少し振り返って、2017年の中ほど、弊社「翻訳チーム」の構築に、躍起になっているときがありました。
I was so desperate…
どんな人事が必要?
工業英検1級?
特許翻訳歴5年? 明細書翻訳100件?
ネイティブ翻訳者?日本人翻訳者?
試行錯誤をした後で、私が選択したのは、次の人材像でした。
「やる気がある人」
とにかくこれを重視、特許翻訳をやりたいという気持ち、ユー・イングリッシュで働きたいという気持ち。
細かいことは、問いません。とにかくあなたの、まっすぐな「瞳」が欲しい。
そのような目線で、2017年半ばから後半にかけて、人材確保に取り組みました。
そして現在の事務所内の風景・・・
「シーン」
翻訳者は、ひたすら、翻訳をしています。
私が特許事務所に勤め始めた2000年のころと、同じ「空気」が漂っていると思います。
集中して、パソコンを打っている。考えてこんでいる。
必死で仕事をしていたら、もう、終わり?
もう数時間! もう、1日終わった、という毎日・・・?
(ここからは、2000年当時の私の特許事務所 入所体験)
毎日誰とも、話さなくていいの? 誰に気遣いもしなくていいの?
えー、自分で好きな勉強をするみたいに、ただパソコンに向かって、英語に訳していたらいいの?
丸一日、本当に、これでいいの?
しかも、これで報酬まで、いただけるの?
パラダイス・・・。ここは、本当に、パラダイス・・・。とにかくすごい・・・。こんな場所があるとは・・・仕事って、少しくらいは嫌なこと、あるんじゃないの?
何一つとして、嫌な要素がない。翻訳だけしてたらいいの? ほんとに、いいの?!
マンデーブルー、はなくって、翻訳原稿から離れる週末ブルー、そして翻訳原稿に再会できるハッピーマンデー。
(・・・当時20代の私の回想。もちろん、嬉しい、楽しい、と同じくらいに、難しい、苦しい、という現実もあったのですけれど・・・しかし人はうまく出来ている。苦しいことなんてすべて、忘れてしまいました。貴重だった翻訳原稿との時間、楽しかったパソコンと過ごすだんまりの毎日、週末に恋しかった和文原稿、事務所勤務時代はそんな思い出しか、残っていません。)
さて、現在の弊社事務所に戻って・・・。
私が雑務で話しかけた時も、言葉が終わるやいなや、さっさと、いそいそと、翻訳に戻るスタッフたち・・・
話しかけられても後ろ、向きたくない? 移動、したくない?(ポットのお湯のお世話も面倒?!)。PCのほうを向きたい。PCにひきつけられている・・・。
私の若いころを思い出す・・・、と心の中で思いながら(失礼かもしれません。全然違うかもしれないし)、がんばって!と心ではエールを送っています。
彼らにとって、魅力ある会社であり続けたいと、願っています。
そのためにも、真摯に、世の中に役立つ良い仕事をしていきたい。
ユー・イングリッシュが社会の役に立つように、弊社のお世話役でもあり、案内人でもある私、2018年度、一層の努力をしていきたいと考えています。
今年も無事、決算期を終えられそうです。今年もきちんと税金を収められそうで、企業活動が継続できること、ありがたい限りです。
お客様に感謝をし、弊社業務に関わってくれたみんなに心より感謝をしています。