ユー・イングリッシュ

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年末まで、翻訳とリライトに励んでいます。

翻訳に始まり、翻訳で終わることが出来た一年に、今、とても感謝しています。

 

15年ほど前に特許翻訳をはじめた際、特許事務所の入所試験に、何か面白そうなパズルのような問題を、解きました。

「この数字とこの数字の関係は?」、また「これとこれがつながれば、どのような解が出るか???」

内容を上手く説明できませんが、頭を「じっ」と使って、パズルを組み立てていくように、解いていく問題でした。

 

「英語の試験じゃなくて、何でこんなことする?」

と疑問に思っていました。

 

試験の結果は良かったか悪かったか知りませんが、その問題、私は「頭がイタイ、だけど面白い!」と思いながら、必死で解いていました。

 

クレーム翻訳というのは、まさに、「ここと、ここが、つながって、このように、なって・・・」と、パズルの組み立てのようです。

 

そう、今まさに、パズルを、組み立てているところ。

 

案件によってはクレームのパズルの組み立てはとてもスムーズなのですが、和文の制約が厳しい場合など、そのパズルの組み立てが、難航することが、あります。

 

なんとか、1つ1つのピースが上手く埋まるように構成すること、なんとか、1つ1つのピースが埋まっているかのようにおさめること(?)、というのに、苦戦することが、あります。

 

明細書翻訳のはじめや途中で「クレーム」に取り組むとき、「わ、今回ダメだ、難航する」、と思える場合が、たまにあります。

 

明細書翻訳の「はじめ」→「途中」→「終わり」、この各段階で、クレーム翻訳を行うのですが、その際、少しずつ、「明るい光」が差してくることが多いです。

 

しかし、案件によっては、「光が見えない」、場合も、あります。

 

「ああ、とうとう、明細書翻訳が、終了してしまった。しかし、クレームが、定まらない」

 

こんなとき、悲壮感、が漂いますが、その場合には、落ち着いて、クレームだけに、丸一日を、使います。

 

実際は、丸一日クレームだけとにらみ合いしている訳では無いのですが、他の翻訳部分を見直したり、リライトしたりする過程で、とにかくクレームを定めることを目標として、その日を、使います。

 

そうすれば、必ず、なんとか先が見える。

完璧でなくとも(クレーム翻訳には答えが一つではないため、なかなか、完璧、というのは、難しいです)、なんとか、パズルを組み立てあげることが、最後には、出来ることを目指します。

 

今回の案件も、とうとう、クレームが、定まってきました。

 

 

「ああ、難しい!」

 

と思いながらも、案件ごとに、1つの翻訳ストーリーがあって、必ずどこかに山場があって、そしてなんとか形にしていく、この過程こそが、特許翻訳の、醍醐味なのでしょうね。

 

もちろん、お客様の顔を、いつも頭に浮かべながら・・・。

 

 

2015年、あともう少し翻訳しますけれど、ますます特許翻訳が好きになった、一年でした。

様々な方との出会いもあり、日本の特許翻訳業界がもっともっと良い品質となっていくことができる、と確信する一年でした。

 

さてさて、日本企業様の英文特許明細書はもう大丈夫、審査官にきちんと英語が理解され、きちんと審査してもらえる、きちんと権利行使ができる、英語の問題で損をしない、そんな日が、確実に、近づいてくると思っています。

 

そんな日を、見届けることが出来たら、つまり、私たち特許翻訳者の大方の役割が終わる(?)ことが見届けられたら、本当に、嬉しいなあ、と思っています。

 

上級特許翻訳者の皆さま、「そんな日が来たら、仕事が無くなるのでは」、なんて、思わないでください。

社会全体が良い方向にすすめば、必ず、次の新たな仕事が、やってくるはずです。

何より、自分が社会に出来ること、をコツコツと積み上げて真摯な気持ちで働いていれば、必ず、その前に、道が作られていくと思います。

 

 

2015年、弊社ブログを読んでくださいまして、ありがとうございました。

 

I hope 2016 will treat you well.

(しばらくブログはお休みです。良いお年を。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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