品物や時間」と決めていて、この点は、必ず、ぶれないように、しています。

 

 

 

 

 

 

 

特許出願技術動向調査(特許庁)サイトのススメ


さて、5月です。

 

工業英検1級受験者にとっては、5月は「とうとうやってきた」、という月になることと思います。

5月29日(日)は工業英検(1級)の実施日です。

 

私が工業英検受験(1級)をすすめるのは、工業英検の受験を通して、自分の英語ライティングの力を、効率的に伸ばせる、と感じたためです。

 

しかし、工業英検というのは、「取得を目指す」という類のものではなく、実務の力を確認し、確かな形に変えておく、というものです。最短で取得をし、その先へと、進むことが、好ましいと思っています。

 

受験の準備には、工業英検の過去問題などを使って、独学で、どんどん訳出を試みることが、有効です。そして並行して、テクニカルライティングに関する書籍(和書・洋書)を読みあさり、ルールとともに、どんどん、ライティング力を、自分の力にしていくことが、役に立つと思います。

 

1級レベルは、「自分自身が自分を導く講師」です。自分の英文のレベルを厳しく判定し、自分を厳しく律し、合格へと最短で導く、強い意志と、パワーが必要です。そのようなパワー、速度、意思の強さ、は1級の合格後も、自分自身で英文を決めていく際の、底力(そこぢから)になります。

 

さて、過去問題をやりつくしたら、どうしたら良いか。

 

ネットから、どんどん文章を抽出して、訳出します。抽出したのが和文であれば、英訳する。英文であれば、どんどん、要約します。長い文章も短い文章も、あまり気にせず、目に付くものすべてを、使っていけば良いと思います。

 

「そうは言っても、どのような分野の技術を検索すればよいのか、分からない」

 

これといった得意分野が見当たらない、という方にとっては、どんな技術にあたればよいか分からない、という不安があるようです。

 

または、特定の専門分野を持っている人については、工業英検の問題の「当たり外れ」により、得意分野があまり出なかった場合に、とたんに点数が悪くなる、という悩みを抱えておられるようです。

 

しかし、「分野」といっても、今は分野横断的に、主要技術についての、知識と理解を持っていることが、工業英検のみならず、実務で必須となってきています。

 

「主要技術」って何?

 

という疑問に答えてくれるのが、次のサイトです。

 

さすがは日本特許庁、よくまとまっていて、素晴らしいサイトだと思います。

 

■特許出願技術動向調査(特許庁):

http://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm

 

(特許庁が実施している特許出願技術動向調査で、日本政府が推進分野と定めた分野を中心に、出願件数の伸びが大きいテーマ、今後の進展が予想されるテーマについて調査が実施されている。)

 

 

上記サイトの「特許出願技術動向調査テーマ一覧」により、テーマ名をクリックすると、調査内容の概要を見ることができます。

 

「一般」「機械」「化学」「電気・電子」の各分野に分かれています。各分野の項目名を見るだけでも、参考になると思います。

 

個人的には、過去から最近までのテーマを眺めてみまして、自分が翻訳案件として担当してきたもの、の移り変わりに、思いをはせました。また、工業英検が扱っている問題のテーマも、上手くカバーされているように、思いました。

 

また個人的には、同サイトの下のほう、「特許出願動向調査-マクロ調査(企業のグローバル活動に伴う、世界規模での特許出願動向の基礎資料として、各国・機関における特許出願動向調査)」も、勉強になる資料だと思います。各国の出願状況がわかります。

 

 

勉強することは、沢山。

やりたいことも、沢山。

時間がいくらあっても、足りない・・・。

急がなければ・・・。

4月:大学院講義より


4月に入り、理工系大学院や学部での春期講義がはじまっています。

 

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(講義教室より)

 

この教室にはじめて来たのは10年前の2006年。

以来毎年、一度も穴を開けずに、講義してきました。

 

毎年、どんな学生に出会えるかな、と楽しみにする一方で、4月、自分は昨年と比べて成長しているのだろうか、ということも、振り返ってきました。

 

自分の成長、に関しては、大きな成長は無いけれど、毎年毎年、懲りもせずに、新しいことを始めているということだけは、10年間、続けています。

 

 

さて、学生さんについて。

既に数回の授業を終えましたが、うん、今年の学生達も、やっぱり、素晴らしい。10年前も、今も、やっぱり、素晴らしい。

 

この教室で学生達に会うたびに、彼らの、これまで頑張って努力してきたという自信にあふれた姿、かつ、謙虚に新しいことを学ぶ姿勢を目の当たりにし、やっぱり、勉強というのは、しておくべきだ、と思います。

 

勉強ができるからといって素晴らしいということになるわけではないけれど、やっぱり勉強しておくと、それは自分の可能性を広げてくれるし、また、自分で幸せをつかむための助けになる、と、この教室の学生達を見ていると、思うのです。

 

 

そして、授業について。

はじめの数回の講義は、次の3つに焦点をあてています。

 

  • 3つのC(正確・明確・簡潔)
  • 名詞
  • 動詞

 

●3つのC(正確・明確・簡潔)

読み手のために書くために必要な「3つのC」。これは、コミュニケーションの大前提となります。

 

●名詞

具体的には、名詞の「数」と「冠詞」です。冠詞や数について、多少誤っていても、不具合が生じないことが多いのでは、という意見も、あります。確かに、例えば冠詞を多少間違ったからといって、不具合が生じないこと、もありです。

しかし、冠詞や数が、不具合を招くことや、冠詞や数の失敗により、理解できない文章に完成してしまうことも、あります。

また、「数」と「冠詞」の考え方や使い方を制覇すれば、書き手にとっての負担、書く時のストレス、が大幅に軽減されます。

したがって、「名詞」は、講義全体を通じて、大切に学んでいきたい内容となります。

 

●動詞

英文では、「動詞」が文章の構造を決め、伝える内容を、決めていきます。したがって、動詞の習得は、必須事項です。

授業では、動詞の基礎文法事項から、動詞の選択、そして時制や助動詞や副詞といった、動詞の「まわり」についても、固めます。

 

 

 

さて、先日の授業では、名詞の細かい習得の中で、accumulationという言葉の扱いに

受講者から疑問が出ていました。

 

「ケイ素の蓄積」、という文脈だったのですけれど、accumulationにtheをどうしても付けたい人、逆にtheを付けたくない人、そして、数えたい人、数えたくないと感じる人、と、皆、色々でした。

 

今回の文脈では、silicon accumulationで良かったのですけれど、「様々な可能性を探る」、ということは、理解し、納得して自分で表現を決めていくために、非常に、重要です。

 

また、「accumulationについて当てはまることが、他の…ionの形の動詞の名詞形すべてに同様に当てはまるかどうか」、という点も、議論が出ていました。

 

それについての私の考えは、次の通り。

 

「一概に当てはまるルールが見つかれば簡単なのですけれど、各動詞によって、使われる文脈が、異なります。従って、完全に同じようには、扱えないです。」

 

「例えば、動詞の名詞形、という点で同じでも、その動詞が持つ意味に応じて、数える文脈の想定が多い場合と、そうでない場合とがあります。」

 

「しかし、この場合はなぜそのようになり、この動詞の場合はなぜそうなるのか、とその都度よく考えることで、様々なケースにも、個別に自分で対応する力がつきます。」

 

 

●accumulationの説明のときに、少し引用した辞書の定義:

(ビジネス技術実用英語大辞典V5 英和編& 和英編 CD-ROM 版より)

 

accumulation

*蓄積, 積み重ね; an ~蓄積した物, たまった物[金銭]

 

◆the accumulation of charge 電荷の蓄積

◆accumulations of up to 7 inches were reported (最高)7インチまでの積雪が報告された

◆the accumulation of empirical experience (理論ではなく, 観測や実験に基づいた)実際的な経験の積み重ね[蓄積]

◆with little concern for the accumulation of dirt 塵が積もることをほとんど気にせずに

◆prevent accumulation of cholesterol in the liver コレステロールが肝臓にたまるのを防ぐ

◆counter the accumulation [buildup] of static electricity 静電気の蓄積を抑える

 

 

***

この辞書の定義から理解できることは、次のとおり:

– accumulationは可算・不可算のいずれも可能

 

– the accumulation of charge, the accumulation of empirical experienceなどのようにtheからof …までをひとまとまりにくくりって表現したい場合には、theが有効

 

– または、with little concern for the accumulation of dirtのような場合には、「塵が積もることを本来は気にする必要があるのだけれど、今回は気にしなくてよい」というように、文脈上、「問題としてあるもの」としてのtheが付いていると思われる

 

同様に、counter the accumulation of static electricityも、「既にある問題」としてのthe accumulation of static electricityとthe付きで書かれていると思われる

 

– 一方で、prevent accumulation of cholesterol in the liverでは、コレステロールが肝臓にたまることが起こるかどうか分からないけれど、それが起こりえる場合に、それを防げる、という書き方なので、accumulation of…という同じ形であっても、accumulationの前にはtheが無い

 

このthe無し表現の場合、次のように、読み進められる:

prevent (防ぐのです、何を?)

accumulation (蓄積を、何の?)

of cholesterol (コレステロールの)

in the liver(肝臓にたまるのです)

 

冠詞theが無いことで、このように、前から順に区切りながら、ゆっくりと、読み進めることができる

***

 

このような表現の精査と解説とともに、受講者の皆さんの意見を聞きながら、「それでは、今回の文脈と、今回の英文の組み立て方の中では、どのように冠詞と数を選択するのが、最も適切に状況を表し、かつ、最も読み手の負担が少ないでしょう」、というように、表現を決めていきます。

 

特に研究者の方々にとって、自分の研究に関する項目は、theを付けたい、と感じられる場合が多いように思います。

一方で、書き手のそのような「特定したいという強い気持ち」と、知らないものについてthe付きで知らされる場合の「読み手の負担」、のバランスを考えて、表現を決めることも大切です。

 

受講者の「このように書きたい」「このように表現したい」という気持ちを大切にしながら、インタラクティブに授業を進めることを、心がけています。

 

 

頭の切れる学生達や、加えて専門分野の先生から、「それではこのルールは~に適応できますか」や、「先の場合は~でしたけれど、今回~といえないのは、~という文脈の微妙な差異によるものですね」、などと、上手くまとめてもらったり、各種指摘してもらったりすることも、多くあります。

彼らの素晴らしい点は、「このような考え方が有効」という、理由付けについて理解してもらうと、後はどんどん、自分で考え、発展させていかれるところです。

 

私にとって理系大学生・院生への授業は、理工系の研究者の方々の思考回路を理解するとともに、英語表現についても一緒に分析し、学ぶことができる、貴重な勉強の機会ともなっています。

 

今年もエンジンがかかってきました。日本の将来を支える研究者の方々のために、Serve!

社内講座を開始しています:「伸縮自在なご説明」より


昨年より、社内で、技術講座を、開催しています。

各種専門分野の方にお願いをして、各分野の技術の基礎について、勉強しています。

 

これまで書籍で読んできた内容、翻訳で訳してきた内容であっても、面と向かって、専門家により解説してもらうと、それらがつながり、理解が進み、定着するのではないか、ということが、狙いです。

 

ユー・イングリッシュ講座の講師にご協力いただいている(またこれからご協力いただく)方々に、心より、感謝申し上げます。

 

実は、ユー・イングリッシュを立ち上げた時、「ユー・イングリッシュ技術カリッジ」、のような構想を、持っていました。

 

技術分野や特許の法律に関する各種講座を準備して、テクニカルライタが、弱点を強化できる、という、壮大な、コースプランでした。

 

単位制をイメージしていて、一定単位を合格して終了すれば、「~分野のテクニカルライタ」の育成修了、といったイメージでした。

 

テクニカルライティング(英語)の部門は私が講師を担当し、専門分野は、各専門の講師の方々にお願いしよう、という構想でした。

 

その構想は、具体的に進まないままですが、社内では、近い方向性へと、昨年より技術講座を開始できましたので、一歩だけ、前に進みました。

 

(なお、現在技術講座は、社内のクローズなセミナーとしていますが、もし、参加してみたいな、という技術翻訳者や技術翻訳学習者の方がいらっしゃったら、私・中山まで、ご相談をくださるといいなと思います。平日の午前や午後、弊社会議室での開催となります。)

 

 

さて、本日は、感銘を受けた、講師の先生について。

 

ご専門の中から、1項目、お教えください、と、「ある項目(X)」を、2時間でご講義いただけるよう、お願いしていました。

 

ところが、その先生、2時間で、「XとYとZ(+α)」を、教えてくださるべく、多大なご尽力を、くださいました。

 

本当に入念に、ご準備をくださっていました。

 

 

そのご講義の、素晴らしかったこと!

 

 

「伸縮自在に説明することの重要性」、からお話を開始してくださり、情報の探し方、検索サイトのまとめ方、物理のお話(相対性理論他)、から特許実務(日・米・欧)のお話(加えて判例のお話)まで、それぞれの時間をきっちりと区切り、守られ、どんどん切り替えながら、丁寧に、しかし素早く、しかも興味深く、お教えくださいました。

 

そのご講義自体が、まさに、「伸縮自在なご説明」、であって、私達受講者(4名)は、2時間の講座がまるで丸1日のように感じられ、時間が伸びた、まさに、「相対性理論」を、その講義で、体験しました。

(実際私は、「すごく時間が経った」「沢山学んだ」、と思って時計を見ると、開始から23分でしたので、驚きました。)

 

 

私自身、講師として、「時間」を非常に大切に思っていますが、時間をこんなに大切に使ってくださった素晴らしいご講義は、これまでで、はじめて、経験しました。

 

ご講座の内容、分かりやすかったです。

素晴らしかったです。

 

 

「また受けたい・・・」、「もっと受けたい・・・」、と、つい思ってしまうのは、受講者目線の、悪いところなのでしょうね。

 

「自立した学習者へ」という、自分自身がテクニカルライティングの講義でも大切に思っていることに重きをおき、今回くださった、またとない機会に、深く、感謝し、あとは自分で前にすすむべき、とも考えています。

 

それにしても、素晴らしいご講義でした。

いつも真摯なお仕事をしておられることが、にじみ出て伝わる、ご講義でした。

 

講師の先生は、私がフリーランス時代にお世話になった方でした。

 

ユー・イングリッシュへと法人化した時にその方にいただいたメッセージを心に刻みながら、初心を忘れず、また法人格としての存在意味を理解しながら仕事をするよう、努めています。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

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