英語論文の講座、技術英語の講座、特許英語の講座、などのお問い合わせが増えてきました。
最近、私はどこへでも行きますので、遠方からのご依頼もあります。
少し前には、九州の大学様へ、お邪魔してきました。
*HPに掲載くださいました。
先日は、鳥取県の大学様へ、お邪魔してきました。
*こちらもHPに掲載くださいました。
また年内に別の九州の企業様へ、という機会もあります。
ほんとうに、ありがたい限りです。
そのようなわけで、セミナーの資料を、日々、改訂しています。
企業様の場合には、その企業様特有の文章を、追加します。
大学様の場合には、ご受講者の分野に応じて、例文を作ります。
特許英語の場合、ご受講者の目的に応じて、一からセミナーを組み立てます。
しかし、伝えるコンセプトは、いつも、同じ、です。
つまり、「3C(正確・明確・簡潔に書く手法)」です。
その中には、どんなに難解な類の文書の英語であっても、いつも、「3語の英語」(=SVO)へと収束する例が、多く入っています。
さて、資料を改訂するときには、過去の自分と、現在の自分が、出合うことになります。
昔の例文を採用した過去の自分と、資料を改定している今の自分。
驚くほど自分が変わっていないことを実感しながら、しかし、新しい自分も、見ることができます。
そんな中、自分は何年、テクニカルライタとして働いてきたか、ということを問われましたので、数えてみましたら、20年、になっていました。
何事も10年は一区切りと思っていたのですけれど、英語を書く仕事をはじめて、今、20年・・・。
20年か。
紆余曲折もあったのですけれど、20年、英語を書く仕事を、続けてきた。
平均時間にすると、1日6時間程度、書いてきたと思います。土曜日も、日曜日も、講師に出ている日も、日中休んでいる日も、朝/昼/夜/夜中、を平均すると、1日だいたい6時間、英語を書いてきた。
パソコンを触らなかった日は、ほとんどありませんでした。
後ろを振り返ると、日々歩んできた、軌跡、がありました。
どんなときでも、つながっている仕事の軌跡に「穴」をあけないこと。
色々なことがあるわけですけれど、しかし、何があっても、仕事に「穴」をあけてはいけない。これは私の、モットーでした。
したがって、転職するときも、1日も間をあけず、むしろ前職と現職を「重ねて」、転職をしてきました。
色々な状況がありましたけれど、これまで続けることができて、良かった、と思っています。
そして、自分を見つめなおす機会をくれる講師業に、感謝しています。
しかし20年たっても、「とても難しい」と感じる、英語ライティングの世界。
特に、特許翻訳は、難しい。
自分に足りないスキルをなんとか手当てしながら、これまで、歩んできた。
もう少し、願わくば大幅に、スキルアップしたいものです。
スキルアップを図るためには、一歩一歩、地道に歩まなければならない、近道はない。
It’s all about PRACTICE.
また一つ一つ、地道に、積み重ねていこう。
毎日仕事を続けられる、こんなに幸せなことはない。
今年は、これまでのセミナーの類を、減らしていました。弊社開催のセミナーも予定のお知らせができず、申し訳ございません。
特許翻訳の案件数をこれまでより増やしてご依頼をいただけるようになりましたので、翻訳・リライトに時間を裂きたかったこと、また今一つ別に取り組んでいることがあること、そして、今年6月あたりから、弊社「翻訳チーム」をなんとか形作りたい、その想いが強くあり、人材開発(協力者を募集したチーム作り)にも、力を注いできたつもりです。
しかし9月は、いくつか単発のセミナーのご依頼をお引き受けさせていただき、週に2,3回の割合にて、これまでと少し異なる類のセミナーのご依頼があります。ここ最近は、資料作りにも時間を使っていました。
さてまずは1つ、週末にセミナーが終わりました。
工業英語協会主催の工業英検セミナーでしたので、私にとっては、これまでに何度も、経験しているはずです。
しかし今回、名古屋に伺うのは久しぶりで、また工業英語協会セミナーの担当も久しぶりでしたので、なぜかとても、緊張しました。
初心に戻る、セミナー前。
「気楽」にはなれない、セミナー前でした。
受講者が何を学びにお運びくださっているか。
どのような情報を提供することが、期待されているのか。
資料を作成し終えた後も、その日の朝まで、考え続けていました。
早朝に突然「はっ」とひらめきとともに目覚め、資料を追加準備・・・、といった始末です。
いい加減にこのような緊張感をやめればいいのに、と自分でも思いながら、おそらく過去に、自分が「人前」で何もできなかった頃の恐怖の思い出が、時々に現れるのです。
緊張感を乗り越えるのは、たった一つの方法です。
つまり、「周到な準備」、なのです。
そのようなわけでも今でも、心の奥底に残る「弱い自分」と戦うために、周到に、準備を進めてしまうわけです。大丈夫、大丈夫なのに・・・。
協会の他の講師陣のように、いつか「余裕」で講師業を楽しむ講師に、なりたいものです。
そこには、圧倒的な実力があるのでしょう。
(協会のHPは新しくなったようです。丁度、講師のページができていました。)
さて、そんな「私の内側」の緊張感とは裏腹に、今回も、実際にはとても楽しんで、講義をさせていただきました。
25名程度のご受講者の皆様、とても熱心に演習に取り組んでくださり、もっと時間が欲しい、もっと皆様と時間を過ごしたい、もっと皆様と色々な対話も持ちたい、そんな気持ちで、一杯でした。
名古屋セミナーはいつも、活気がみなぎる、私の好きな場所の一つです。
過去には講義をするために、よく通っていました。
ご参加いただきました名古屋の皆様、誠にありがとうございました。
一つでも、学んでいただいたことがあったことを、心より願っています。
さて、今月のセミナーは色々ありますが、クローズなものが多いです。
オープンなものには、例えば次のようなものを担当予定です。
「伝わる英語」のポイント習得講座
https://www.toyro.co.jp/SeminarForm.php?id=1468
普段の「技術英語」よりももう少し、簡単な内容となります。しかし一般英語ということではなく、ビジネス・技術の内容です。
「起業家セミナー」というものも、依頼がありました。私がお話します担当時間は30分だけです。
https://www.act-kyoto.jp/events/20170915ki21.html
こちらは英語には関係がなく、また事業として何をしているかでもなく、起業家の気持ち(?)、に焦点を当てて話すようにご依頼をいただきました。
弊社の入居しています建物での開催です。
さてさて、他にもいくつかありますセミナー準備に、ようやく目処が立ってきました。
セミナーは、自分にできるすべての準備を終えたら、最後の方法は、たった一つ。
準備が終わり、心を決めたら、次のことが大切、と考えています。
Enjoy the experience!