ユー・イングリッシュ代表取締役 中山 裕木子のブログ


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  日常, 講師 

私の履歴書

些細なことからご縁がつながり、履歴書を書いていました。

大学関係のお仕事には履歴書が必須ですが、私がいつも頭を悩ませるのが、「研究暦」。実務経験は比較的多くありますが、私の履歴書は、研究暦に弱い。

 

「研究か、実務か」と、悩むところです。

 

なぜなら、修士論文を書いたときに実感しましたが、研究(私の場合は英語教育、テーマは「自立した英語ライタの育成」)には、本当に時間がかかる!

 

修士論文用の先行研究から実験(大学授業で実験しました)にデータ収集と解析、英語論文執筆には、本当に、時間がかかりました。毎日「瞬く間」に時が過ぎ、何も進んでいないのに机に向かったまま一日が過ぎることもしばしばでした。

 

実務の時間は、無くなります。

 

翻訳の仕事を並行して続けながら行っていましたが、翻訳すれば同じ時間で5000ワード進むところが、論文執筆は1ページ、といったありさまでした。

 

研究はそれはそれで、楽しかったですが、私には、修士号をとるための「期間限定」で、十分でした。

早く実務100%に戻りたい、そんな風に考えながら、それでも修士論文350ページ超(8万ワード超)を書き上げました。(何事も「やりすぎ」てしまう私)。

 

もし英語講師がこんな具合に研究ばかりをしているとすれば、実務のために英語を書く時間、自分の英語力や英語指導力を改善する時間、というのは、激減すると思うのです。

長い目で見ると授業改善につながるのでしょうが、日々、目前の授業の準備を十分に行う時間が、取れなくなるかもしれません。

 

そんなことを結論付けて、「研究か、実務か」の中、私は実務を選ぶことを、正当化しました。

 

実務を選んだことで、肩書きや地位はなくても、本当に学生のためになる良い授業を、若い学生に届けられるように・・・。