参加者アンケート結果
U-ENGLISH/Lowe Hauptman & Ham 共催セミナー
(2015年9月、11月開催)
2015年11月14日大阪セミナー、2015年11月16日実施(2015/11/29までに回収)
講座ご出席者40名中、アンケート提出者21名でした。(セミナーの後日、メールでアンケートをお願いしました)
ご提出いただいたアンケート中、【ご意見・ご要望】に関しましては、個人が特定できると思われる情報を省きまして、簡略化しましたものを掲載いたします。
講座の運営について
①講座の日時(土曜日 10:00~17:00)・回数(全1回)はいかがでしたか
- 1. 良いと思う
- 14名
- 2. 普通
- 6名
- 3. 改善が望ましい
- 0名
- 4. 無回答
- 1名
- ご意見・ご要望
-
- 大変良かったです。「審査官が・・・を無視する」というお言葉が印象的で耳から離れません。
- 今後のシリーズ開催を希望します。
- 講師の方が東京からこられているので、仕方がないですが、集中力の点からはもう少し短く、複数回に分けて頂けるとよりよいと思う
②講座の料金は、いかがですか。(添削付き、14,000円+税)
- 1. 高いと思う
- 1名
- 2. 妥当な値段だと思う
- 15名
- 3. 安いと思う・お得だと思う
- 4名
- 4. 無回答
- 1名
- ご意見・ご要望
-
- より安いにこしたことはないですが…
- Padiasと比較すると割安。
- 添削課題2個まで選択可能、事前・事後質問可、資料充実、US agentの講義でこの料金ではこちらが申し訳なく思ってしまうほどです。
- 添削がついて質問もお受け下さるとの事、お得だと思いました。是非このようなお値段で今後もご企画頂けたら嬉しいです。
- 正直なところ高いと思いますが、時間、講師、内容、中山先生の講座中ぶっ通しのフォロー説明、充実した質問時間を考えると妥当というよりお得なのかもしれません。
- 添削付きの講座はなかなかないと思います、大変よかったです。
- もう少しだけ安いと助かります。
- 1万円をきるぐらいが理想的です。講座内容に満足していれば、高い出費をしても価値があったと思えるのでしょうが、残念ながら今回の講座内容は、講座料金に見合うものではなかったです。
講座の内容について
③講座の難易度は、いかがですか。
- 1. 難しすぎる
- 0名
- 2. やや難しい
- 4名
- 3. 丁度良い
- 15名
- 4. 簡単すぎる
- 0名
- 5. 無回答
- 1名
- ご意見・ご要望
-
- 翻訳者向けとしては、やや難しいかなとも思います。発明技術の捉え方と日本語明細書の質に依存する部分も多いので。
- 実はPadiasの教材を事前によんでいたので、十分理解できたが始めての人は難しく感じたかも知れないと思う。
- 背景知識がもっとあると理解が進んだと思いました。事前資料をいただいておりましたので、これは私自身の課題でした。
- 翻訳の実務でとなると、そこまで翻訳者の段階でするのは。。という箇所が多かった。
- 添削課題の難易度だけを考えて回答しました。添削課題のレベルは、難しすぎず簡単すぎず丁度良かったです。講座内容の難易度は判断できなかったので考慮していません。(理由は詳しく④に記載しておきます。)
④講座のご感想
- 翻訳者の皆さんが、判決まで考慮した翻訳を学ぼうとしている姿勢に感動しました。どちらかというと依頼者であることが多いので、もっとしっかりと日本語明細書のreviewをしないと、と思いました。Confused wordsのリストがすごく助かりました、活用していこうと思います。ありがとうございました。
- 訴訟に強い特許明細書、という観点から自身の翻訳を見直すよい機会になりました。翻訳者が判例や訴訟について勉強することは意味のあることだ、という考えを改めて実感しました。
・添削課題はもう一日でも早く頂けると、十分に見直しをしてセミナーに参加できたと思います(セミナー前夜に慌てて見直しました)。
・現役のUS Patent Agentに気兼ねなく翻訳に関する質問ができる雰囲気がありがたかったです。外国実務者を対象としたセミナーでは、翻訳に関する質問はなかなかできないので。 - 米国の特許審査官の視線を初めて生々しく感じることが出来、それを念頭に翻訳をしなければいけないとしみじみ思いました。教えて頂いた内容は、まだ沢山未消化のところがあり、きっちり復習して教えて頂いた事を身に着けたいです。
- 悪かった点・不満に思った点
・翻訳者を対象とした講座ではないと感じました。講師の先生が主にお話しされていたのは、必要のない情報は削除したり、必要のある情報は追加するとのことでした。講師の先生がお勧めしていたやり方は、翻訳者がしてはいけないことだと思いますし、翻訳者の自由度の範囲内ではできないことばかりです。そもそもの日本文を構成するにあたって背景技術を批判するような文章を書かない、などといった「技術者対象」の講座なら理解できますが、「翻訳者対象」の講座には適さない内容 でした。(この理由で、講座の難易度をはかれなかったです。)
・先生は、使ってはいけない単語は教えてくださいましたが、その単語の代わりに、どの単語を使って同じ意味を表せられるのかを教えてくださらなかったのが大変不満です。代わりに使える単語や、ネイティブからみて自然な英語などを教えてもらえると思っていたのですが、中途半端だったので全くためにならず、モヤモヤとした後味だけが残りました。最後の質問タイムで"a method forとa method of"の違いについて聞かれた時も、答えになっていない回答で、先生としての役割を果たしていないと感じました。
・添削課題を提出して2週間後に返却されるとの話だったのですが、セミナーの前日の夜に返却された点は不満に思っています。2週間経っても返却がなかったので気になっていましたし、どのような添削をされたかを事前に確認してから講座に挑みたかったのですが、会社のメールを設定していたので、添削内容を確認できませんでした。返却が遅れるのであれば、ご連絡をいただきたかったです。
良かった点・満足した点
当日にいただいた"Commonly confused words collected from J-E patent translators"の資料が役に立ちました。正直、この資料を題材にした講座の方が良かったと思うぐらいです。
・中山先生が程よく補足してくださったのが、大変わかりやすかったです。
・講座会場の空調がうまくいってなかった際に、スタッフの方がとても気遣ってくださいました。とても感謝しています。 - 実際の業務への適用度はともかく、ネイティブの講師の方からニュアンスなどを直接聞けてとてもためになりました。内容が濃かった分、テキストをすべて網羅することができなかったのはしょうがないのかなと感じました。
- この度は大変有意義なお講座をご開催下さいまして、誠にありがとうございました。出願後の特許取得のための実務には携わっておりませんので、どこまで理解ができるか不安もございましたが、大変詳しくご説明下さり、質問に対しても分かりやすくご回答下さったため、内容が分からない、ということはございませんでした。
また、中山先生が随時補足説明して下さったことで、理解が深まりました。今後も、このような、翻訳者の立場を意識した、特許実務のお話が伺える機会があることを願っております。 - 初めて聞く話が多く、非常にためになりました。”present invention”を使わないで、という話は聞いたことはありましたが、その理由はわからなかったので、それを教えていただいてすっきりしました。今後お客様から求められる一つの形ではあるので、今後の参考にしたいです。また、今回のような、均等論や拒絶を視野に入れた翻訳に関する講座も、ぜひ開いていただきたいと思います。
- 適宜中山先生がコメントを入れてくださったお陰で、理解がより深まりました。中山先生が翻訳者としてはどういう立場で翻訳の提案(翻訳コメントを含めて)をされているのかも垣間見えて、自分の仕事にも役立ちました。ありがとうございます。良い内容でした。アレンジする人の存在が大きいことを改めて感じました。また次回があればぜひ受講したいです。
- クレームの訳出の仕方などはクライアントともよく議論になる内容であり、普段疑問に感じている内容についてブラッド先生のご意見もたくさん聞けたため、大変勉強になりました。また、英語でのセミナーで不安はありましたが、ブラッド先生の分かりやすい英語に加え、中山先生のポイントを押さえた解説もあったため理解することができました。このような機会を与えていただきありがとうございます。今後もUSプラクティスの理解を深め、クライアントの満足する翻訳物を作成できるよう頑張りたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
- 大変中身の濃い講義をありがとうございました。翻訳の段階では難しいこともありますが、せめて明細書作成者が意図していることを曲げて訳出することのないよう注意しようと思いました。つい翻訳に気持ちを込めてしまいそうになるので気をつけたいと思います。
また課題の添削も丁寧にしていただきありがとうございました。模範訳や他の方の訳とも比べてみようと思います。 - 今まで参加したセミナーは、最長でも4時間位で、質疑応答は最後に数個程度が許される位でした。
今回は、昼休憩を除いて6時間あり、セミナー途中で各subjectについての質問を受け付けていただけ、ただ受け身に聞くだけのセミナーよりも頭に入りやすかったです。
最初から最後まで真面目に聞いているつもりでも、やはり集中力が途切れる時(一度、あくびしそうになり、ブラッド先生と目が合いかけたので慌てて口を覆いましたが)や、今までの自分の案件やそれに対する訳出内容を反芻・比較したりで意識が逸れる時もあったのですが、他の方が質問されることで、それが自分の確認にもなり、interactiveにセミナーが進行したので、楽しかったです。
やはり、数時間の半日程度よりも、今回のようなほぼ終日、みっちり講習を受ける機会が増えて欲しいものだと思いました。
こちらはお願いするだけの立場ですが、是非今後もこのようなセミナー開催を切に願います。 - 米国の特許出願、審査手続きの実務に携わっている米国特許弁護士の先生の講座ということで、大変楽しみにしており、実際受講してみて、期待以上の充実した講座で満足でした。
中山先生のフォロー説明も大変有効でしたし、この講座に対する情熱を感じました。 - 大変有意義なセミナーを開催して頂きありがとうございました。
以前からPADIASのようなセミナーに興味はあったのですが、敷居が高くて参加することができずにいたため、今回のセミナーの開催を知ってすぐに応募させて頂きました。
とても高度な内容でしたが、講師のブラッド先生の英語での講義が大変分かりやすかったので、すんなりと理解することができました。また、中山先生が翻訳者目線でのコメントや質問を適宜して頂いた点も良かったと思います。
正直に申しますと、翻訳者としての立場(特に、翻訳会社を通したお仕事の場合)では、教えて頂いた内容を実務での翻訳に直接反映させることはなかなか難しいのですが、「知っている」というだけでも品質の向上に役立つと思われますので、今後もこのような講座を開催して頂ければ大変ありがたいです。 - 全て英語の講義とのことで、最初心配しましたが、わかりやすい発音でゆっくりと話していただいて、ちゃんと聞きとれました。
講義の内容については、翻訳者を対象とした講座としてはやや難しかったし、一日の講座としてはカーバーする範囲が多いように思いました。セミナー資料の分量も多く感じました。もう少し内容を絞った上で、具体的な判例の説明の前に、前提部分(基本的な内容)の補足があったらよりわかりやすかったように思います。
判例が特許法やクレームの解釈に与える影響、侵害、非侵害の判断基準などは、翻訳者が知っておいた方がよいことばかりですが、それを日々の翻訳にどう活かすかについて(日文を変更するのではなく、日文ありきでどう訳すかについて、日文から離れすぎない範囲で、将来的に裁判になった場合に、より不利益が少ないであろう英訳の選択肢など)、具体例をもう少したくさん聞きたかったです。
また、日文の段階で内在する問題だけでなく、日文にはない問題を翻訳者が翻訳の段階で問題となる表現を盛り込んでしまうことのないように、という視点や具体例について聞けると良かったです。
装置クレームの訳についてのお話、とても参考になりました。もう少したくさんの例をあげてもらえるとうれしかったです。事前課題につての説明や、先生提案の英訳は参考になりました。 - 興味深かった。できれば、講義に変化をつけるため、グループワークや、例文問題にチャレンジする時間などがあればよかったなと思う。クレームを丁寧に添削してくれて、講義の後にも質問に答えてくれるという点がとても親切で気に入った。英語の講義はあまり参加したことがなかったので新鮮だった。また、弁理士や審査官の視点に立ったクレームの解釈の仕方を学べてよかった。
- 講座を受けている時は、今回新たに学んだ内容を「翻訳者」として果たしてどこまで日々の業務で活かせるだろうか・・・と思ったですが、改めて家で一通り復習してみて、「infringement に強い明細書」を念頭に置いた翻訳がいかに大切かということに気づきました。また、今までは気になりつつも判例をあまり読んだことがありませんでしたが、特許翻訳に携わっている以上は、重要な判例について勉強する姿勢が欠かせないということも痛感しました。特許翻訳の難しさ、奥深さを再発見した大変有意義な講座でした。
- 以前PADIASを受講したのですが、翻訳者向けのものがあれば、と思っておりました。US Agentの先生のお話しを伺う機会を提供いただき、ありがとうございました。
- 今まで参加したどのセミナーとも違いました。大変よかったです。
- わかりやすい英語で丁寧に教えていただきありがとうございました。なかなか深い内容でとても勉強になりました。時間が足りなかったのが少し残念でしたが、後で対応もしていただけるということで感謝しております。
- 米国特許規則や審査便覧の内容に関して、今まで知らなかったことや疑問に思っていたことを分かりやすく解説していただき、とても為になりました。翻訳の過程で直面してきた問題に対する答え・ヒントを得ることができたと思います。また、講座に参加したことで、自分に欠けているものを認識し、これからもっと多くのことを学ばないといけないと改めて感じました。本当にありがとうございました。
⑤本講座や今後の講座へのご要望
- 今回は米国出願を中心とした翻訳セミナーでしたが、英文明細書は中国やASEANなど多言語への基礎となる場合も多いので、米国向けに変更した明細書(例えば、課題を削除したり、より好ましいといった表現を削除したり)によって、他国への影響があるのか?といった多国的な観点から翻訳の注意点がわかるとよりよかったと思います。米国へのパリ優先権出願として翻訳依頼しても、その明細書を中国の翻訳依頼時に使用したりするので。可能であれば、PCT出願翻訳のコツといったセミナーがあるといいなと思います。
- クレームを一からドラフティングするような講座があれば魅力的です。(例えば明細書と先行技術のみが提示され、そこからクレームを作成する練習。クレームは、「OAの発行を許容し広い範囲で権利化を目指す」、「均等論のために一発特許」、「訴訟に強い」、など、実際の顧客の要望を想定し、いくつかのパターンで作成するなど)
- ネイティブからみて奇異に感じるノンネイティブによる英語表現とその改善策に焦点を当てた講座を開催していただけると面白いと思います。
- 事務所勤務でないため、何が拒絶されるのか、特に翻訳上の問題でどこが拒絶されるのか、を知る機会がなかなかございません。特許という性質上難しいかもしれませんが、具体的な拒絶の例を伺えると有難く存じます。判例によって変わっていくpracticeについても、定期的に知る機会があると有難く存じます。
- 課題に取り組む期間が2週間でしたが、仕事が忙しい時期にかかってしまい、回答する時間が十分に取れませんでした。返却はセミナー後でもよいので、もう少し期間があると助かります。
- 今回のセミナーのように、実務に役立つ判例などをもっと知りたいと思いました。今後ともよろしくお願い致します。
- かなり駆け足のように感じましたので、次回は分野別にゆっくり深くお話を伺いたいです。
- 様々な形態のセミナーが開催されれば有り難いです。
- 今回の講座の参加者には、特許事務所の弁理士、技術者、企業の知財関係者がどの程度参加されたのでしょうか。今回の講座は、突き詰めれば日本語の不要な表現、冗長表現をそのまま翻訳することが、限定要素となったり、拒絶対象となったり、実務的にも不利になる、ということがキーになると思いますが、弁理士の先生方、企業の知財担当者の方々にもこの点を認識していただければ、翻訳も格段と改善され、強い特許をとることができると思います。翻訳者だけではどうにもならないことが多いので、是非技術者、弁理士の方々も積極的に参加できる、良い翻訳を見据えた日本語明細書の書き方講座のようなものを開いていただけたらと思います。中山先生ならできそうなのでお願いします。
これは純粋に、翻訳者も弁理士・技術者と協力して出願人が強い特許を取得できるようにサポートしたいという考えに基づくものです。 - 講義のスピードに問題はなかったのですが、質疑応答に取られる時間も多いと思いますので、講義とは別に演習をメインとした講座を開催して(2日間の開催にして頂いても)頂ければと思います。
- 1つの判例について、判決文を読むセミナーがあったら行ってみたいかも。
裁判の仕組み、英語表現、クレームの具体的な問題点などの説明も含めて。 - 翻訳者の出来る範囲内で、なるべく拒絶を受けないように訳すテクニックを学びたい(コメントや提案を追加せずに、工夫して訳すことができる文例など
- 続編があれば是非受講させていただきたいです。
- 今後も、このようなセミナーを開催して下さると嬉しいです。何度でも参加したいです。