ユー・イングリッシュ

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桜の4月はフレッシュなスタートの時期


4月が早くも終わろうとしています。

日本の4月はいつも桜が咲き、いつもフレッシュなスタートが切れる、これは日本人であることの
大きな利点と思っています。

2015年のはじめ、今年はもっと勉強したい、と思っていました。
断片的な知識ではなく、きちんと勉強して、たくさん抜けているパズルのピースを、埋めなくてはならない。

それに向けて、4月はほんの少しだけですが、準備をはじめました。
できるかな?どうかな?、Can I? Yes I can. I WILL.と、とにかく一歩でも先に進むための新しいことを
いつもスタートさせる、私の4月です。


フレッシュなスタートが切れる4月。
昨年の4月は、何を思っていたかなあ。。。

そう、書籍「特許翻訳 英文作成教本」の執筆を通じて、特許翻訳の大切さを再認識。また講師業についてもより
深めたいと思い、この二本立てで、昨年4月、株式会社ユー・イングリッシュを、スタートさせました。


さて、ちょうど一周年を迎えた4月のはじめに、少し嬉しいご褒美が、届きました。


届いたもの:

ユー・イングリッシュのロゴ商標

trademark2



少し嬉しい、初めて手にする『知的財産』です。

14年前の私


過去のPCデータの整理をしていましたら、14年前の自分に、出会いました。

工業英検1級に受かり、文部科学大臣賞を受賞した時(平成13年)の「謝辞」の原稿データが出てきました。

 

授賞式で、「謝辞」を読むことになりました。

 

あの当時、まさか自分が人前で話す講師になるなどとは、夢にも思っていませんでした。

人前で話すことは、全くの初めてで、全くの、苦手でした。

 

結構、練習したのを覚えています。緊張しました。

 

原稿を読み返すと、14年前と、自分自身が、ただの一つも変わっていないことに、驚きます。

 

駆け出しの頃も思っていた、次のこと。

 

「学んだ基本ルールを基礎にして、翻訳技術を一層磨く努力を続け、身に付けた技能を社会に役立てたいと思います。そして、私の関わった仕事が日本の経済の発展に大きく寄与することを願っています。」

 

恐れ多いことではありますが、自分の仕事が、ほんの少しでも社会の役に立つことを、今も、昔も、願っています。

 

 

 

*******

平成13年度文部科学大臣賞 受賞者代表謝辞

 

社団法人日本工業英語協会、工業英検推進委員会、並びにご来賓の皆様、本日はお忙しい中、このような名誉ある表彰式を盛大に開催して頂き、心より感謝申し上げます。各検定級の文部科学大臣奨励賞受賞者を代表し、お礼の言葉を申しあげさせていただきます。

 

私は、工業英検に出会うことができて、心から良かったと思います。工業英検で問われることの実用性の高さが、技術英語に悩まされていた私にブレイクスルーをもたらしてくれたのです。受験対策の勉強で苦労して得たものが、日常の業務の中で、自分の力になっていく事が実感できることも取り組んでよかったと思える理由の一つです。

 

私が「工業英語」に出会ったのは、約5年前です。得意の英語を活かせる仕事を求め、貿易実務担当として工業用薬品メーカーに就職したときのことでした。それまで英語を一生懸命勉強してきたつもりだったのですが、日本語の製品カタログを初めて英語に翻訳しようと試みたとき、薬品や機械に関する単語、技術的な表現方法を全く知らないことに気付き、今まで勉強してきた、“ただの英語”では全く不十分で、実に無力であることを思い知りました。

 

同社では、先輩技術者の英訳を真似て、何とか技術資料等の翻訳をこなしていきましたが、結局は直訳しただけの自己流英語で、満足のいくものではありませんでした。その後、本格的に英語そのものを駆使する仕事に就きたいと、意を決して、特許事務所に転職し、特許翻訳を始めました。それから悪戦苦闘の日々が始まりました。以前の会社で少しばかりは科学に触れたものの、特許に記される技術は日本語ですら理解し難く、それを英語に翻訳することなど不可能に近い状態でした。

 

最初のうちは、先輩の翻訳家やネイティブの方々にチェックをして頂きました。しかし、私の翻訳した文書には、毎回真っ赤になるほどの赤ペンチェックが入っていました。文法的には正しいところにもチェックが入り、愕然として自信喪失することもしばしばでした。チェックされた意味は私自身で検討し、解決せねばなりません。しかし、納得のいく答えは簡単には見つからず、しばらくは全く確信の持てない状態が続きました。そこで、工業英語の勉強をして資格を持つことで、レベルアップしたい、自信をつけたい、そんな気持ちで工業英検1級合格を目指すことにしたのです。

 

工業英検の2級、1級の受験勉強を通じて、テクニカルライティングのための基本ルールについて深く学ぶ事ができました。その基本ルールに従えば、テクニカルライティングを比較的スムーズに、そして完成度の高いものにする事ができます。この基本ルールとは、私の翻訳のバイブルともなったLarry D.Brouhard氏の著書『工業英検1級対策』から学び得たものに他なりません。同書を読み進めていくうちに、次第に私の心の中にあったモヤモヤが、すーっと消えていくのを感じました。同書には、心構えから翻訳技術にいたるまで、その要点がまとめられているのです。

 

まず、心構えとしての“Three foot rule(半径1メートル以内に辞書が無い場合は、ものを書き始めてはならない)”は、すぐに私のルールとなりました。日常の業務に慣れてくると、辞書を引く回数が減りがちになるものですが、常にこのルールを意識し、面倒でも、たとえ納期に追われていても丁寧に辞書を引くように心がけています。多分正しいだろうと思い込んで、間違っていたという経験は少なくありません。

 

そして私は、思い込みと自己流を排除することや、常に疑問を持って辞書を引くことの大切さを再認識することができました。また、翻訳技術として学んだことや共感したことも数多く、関係代名詞のthatとwhichの使い分け、カタカナ(和製英語)に注意すること、受動的文章に翻訳するのではなく、能動的文章の翻訳すること等、思わず、「そうそう!!」と一人でうなずくこともしばしばでした。

 

毎日漠然と疑問に感じていたことや、一人で悩んでいたことのすべてが、このわずか一冊の中に書かれていたのです。工業英検にめぐりあうことができたおかげで、自己流で変に凝り固まってしまう前にテクニカルライティングの基本ルールを身につける事ができました。

 

私が日常の業務としてこなしている特許翻訳は、専門用語が多用されることはもちろんのこと、独創的で新規性のある性質のために、難解で複雑な構造の文章が頻繁に登場します。しかし、そこに記された技術自体は非常にロジカルなものです。特殊な専門用語に馴染みが無くても、独創的な技術に完全にはついていけなかったとしても、基本ルールに従って、理論的に進めれば、きちんと翻訳する事が可能となります。

 

また、私の場合、幸運にも実務として数多くの技術翻訳をこなせる環境にありますので、基礎ができてきたおかげで、技術的な思考や翻訳技術をも同時に鍛練する余裕が生まれるようになりました。

 

特に工業英検1級受験後は、行き詰まることも少なくなって、技術翻訳の仕事自体を非常に楽しく感じるようになりました。合格後は、さらに自信を持って職務を遂行できるようになり、以前よりも充実しています。

 

今後は工業英検で学んだ基本ルールを基礎にして、翻訳技術を一層磨く努力を続け、身に付けた技能を社会に役立てたいと思います。そして、私の関わった仕事が日本の経済の発展に大きく寄与することを願っています。

 

今回の受賞は、技術英語翻訳に自信を持てなかった私にとって、大きな励みとなっています。この気持ちを忘れることなく、翻訳者として、プロとしての道を目指していきたいと思います。

 

平成13年度工業英語能力検定 1級合格  中山 裕木子

 

(*一部原稿を割愛しています。)

 

高専という選択(?)


4月に入り、各大学の授業が始まりました。

 

今期は少し多くの講師業を、お引き受けしています。

 

それぞれの大学で立場があると、例えばメールアドレスの数が増えていくと、いったい自分が何者なのか、目が白黒する毎日です。

 

ユー・イングリッシュに戻り、特許翻訳に戻るとき、心が静寂を取り戻します。

 

やっぱり私にはライティング、と思う瞬間です。

 

そんな「動」(=講師)と「静」(=翻訳)を組み合わせた仕事ができるのは、そしてその二つの相乗効果で技術英語ライティング力が伸びていくのであれば、ありがたいことです。

 

”Teaching is learning.”です。今日も、いくつか学びました。

また、理系技術者の方の思考に寄り添うと、その技術について、少しでも理解が深まるような気もしています。

また、技術者の方々が、一生懸命「英語」を理解しようと努力くださる姿を見ると、私も、一生懸命「技術」を理解したい気持ちが強まります。お互いの歩み寄り、が「良い英文技術文書」を作ると思います。

 

さて、今日は少し講師業について。

 

「高専」、という教育機関について、ここしばらく、感銘を受けていることについて、書きたいと思います。

 

ここ数年、ご縁があった「高専」という教育機関。

 

高等専門学校

=「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する」ことを目的とする日本の学校。

後期中等教育段階を包含する、5年制(商船に関する学科は5年6か月)の高等教育機関と位置付けられている。一般には高専(こうせん)と略される。

ウィキペディアより

 

 

学内に足を踏み入れると、「高専という選択」、という見出しのポスターが貼られていました。

 

進路にはいろいろな選択肢があるなあ、と単純に思いながら、自分の進路にも、思いをはせていました。

 

「高専という選択」が無かった(存在も知らなかった)私にとって、高専という場所に足を踏み入れることは、大変新鮮なことでした。なお、昨年から、F高専の非常勤講師です。また、ほかの高専にも、ここ数年、お邪魔しています。

 

 

その学内の、気持ちの良いこと!

 

●廊下では、右を歩く。

●数人で歩いていても、前から人が来たら、即座に一列に。

●大人にすれ違ったら、挨拶する。

 (これをみんなが守っている、とのこと)

 

この「挨拶」、驚きました。

 

「こんにちは」

 

「こんにちは」

 

ある学生は、立ち止まって、「こんにちは」

 

 

さて、授業へ。

90分×2コマ連続

 

 

●授業中の学生達の目:

 

皆が背筋をピンと伸ばして、前を向いている。

話を聞いている。

時に目を輝かせて。

 

 

●授業中のディスカッション:

「お隣の人と一緒に、英文を検討してください」、と声をかけると、すぐに、話し始める。

各ペア、沈黙することなく、話をどんどん続ける。

 

 

●休み時間:

若者達らしい、屈託無い笑顔。青春輝くやりとり。

声「あーっ、疲れた-。英語の授業90分まじめに聞いたの、初めて」

 

 

●授業終了:

疲れた-!!!っという表情

 

 

 

こんな感じで、とても気持ちよく、授業をさせていただきました。

 

これも、先生方の、生徒さんへの温かいまなざし、愛情、日々の教育、のたまものなのでしょうね。

 

恵まれた環境で、若い頃から自分の技術開発や専門分野の勉学に没頭できる。

 

「高専」、という選択肢が、もっと広まっても、良いのかもしれません。

 

また高専での「テクニカルライティング教育」も、もっと広まると、良いなあと思います。

 

 

あともう少しだけ、工業英検


 

新しいセミナーの予定を掲載しました。

 

  • 工業英検1級 直前演習

http://www.u-english.co.jp/seminars/2015-4.html

 

今日から1ヶ月後、5月9日(土)の午後、開催予定です。

 

内容としては、2015年2月28日・3月28日に行った【工業英検1級対策講座 第1回・第2回】から、「演習部分」だけを切り出したものです。

 

例題(英訳・要約)は、先の講座とは、異なるものを使用します。

工業英検1級と2級の過去問題に加えて、適宜作成した練習問題も扱います。

 

 

本講座を開催しようと思った理由は、次の通り:

 

理由①

工業英検という試験は、私個人的には、過去問題をどんどん英訳し、要約する過程で、自分の中で、どんどん、英語を書く上での答えが、見つかっていきました。

 

並行してテクニカルライティングに関する洋書を読みあさりながら、どんどん、英訳・要約すると、目の前には、英語を書く上での、一本道が、見えてきたのです。

 

そして、実務のライティングと並行して行うと、より効果的。

実務との相乗効果が、ありありと、見えていました。

 

すぐにベストな英文を書ける訳でなくても、少なくとも、英文を書く上での迷いやストレスが減り、それによって、技術内容の理解のための下調べに割ける時間が増し、結果的には、より自信を持って、英語で表現することが、可能になりました。

 

そのようなわけで、工業英検の問題のような例文を使って、その場でのライティング演習をすることには、工業英検の受験の有無にかかわらず、意味があると、思っています。

 

工業英検を受験予定の方も、そうでない方も、普段お忙しい方も、その場で3時間と少し、限られた時間とリソースの中で頭を使って、英文を書いてみませんか。

 

「どこまで書けるか」、そして「書いた英文をどこまでブラッシュアップできるか」、にトライし、ご自身の強みは何か、弱みがあるか、弱みがあるならどのように方向転換できるか。

 

また、弱みを強化する方法のみならず、「弱みを隠し、強みを前面に押し出すことで、仕事につなげる方法」、といったことも、模索していただける時間にしたいと思っています。

 

今回は定員20名、と少し小さめの規模で行います。(18名でも、良かったかな)

 

先の講座へのご出席の有無に限らず、どなたでも、ご参加いただけます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

理由②

本講座開催のもう一つの理由は、2月、3月の1級対策講座にお越し下さった方々の、「合格まであと一歩」、を、ぐっと引き上げ、1級合格へと、自ら、導いていただくためです。

 

大変良い英文を書いておられる方が多数いらっしゃいました。英文品質のみならず、調べ物への姿勢や、勉強に費やされる時間、本気度、高い方々がいらっしゃいました。

「ああ、あと一歩!」と思われる、方々が、おられました。

 

おこがましいですが、そのような方々の英文をあと一回だけ見せていただいて、背中をあと一押し、させていただきたいと思いました。

 

開催は5月9日、工業英検1級試験日(5月31日)の3週間前です。

ほぼ完成した状態の、3週間前。

最終調整(時間短縮など)に入っていただく、3週間前です。

 

そのあたりで、あと一押し、PUSHさせていただきます。

 

演習を通じて、もしも足りない部分があれば、3週間あれば、改善可能です。

 

安定した力が保てていることが分かれば、その調子で、時間短縮と、得意分野の拡大に入っていかれると、良いと思います。

なおその場合、首位合格狙いで、高得点での1級合格を目指されると良いと思います。

(首位合格で文部大臣賞をもらうと、さらなる仕事の拡大につながります。)

 

 

また、2級をご受験予定の方も、どうぞご遠慮なくご参加ください。2級の受験者も、目指すところは1級です。

「まずは2級」、ではなく、「1級に受かるために、とりあえず練習として2級を受けておく」、というように、お考えいただくと、良いと思います。

 

 

 

●【工業英検1級 直前演習】、ホームページから、お申し込みいただけます。

http://www.u-english.co.jp/seminars/entry.html

 

 

 

*それから、同日午前には、【技術英語「極基礎」セミナー】を予定しています。

http://www.u-english.co.jp/seminars/2015-5.html

 

こちらは、名詞の単複の決め方や冠詞や数の扱い方から、動詞まわり(自他、時制・態・助動詞など)、さらには前置詞や分詞など、ダイジェストで、必須文法の理解を深めていただく講座です。短文英訳を中心に、文法の理解を深めていただきます。

 

2月と3月に開催した同講座(第1回、第2回)と同じ内容ですが、<3時間・1回>にまとめ、重要部分のみを抜粋しました。

 

先の講座に引き続き、「極基礎」も「1級」も、目指すところは同じです。

最上級レベルを目指して、一緒に、学びましょう。

 

講師:中山裕木子

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