ユー・イングリッシュ

ユー・イングリッシュ 中山裕木子 ブログ

なぜ、セミナー?


本日セミナー(弊社開催 大阪技術英語基礎セミナー 第3回)にお越しいただいたベテラン翻訳者さんに、講座後の雑談で、尋ねられました。

 

「なぜセミナーをするの?」

 

「翻訳してたほうが、正直、お金もたくさんもらえるでしょう?」

 

「セミナー、必死で、大変そうだし」

 

 

突然の質問に、ドキっ、としました。

そして、即答、できませんでした。

 

 

即答できなかった理由は、次のとおり。

 

最近、この種の質問をされることが、なくなっていました。もうこれまでに随分伝えてきましたし、あまりに自分には講師業も定着していて、もはや「翻訳者」か「講師」か、という疑問や選択肢は、なくなっていました。

 

私は「翻訳者」であって、「講師」です。どちらかに比重を重く置くことなく、つまり、「翻訳者がついでに講師をしている」のでも、「講師が片手間に翻訳をしている」のでもなく、私は「翻訳者であり、講師」です。

 

そんな風に、私の中で答えが明確になっているため、「なぜセミナーを、」という疑問に対して、即答、できませんでした。

 

 

 

さて、今回のセミナーはさておき、翻訳業と講師業を一般的に比べると、金銭的な面では、翻訳業のほうが、はるかに利益が高いかもしれません。

 

 

大学講師は肩書きのため?、とよく言われます。

履歴書に書けるから?

 

 

イエイエ、正直、私には、もう履歴書は、必要ありません。生涯の仕事、骨をうずめる仕事である「ユー・イングリッシュ」が確定した以上、もはや、人に見せるための履歴書や肩書きは、不要と考えています。

 

 

さて、冒頭の疑問へのお返事です。

 

私がセミナーを開くのは、次の理由によります。

 

 

「テクニカルライティングを日本全体に広めるため」、です。

 

 

私のまわりの方々には、もう十二分に、テクニカルライティングの考え方や手法が広がっていますが、日本全体を見渡すと、3C(正確・明確・簡潔)に気をつけて仕事を行っている人は、ほんの一握りと思います。

 

今、自分の身体が動くうちにしっかりと働いて、テクニカルライティングを広く知っていただいて、恐れながら、日本全体の英語での技術発信力を、ぐーっと一気に、引き上げたいと思います。

 

私は日本人ですし、日本人であることを好いていて、日本を愛しています。そんな土地に私ができることは、短期間で、日本全体のテクニカルライティング力を大幅に引き上げる手伝いをすること、です。

 

それが終われば、私の「必死」な感じの仕事の使命は、おおかた終わるものと思われます。

 

 

(ちなみに、弊社のホームページ、英文は作らないの?自分で訳せばよいのに、などと尋ねられることがありました。今のところ英文HPの必要性を感じていないのは、上のことが理由です。海外の人たちではなく、まずは日本企業、日本の人たちの役に立ちたいためです。)



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