業務が多忙になると、なかなか「勉強」のほうは、上手く進めることができません。
勉強することでお客様へのサービスが向上しなくてはいけませんから、その「勉強」のために、目の前の納期のある大切な案件の時間が取られて、仕事がおろそかになってしまったとすれば、本末転倒です。
しかし、一見「無駄」に見えることにも少し時間を割きたいと思う私は、最近いつも頭に浮かべるのは、「multiplying time」という言葉。
これもある方のお話からの受け売りなのですけれど、この考え(multiplying time)の原点は、「今費やす時間が、将来の時間を増やす」ということです。そのような時間の使い方をすれば、人生が長くなる、ということです。
その方の話によると、「time management(時間管理)というものは存在しない、なぜなら、時間は誰にも「管理」することなどできず、絶えず、流れていくから。では私たちにできるのは、time management(時間管理)ではなく、self management(自分を管理すること)だ」と。
この考えに、私は、納得しました。
時間はしっかりと見ておかないと、手のひらからこぼれ落ちるように、過ぎていってしまいます。
しかし、そもそも時間を「しっかりと見ておく」ことなど、出来ないのでしょう。
好む、好まずにかかわらず、時間は容赦なく、どんどん、過ぎていきます。
さて、そのself managementで、重要なのは、multiplying time、という観点です。
つまり、時間がどんどん増えていくような、時間の使い方を、今、することです。
そういうわけで、私は最近、「あ、この時間、もったいない」と思うときでも、頭でmultiplying time、とささやきながら、少し我慢をして、自分を説得し、その時間を、使うようにしています。
さて、今日の本題は、このことでは、ありません。
「勉強」のこと。
「知ること」は、いつも、楽しい。
新しい知識を得ることは、いつも、楽しい。
重なる業務の中ではありますが、少し無理をして、今日は、勉強、に時間を少し割きました。
自分の中では、かなりの無理がありますが、それでも、少し、時間を割くために、足を運びました。
今日の内容は「無効審判」、だったのですけれど、いずれにしても、心の中で、妙にテンションがあがる私。
ただ「特許」「請求項」、さらには「答弁」とか聞こえてくるたびに、心の中のテンションが上がり、内容は難しかったですけれど、心にカツが入りました。
いつでも、新しい知識を得ることは、楽しい。
なぜなら、それは自分の頭の中を自由にし、心を解放し、そして、人が人であることを、再確認させてくれるから。
次の言葉は、最近個人的に出会った、なんと12才の少女の言葉。
Learning is a gift. I ought to use it. (学べることは素晴らしい。このチャンスを生かさなければ)
Yes,
learning is a gift.
そして願わくは、learningが、限られた人生の時間を、multiplyしてくれるといいな、と思います。