大学の授業がそろそろお休みに入ります。
秋期が、終了へ。
今期も、思考錯誤しました。
押して、引いて、押して、引いて・・・。
押して、押して、押して・・・。
講師の仕事は、誰か一人の心に響けば良い、と思っています。
押しが強すぎると、引いていってしまう学生さんも、いると思います。
そして、強く押すためには、講師側に、もっと、もっと、努力が必要です。
強く押しても、引いていかずに、ついて来てくれるようにするためには、ついて来られるように、導いていかないと、いけない。
目標(英語で書ける、英語で伝えられる)に対して、足りない部分は、何か。
目標に到達するために、scaffolding(彼らの足場を組み立てること)が、とっても、大切。
2006年から、何度と繰り返す授業において、今期は久しぶりに、思考錯誤しました。
来年度は、もっと良い授業ができるよう、頑張ります。
そう、初心に戻ろう。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の先生の言葉を引用します。以前に公開インタビューを見ていて、心に残った言葉です。
FOR THE LOVE OF PHYSICS(邦題「これが物理学だ」)の著者、MITのWalter Lewin先生の言葉です。
Every lecture is an event. By Walter Lewin
そう、分刻みで90分のEvery lecture を企画し、まるで1つのショーのように魅せることに、真剣に取り組んでいた頃の、初心に、戻ろう。
(今も真剣ではあるのですが、「必死」だった頃の初心、はとても大切です。少しの経験を積んだ今よりも、初心の必死さ・抜け目ない準備が、良い授業を作るのではないか、と感じます。)
さて、秋期が終わると、今から春まで、集中講義や遠方の講義が入っています。
また、来年度は、結構な数の非常勤講師の予定が入っています。
Every lecture is an event.(毎回の講義は1つのショー)
一つ一つのlectureを、大切に、進めていきたいと思います。