米国では判例法に基づき、裁判所で新しい判例あるいは裁判例が出されるとそれに基づく新しい解釈が適用されます。
これらが累積され、結果として、米国でのクレーム解釈および特許実務は、他の国とは異なる場合が多く見受けられます。
これらの差異を理解しないで、出願・権利化業務を行った場合に、米国特有の実務により、権利範囲が減縮される可能性があります。
そのために結果として権利行使の制限が発生する可能性があります。米国へ特許出願する場合には、これらの差異をご理解頂いた上で、状況に応じて、クレームおよび明細書の修正が必要です。
さらには、翻訳者の方にも、翻訳上の留意事項をご理解頂き、翻訳に反映させる必要があります。
本セミナーでは、米国出願において、留意すべき、明細書およびクレームの記載、明細書の構成の留意事項だけではなく、権利化時の応答処理の留意事項、さらには、翻訳時の留意事項についてもご説明します。さらに、これらの留意事項だけではなく、それらに対応する部分の具体的な翻訳例についてもご紹介します。すぐに実践的に対応できるように構成されています。
本セミナーは、翻訳者の方だけではなく、米国出願用翻訳をチェックされる方、権利化業務において、米国特許庁からの局指令に対応し、クレームの補正および意見書を書かれる方も対象としております。翻訳者、特許事務所および企業知財部のチームワークにより、米国において広く強い権利範囲の獲得が可能です。
新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインで行います。ご参加者様は、皆様にとって、ご自宅あるいは勤務先からご参加頂けます。
ご質問は、セミナー中にオンラインで、またはセミナー終了後メールでお送りください。
オンラインセミナーにご参加頂くためには、予め弊所へのご登録が必要です。セミナーのお申込み後、弊所からご登録に必要な情報をお送りします。
ハウプトマン・ハム国際特許商標事務所勤務 日本国弁理士、弁理士会 国際活動センター 米州部会で活動中、米国パテント・エージェント試験合格、米国企業日本法人、米国特許事務所、2013年~2016年に米国滞在。
株式会社ユー・イングリッシュ 代表取締役、公益社団法人日本工業英語協会 理事・専任講師
2000年より大阪の特許事務所で電子・電気、機械の特許明細書の日英翻訳に従事する。
2001年(旧)工業英検1級取得。首位合格により文部科学大臣賞を受賞。
2004年、フリーランス特許翻訳者になる。同時に公益社団法人日本工業英語協会(現:日本技術英語協会)の専任講師として大学や企業で理工系研究者を対象とした技術英語、技術英語の指導にあたる。
著作:外国出願のための特許翻訳英文作成教本、英語は3語で伝わります、技術系英文ライティング教本、他多数