ユー・イングリッシュ代表取締役 中山 裕木子のブログ


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  日常, 翻訳, 講師 

2014年法人化の振り返り

まだまだ仕事納めには程遠い状態ですが、2014年を、少しだけ、振り返っていました。
 
法人格を取得した2014年の4月を振り返ります。

少し戻って今年2014年の3月、社団法人日本工業英語協会の表彰式に、参列しました。
工業英検1級などの首位合格者に文部大臣賞が授与されるもの。
 
2002年に私自身が受賞して以来、一度も足を運びませんでしたが、今回、ご縁も
あり、上京しました。
 
「乾杯の音頭を」、ということになったので、何か一言、何を言おうかなあ?
、と考えました。

一言、受賞者に向けて、一言・・・。


受賞者へのお祝いのために頭をめぐらせ、口から出た言葉は、次の言葉・・・。



「この10年、幸せでした。」    
030
 



私自身が受賞の後、幸せな巡り合わせが、沢山あったことに触れ、
「受賞者の皆さんに幸あれ」、といったメッセージにつなぎました。
032 



そう、私は2002年の受賞から10年と少し、本当に、幸せだったんです。
もちろん、それはそれは、苦しい、苦しい、険しい、険しい、道のりでした。
でも、本当に、幸せでした。
 


表彰式の会場では、前著『技術系英文ライティング』でお世話になった編集者の方にも、出版以来久しぶりに、お会いしました。
 
初めての本を出した時の気持ちも、よみがえってきました。
 writing


色々と波乱に満ちていたあの時期、苦しい、苦しい、道のりでした。
でも、その時も、私は、本当に幸福でした。
 


また、3月はちょうど、『外国出願のための特許翻訳英文作成教本』の原稿を
納品した時期でもありました。

無題
 

こちらもまた、けっこうな厳しさの中、書き上げました。
 

本執筆のために翻訳実務の受注ペースを緩めればよかったのかもしれませんが、
とにかく実務を行いながら、本を書きたかった。
 
実務のペースを緩めた瞬間、実務に関連した本を書く資格が、無くなって
しまうように感じたためです。
 
そこで、翻訳業・講師業ともに、ペースを緩めるどころか、ペースを強め
ながら、お客様も増やしながら、書籍を執筆しました。


苦しかった。 ところが、執筆中も、平行して行う特許翻訳業務の中でも、
とてつもない幸福を、感じていました。

		 
book2          (セミナーで記念写真を撮ってくださいました)


どんなに苦しくても、幸福を感じる仕事、これは私が一生続けていくものに違いない、そんなことを、
確信していました。
 


「一生続けていくだろう」と心が決まった時、それが法人化の時だ、と個人的には、考えていました。
損得は関係ない、「一生続けていく」「心が決まる」、これが私のキーワードでした。
 
 

そんなとき、3月末、フリーランスになってから10年途絶えたことのなかった翻訳案件の受注が、プツリ、と途絶えました。
まさに1週間、仕事スケジュールに穴が開いたのです。
 
あれ? 仕事に、時間的余裕ができた。
 
 
あとから考えると、4月からの消費税の増税のため、前倒し案件が多く、そのあたりの納期設定が、減っていたのだと思います。
 
 
「今だ!」
 
・・・というわけで、法人化、しました。

4月2日(大安)

 
jimusyo無題
               (事務所のネームプレート) 





こんな風に、計画性があるような、無いような、そんな風に、これまでも、歩んできました。

 
鍵は、目の前にやって来ることに邁進すること。
極力「No.」と言わずに、そのまま受け入れ、邁進する。
 

そうすれば、バラバラだったこれまでの自分の軌跡が、自然に収束し、一つの道へと、つながっていくのだと思います。
 
converge

という英単語のイメージです。
 
 
さて、2014年は、色々な新しいことを始められたこと、そして法人格を取得したことで、これまで以上に自由に、社会の益になる
と心の底から考えていることに邁進できたことを、とてもありがたく思っています。
 
 
支えてくださる弊社のお客様、講座のご受講者、それから本ブログの読者の方々にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
2014年、本当に、ありがとうございました。
2015年も、沢山のアイディアが湧き出ていて、弊社の翻訳サービス・教育サービスともに、大幅グレードアップ
できるよう、準備中です。
 
日本の皆様の益になる仕事を提供できるよう、邁進するつもりです。
株式会社ユー・イングリッシュ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
								 				中山 裕木子
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